アシュラ ORIGINAL SOUND TRACK
アシュラ ORIGINAL SOUND TRACK
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2012年9月26日 収録時間:77分 定価:2500円 レーベル:EMI Records Japan
「銭ゲバ」ジョージ秋山氏による問題作「アシュラ」。
再発行と共にCGアニメ映画化されることとなる。
音楽には池頼広氏をメインにした3人体制。
予想を超えないBGMが多く、映画そのものに責任があるように思える。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 |
1 | Fortress of Flames | 6:03 | 池頼広 | ||
2 | The Birth of… Asura | 1:41 | |||
3 | Inside the Mind | 2:15 | 住友紀人 | ||
4 | (Destiny)Enishi | 2:02 | |||
5 | Prey | 2:05 | 池頼広 | ||
6 | Cruel Encounter | 5:19 | |||
7 | Red Sky | 1:54 | 住友紀人 | ||
8 | FateFul | 2:07 | 上田益 | ||
9 | Maternal Eyes | 2:59 | |||
10 | Grace of Heaven | 1:59 | |||
11 | Transience | 0:20 | 住友紀人 | ||
12 | Rain of the Heart | 3:35 | 住友紀人、上田益 | ||
13 | Tragedy | 2:23 | 池頼広 | ||
14 | Torrent | 7:26 | |||
15 | The Heart’s Will | 1:04 | 住友紀人 | ||
16 | Depleted Love | 2:19 | 池頼広 | ||
17 | Cry of the Heart-Asura | 11:21 | |||
18 | Resting Place of the Spirit | 2:44 | 上田益 | ||
19 | 希望/Trash | 3:55 | 小南泰葉 | 西川進 | 小南泰葉 |
20 | あこがれ(KYOTO ver.) | 3:57 | 上田益 | ||
21 | 流れる雲に(KYOTO ver.) | 2:58 | |||
22 | 失意からの逃走(KYOTO ver.) | 3:39 |
「銭ゲバ」など尖った価値観の漫画を繰り出す事が作風のジョージ秋山氏。
中でも、有害指定図書とまで糾弾されたのが「アシュラ」である。
そんな作品が数十年の時を経てCGアニメ化されることとなった。
映画版のオチが完結編加筆分準拠であることは管理人の大きな不服ポイントである。
音楽は3人体制。池頼広氏、上田益氏、住友紀人氏で回している。
全体通してオーケストラだが、メインは池氏。「アシュラ」の陰の部分を作る。
上田氏はどちらかというと陽の部分。ハープや木管による穏やかな曲など。
住友氏は効果系のメロディラインがはっきりしない曲が多い印象だ。
基本的な「アシュラ」の色を作り出しているのは池氏のいつもの危機感煽るオーケストレーションである。
しかし、音楽のスケールが大きくなり過ぎていることと、池氏の弦楽による悲哀や美しさの度合いが、どうにも「アシュラ」のおぞましい時代気の空気を逆に緩和してしまっているように思える。
ラスト3曲、上田氏の曲の京都芸大録音盤からもわかるように、本作は「アシュラ」から、救い、残酷な中から生まれた美しさを取り出そうとしていることが伺える。
個人的な「アシュラ」とは旧バージョンオチであってこそなので、この表現には賛同し難い。
また、他の氏の作品と比べ、メロディ・進行が耳に残りづらい映画サウンドになりきっているため、「いつもの池氏」という印象が強まっている。他の二方のも同様だ。
そして主題歌はタイアップとしての典型的なぶち壊しであるように感じられる。
加筆版オチも相まって、鑑賞後の気持ちをすべて台無しにされた気持ちが強くなってしまった。
ブックレットにはさとうけいいち監督と主題歌の小南泰葉氏、東映の池澤良幸Pのコメントが掲載。
デザインは矢田展子氏(T&Mクリエイティブ)。
中でも、有害指定図書とまで糾弾されたのが「アシュラ」である。
そんな作品が数十年の時を経てCGアニメ化されることとなった。
映画版のオチが完結編加筆分準拠であることは管理人の大きな不服ポイントである。
音楽は3人体制。池頼広氏、上田益氏、住友紀人氏で回している。
全体通してオーケストラだが、メインは池氏。「アシュラ」の陰の部分を作る。
上田氏はどちらかというと陽の部分。ハープや木管による穏やかな曲など。
住友氏は効果系のメロディラインがはっきりしない曲が多い印象だ。
基本的な「アシュラ」の色を作り出しているのは池氏のいつもの危機感煽るオーケストレーションである。
しかし、音楽のスケールが大きくなり過ぎていることと、池氏の弦楽による悲哀や美しさの度合いが、どうにも「アシュラ」のおぞましい時代気の空気を逆に緩和してしまっているように思える。
ラスト3曲、上田氏の曲の京都芸大録音盤からもわかるように、本作は「アシュラ」から、救い、残酷な中から生まれた美しさを取り出そうとしていることが伺える。
個人的な「アシュラ」とは旧バージョンオチであってこそなので、この表現には賛同し難い。
また、他の氏の作品と比べ、メロディ・進行が耳に残りづらい映画サウンドになりきっているため、「いつもの池氏」という印象が強まっている。他の二方のも同様だ。
そして主題歌はタイアップとしての典型的なぶち壊しであるように感じられる。
加筆版オチも相まって、鑑賞後の気持ちをすべて台無しにされた気持ちが強くなってしまった。
ブックレットにはさとうけいいち監督と主題歌の小南泰葉氏、東映の池澤良幸Pのコメントが掲載。
デザインは矢田展子氏(T&Mクリエイティブ)。