Colorful オリジナル・サウンドトラック
Colorful オリジナル・サウンドトラック
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2010年8月18日 収録時間:52分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス
クレヨンしんちゃんの映画「オトナ帝国」「戦国大合戦」で名を馳せた原恵一監督が、児童文学作家・森絵都氏の小説をアニメ映画化。
音楽には怪獣音楽とヒーリングのスペシャリスト大谷幸氏を器用。
テイストはストレートな日常音楽と、「卒業式」的な音楽作り。
一曲の時間や、目を引く曲の少なさが少し目立ち、「サウンドトラック」以上になれない一枚?
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 抽選にあたりました | 1:12 | 大谷幸 | |||
2 | ぼくは小林真 | 1:42 | ||||
3 | 日暮れの不安 | 0:29 | ||||
4 | “その日”の出来事 | 2:04 | ||||
5 | ゲーム | 0:20 | ||||
6 | ゲームエンド | 0:17 | ||||
7 | 誰もいない | 2:47 | ||||
8 | 登校 | 0:35 | ||||
9 | 真の絵 | 1:34 | ||||
10 | 深いところ | 0:44 | ||||
11 | 食卓 | 1:07 | ||||
12 | やすらぎの場所 | 1:26 | ||||
13 | 不快(未使用曲) | 0:28 | ||||
14 | 好きにやってみる | 0:54 | ||||
15 | 穏やかな一瞬 | 0:44 | ||||
16 | 追跡 | 1:28 | ||||
17 | 喫茶店の中で | 1:08 | ||||
18 | 逃避行! | 1:10 | ||||
19 | じゃあね | 0:19 | ||||
20 | 母を睨む | 0:35 | ||||
21 | 唱子の哀しみ | 0:33 | ||||
22 | 他人の人生 | 1:30 | ||||
23 | 風 | 0:54 | ||||
24 | 早乙女くんと歩く | 2:12 | ||||
25 | 風-口笛ver.- | 1:04 | ||||
26 | 今がいい | 1:45 | ||||
27 | 友達と | 1:09 | ||||
28 | ひとりぼっちじゃない | 3:16 | ||||
29 | 感じる | 0:35 | ||||
30 | 真の家族 | 1:20 | ||||
31 | 手紙~拝啓 十五の君へ~ | 3:17 | アンジェラ・アキ | 大谷幸 | アンジェラ・アキ | 杉並児童合唱団 |
32 | 真っ直ぐなきもち | 3:23 | 大谷幸 | |||
33 | 仲間 | 1:53 | ||||
34 | もう迷わない | 0:34 | ||||
35 | ぼくは… | 0:16 | ||||
36 | 思い出す | 2:11 | ||||
37 | プラプラ(未使用曲) | 3:23 | ||||
38 | ただいま、サヨナラした世界 | 2:10 |
映画クレヨンしんちゃん「オトナ帝国」「戦国大合戦」にて名を馳せた原恵一監督が、森絵都氏の代表作を映像化した「Colorful」。
音楽を担当するのは「灰羽連盟」でヒーリングミュージックの才覚を見せつけた大谷幸氏。
迷える思春期の少年の心情を表現するために、ビッグネームがそろい踏みする。
実際その音楽は、全体的に平凡なピアノ、日常音楽が散見される。メインテーマのピアノメロディこそ耳に残りはするものの、少しパワーに欠ける印象が否めない。
作中での使い方や爽やかな印象から、恐らく「卒業式的音楽」という路線なのであろう、その方向性自体はうまく機能しているのだが。
ヒロイン、桑原ひろかのモチーフメロディがエレキギターで、全体の雰囲気の「普通さ」とは違う印象を与える恣意的な演出なのは面白い。
クライマックスの重要な音楽こそ、3分を超える映画的な構成がなされているが、前半の曲のほとんどが一分もない効果音的音楽。一枚のアルバムとしての完成度を少し落としてしまう原因にもなっている。
しかし、杉並児童合唱団による「手紙~拝啓 十五の君へ~」はもとより、「真っ直ぐな気持ち」「ただいま、サヨナラした世界」など、決めるべき音楽はシッカリ決まっているのは流石。
注目なのは「Ziel der Hydra(ヒュドラの標的)」。女性ソプラノとクラブアレンジを合わせた曲だ。これは「グレンラガン」の決め曲「“Libera me”from hell」を思い出させる編曲となっている。
「プラプラ」は未使用だが、この曲を効いた原監督が大谷幸氏の採用を決定したとのこと。
そしてこれに限らず、「クラウズ」の音楽は奇跡的な威力を持つ曲がいくつもあり、デジタル、ラップ、オケなどを導入した岩崎氏の一時の総決算めいたものを感じた。
山形厚仁氏による強烈なメインビジュアルがそのままジャケットに採用、文字列も決まっておりかなりショッキング。
見た人、ファンならばオススメしやすいかも?という具合のサントラ。
音楽を担当するのは「灰羽連盟」でヒーリングミュージックの才覚を見せつけた大谷幸氏。
迷える思春期の少年の心情を表現するために、ビッグネームがそろい踏みする。
実際その音楽は、全体的に平凡なピアノ、日常音楽が散見される。メインテーマのピアノメロディこそ耳に残りはするものの、少しパワーに欠ける印象が否めない。
作中での使い方や爽やかな印象から、恐らく「卒業式的音楽」という路線なのであろう、その方向性自体はうまく機能しているのだが。
ヒロイン、桑原ひろかのモチーフメロディがエレキギターで、全体の雰囲気の「普通さ」とは違う印象を与える恣意的な演出なのは面白い。
クライマックスの重要な音楽こそ、3分を超える映画的な構成がなされているが、前半の曲のほとんどが一分もない効果音的音楽。一枚のアルバムとしての完成度を少し落としてしまう原因にもなっている。
しかし、杉並児童合唱団による「手紙~拝啓 十五の君へ~」はもとより、「真っ直ぐな気持ち」「ただいま、サヨナラした世界」など、決めるべき音楽はシッカリ決まっているのは流石。
注目なのは「Ziel der Hydra(ヒュドラの標的)」。女性ソプラノとクラブアレンジを合わせた曲だ。これは「グレンラガン」の決め曲「“Libera me”from hell」を思い出させる編曲となっている。
「プラプラ」は未使用だが、この曲を効いた原監督が大谷幸氏の採用を決定したとのこと。
そしてこれに限らず、「クラウズ」の音楽は奇跡的な威力を持つ曲がいくつもあり、デジタル、ラップ、オケなどを導入した岩崎氏の一時の総決算めいたものを感じた。
山形厚仁氏による強烈なメインビジュアルがそのままジャケットに採用、文字列も決まっておりかなりショッキング。
見た人、ファンならばオススメしやすいかも?という具合のサントラ。