DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 劇伴
DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 劇伴
オススメ度 ★★★★★
発売:2007年7月25日 収録時間:54分 定価:2940円 レーベル:アニプレックス
菅野よう子ジャズが数年ぶりにアニメに帰ってきた。
ボンズ製作、岡村天斎監督による「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」のサウンドトラック。
TIM JENSEN、山根麻衣とビバップお馴染みの顔ぶれも。
肩の力が入りすぎず、クールに決まったジャズ。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | GO Dark | 3:14 | 菅野よう子 | |||
2 | HOWLING-TV size ver. | 1:29 | 柴崎浩 | abingdon boys school | 西川貴教 |
abingdon boys school
|
3 | ハイヒールラナウェイ | 3:29 | 菅野よう子 | |||
4 | Tenderly | 2:20 | ||||
5 | シド | 2:05 | ||||
6 | Was | 4:09 | ||||
7 | Outside | 2:36 | ||||
8 | No One’s Home | 2:44 | TIM JENSEN | 山根麻衣 | ||
9 | Guy | 2:03 | ||||
10 | ScatCat | 2:13 | ||||
11 | ケイヤクシャ | 3:35 | ||||
12 | Shadow | 2:46 | ||||
13 | クロ | 3:39 | ||||
14 | Deadly Work | 3:36 | James Wendt | |||
15 | テンタイカンソク | 0:46 | ||||
16 | BlueCat | 3:08 | ||||
17 | ツキアカリ-TV size ver. | 1:32 | Rie fu | 上田禎、Rie fu | Rie fu | |
18 | Water Forest | 2:12 | 菅野よう子 | |||
19 | Blend in | 3:15 | James Wendt | |||
20 | インのピアノ | 3:11 |
BONES製作、岡村天斎監督作品「DARKER THAN BLACK-黒の契約者-」のサウンドトラックである「劇伴」
実写作品のサウンドトラックではしばしばお目にかかれたが、菅野よう子氏によるアニメサントラでのジャズはかなり久しいことだった。
ちなみに「シートベルツ」ではない。「シートベルツ」はビバップのために存在する「架空のバンド」なので。しかし今堀恒雄やバカボン鈴木など、いつものメンバーは健在。
基本的にはビバップの時よりも少し小さめの規模でのブラス・ピアノをメインにしたジャズが展開されている。1曲目から「GO Dark」は低音をバリバリに効かせたベースで攻めてくる。
「ハイヒールラナウェイ」「Tenderly」もシティ感漂うオーソドックスなジャズナンバー。これを日常曲にすることで、世界観が演出される。
「No One’s Home」も恐らくビバップ劇場版以来の菅野よう子×山根麻衣かと思われる。ピアノの効いたバラードソングで、山根麻衣の高音がうまく生かされた良曲。
「Scat Cat」は山根麻衣によるスキャットと小ネタに刻まれるベースが混ざり合うハードボイルドな曲。
「ケイヤクシャ」が恐らくバトル的にも、サウンド的にも一番気持ちの良いナンバー。小気味よいドラムとクールに低いブラスが、ダークなバトルを表現しているし、何よりも爽快感をアルバム単位で与えてくる。
実写版「ハチクロ」などで歌ったJames Wendtは、ジャズとは少し離れピーキーなギターを鳴らすロックとテクノポップが2曲。
全体的にうまく決まったジャズサウンドなのだが、あまりに未収録の曲が多いことが気になる。
そもそも菅野よう子氏の2クールアニメサウンドが一枚に収まるわけがない。
5話冒頭の曲や、終盤のメロディアスなサウンドなどはほとんど収録されていない。
実際、BD-BOX特典で未収録サントラが出た。
ジャケットイラストは小森高博、デザインはTsuyoshi Kusano。
実写作品のサウンドトラックではしばしばお目にかかれたが、菅野よう子氏によるアニメサントラでのジャズはかなり久しいことだった。
ちなみに「シートベルツ」ではない。「シートベルツ」はビバップのために存在する「架空のバンド」なので。しかし今堀恒雄やバカボン鈴木など、いつものメンバーは健在。
基本的にはビバップの時よりも少し小さめの規模でのブラス・ピアノをメインにしたジャズが展開されている。1曲目から「GO Dark」は低音をバリバリに効かせたベースで攻めてくる。
「ハイヒールラナウェイ」「Tenderly」もシティ感漂うオーソドックスなジャズナンバー。これを日常曲にすることで、世界観が演出される。
「No One’s Home」も恐らくビバップ劇場版以来の菅野よう子×山根麻衣かと思われる。ピアノの効いたバラードソングで、山根麻衣の高音がうまく生かされた良曲。
「Scat Cat」は山根麻衣によるスキャットと小ネタに刻まれるベースが混ざり合うハードボイルドな曲。
「ケイヤクシャ」が恐らくバトル的にも、サウンド的にも一番気持ちの良いナンバー。小気味よいドラムとクールに低いブラスが、ダークなバトルを表現しているし、何よりも爽快感をアルバム単位で与えてくる。
実写版「ハチクロ」などで歌ったJames Wendtは、ジャズとは少し離れピーキーなギターを鳴らすロックとテクノポップが2曲。
全体的にうまく決まったジャズサウンドなのだが、あまりに未収録の曲が多いことが気になる。
そもそも菅野よう子氏の2クールアニメサウンドが一枚に収まるわけがない。
5話冒頭の曲や、終盤のメロディアスなサウンドなどはほとんど収録されていない。
実際、BD-BOX特典で未収録サントラが出た。
ジャケットイラストは小森高博、デザインはTsuyoshi Kusano。
[…] 嗚呼、何とおぞましきかな、BOX特典! 原盤「劇伴」のレビューで散々嘆いていた未収録BGMは、確かに収録された。 しかし、その内容とはなんとBlue-Ray BOX特典!5.1chサラウンドとはいえ、これはかなりキツイ話である。 何よりもとんでもないのは、原盤に収録されてる曲と被っている上に、原盤の曲も全部は収録していないというところ。 勿論、「黒の契約者」の音楽であるからして、その未収録曲のクオリティもお墨付きなのであるが、その新曲分たるや40分。 しかも、未収録になっただけあって、少し地味な印象も伺える。 「EPR」「Total Eclipse」「スーパー黒」などはクールな進行が決まって良曲となっているが…… どうも「これに為に、BOXを買え!!」とはとても言えない一品。 特典にしても、せめて単巻特典ということはできなかったのだろうか。 […]