IXION SAGA DT CHERRY BEST of DT

IXION SAGA DT CHERRY BEST of DT

オススメ度 ★★★★★

発売:2013年2月27日 収録時間:56分 定価:2415円 レーベル:ポニーキャニオン



オンライゲーム「イクシオン サーガ」を原作にしたメディアミックス。
アニメ化に際し高松信司監督と大和屋暁脚本を起用したら大変なことになった。
一枚目のキャラソンはとにかく悪ふざけ地獄。歌詞が下品の宝石箱である。
それに対しサウンドトラックは存外きちんと生音でやってて余計に笑いを誘う。


No.Disc 1 曲名時間作・編曲作詞
1DT音頭3:26ebaやしきんDT御一行(火風紺(江口拓也)、セングレン(中井和哉)、
マリアン(福山潤)、ヒメ(三上枝織)、ペット(細谷佳正))
2どっちつかずのダイナマイト3:49藤間仁大和屋暁マリアン(福山潤)
3ニャーミー3:17藤田淳平セングレン(中井和哉)
4絶対服従1:37ヒメ(三上枝織)
5獣の歌3:47藤間仁ペット(細谷佳正)
6DT4:07藤田淳平火風紺(江口拓也)
No.Disc 2 曲名時間作・編曲
1Theme of IXION SAGA DT1:42藤田淳平
2DT 次元を超えてきた者1:28
3Princess of Fantasy1:27藤間仁
4鋼鉄の男1:58藤田淳平
5ハーフ&ハーフ1:30藤間仁
6お前はペット1:38藤田淳平
7「いや、だからさ……」1:27藤間仁
8旅の途中1:29藤田淳平
9Bridge A0:11
10のんびり、だらり1:44藤間仁
11かわいいお願いごと1:27
12木漏れ日2:00藤田淳平
13遠いあの日1:43藤間仁
14Bridge B0:16藤田淳平
15DT☆Rock1:27藤間仁
16新しい風1:23
17出会いと別れ2:11
18ボケて1:22
19どうする!?1:22
20珍道中1:35藤田淳平
21とりあえず、OK?1:42
22おいかけっこ1:26藤間仁
23形勢逆転!!1:33藤田淳平
24君とずっと1:36藤間仁
 オンラインゲーム「イクシオン サーガ」のメディアミックスの一つとしてのアニメ化。
 紹介のままに高松信司監督と大和屋暁脚本という銀魂で悪名を馳せる二人を起用した結果、原作とは別物になるどころかズタズタに切り裂かれ細切れになっているという有様に。
 
 そんな下ネタアニメ「DT」の音楽担当はElements Gardenから二人。藤田淳平氏と藤間仁氏である。
 一枚目のキャラソンも殆どを二人で担当している。ちなみに作詞も殆ど大和屋暁氏なので最悪だ。
 キャラソンはとにかく悪ふざけの一言で、ひたすらに下品の一言である。それは上記の曲目から歌詞ページに飛んべばお分かりいただけるだろう。
 ヒメのデスメタル系の伴奏は何となく聞いていて楽しかったので1分半は惜しいな、とも。
 
 それに対してインストは意外にも音の手抜きなしで出来上がっている。
 打ち込みなどでのお茶濁しは殆どなく、生音でのブラスやギター、ストリングスなどが展開。
 多少ドタバタコメディ的な側面のあるトラックも多いが、きちんと爽やかな冒険音楽を成立させていて驚いてしまう。
 藤間氏と藤田氏で役割が明確に分かれている訳ではなく、全体に統一感を持たせる編曲。
 しかも編曲・演奏自体にもお茶濁しのようなものがないのが妙に格好良くて余計に面白い。
 キャラソンがキャラソンだけにそのギャップで笑ってしまう。
 しかし曲単位の短さと、キャラソン分でインストが削れている分は否めない。
 まぁ、本作の購入は大体がキャラソン目当てだとは思われるが……。
 
 なんやかんやで無駄な魅力にあふれた一枚。ジャケからは想像できない位きちんとしている。
 ファン以外にもキャラソンはアホにしか聴こえないし、インストはイージーリスニングになっているだろう。
 ほんとは星四つくらいのところかもしれないが、勢いが良すぎるので勢いで五つにしてみる。
 ジャケットイラストは竹内信二氏。デザインは平島一也氏(studio bug)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です