鋼鉄神ジーグ オリジナルサウンドトラック
鋼鉄神ジーグ オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2007年6月27日 収録時間:56分 定価:3086円 レーベル:ランティス
ダイナミックプロが生んだトンデモロボット漫画の一角「鋼鉄ジーグ」。
その漫画版の続編というややこしい立ち位置で生まれた新作が「鋼鉄神ジーグ」である。
川越淳監督とダイナミックという組み合わせに間違いはなく、
平野義久氏の派手な音使いが内容や画面に対して負ける時すらある凄まじい作品。
| No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
| 1 | STORMBRINGER(TV ver.) | 1:33 | 影山ヒロノブ | TRY FORCE | 影山ヒロノブ | JAM Project |
| 2 | 鋼鉄神ジーグ | 2:17 | 平野義久 | |||
| 3 | 豪猛の士魂 | 1:50 | ||||
| 4 | ビルドアップ | 2:45 | ||||
| 5 | ゾーン | 1:26 | ||||
| 6 | 妃魅禍 | 1:50 | ||||
| 7 | 雷鋼馬 | 2:21 | ||||
| 8 | 遊撃戦 | 2:12 | ||||
| 9 | ハニワ幻人 | 2:00 | ||||
| 10 | ビルドベースにて | 1:11 | ||||
| 11 | 仲間たち | 1:41 | ||||
| 12 | つばき | 1:40 | ||||
| 13 | 平和を告ぐもの | 1:54 | ||||
| 14 | 幻夢の彼方 | 1:47 | ||||
| 15 | 迫り来る怪異 | 1:50 | ||||
| 16 | 超克への途 | 1:16 | ||||
| 17 | ガチンコ | 1:40 | ||||
| 18 | 夢の跡 | 1:52 | ||||
| 19 | つばき~其の弐 | 1:56 | ||||
| 20 | 悄愴 | 1:41 | ||||
| 21 | 奸邪 | 1:28 | ||||
| 22 | 酣戦 | 1:34 | ||||
| 23 | 侵襲 | 2:02 | ||||
| 24 | 奇幻の奸賊 | 1:27 | ||||
| 25 | 胸・むね…ムネ☆ | 1:10 | ||||
| 26 | つばき~其の参 | 1:43 | ||||
| 27 | 敗余の風 | 1:33 | ||||
| 28 | 司馬 遷次郎 | 1:18 | ||||
| 29 | 夜 | 1:52 | ||||
| 30 | 見えざる地へ | 1:40 | ||||
| 31 | 鋼鉄神ジーグ~ピアノ・ソロ | 2:01 | ||||
| 32 | HEAVEN(TV ver.) | 1:35 | 飯塚昌明 | 谷山紀章 | GRANRODEO | |
磁力でロボットのパーツが合体する磁石の力を過信しすぎなダイナミックのトンデモアニメ「鋼鉄ジーグ」。
安田達也氏による漫画版の50年後という設定で作られた新作が「鋼鉄神ジーグ」である。
エロコメ描写等もも永井豪オマージュに溢れており、川越淳監督とダイナミックのコラボは無敵だと再認識した作品。
音楽は平野義久氏。平野氏の音楽という事で7割がたオーケストラで構成されている。
そういった楽器や派手さが平野氏の売りであるが、普段の氏の弱点はそれがいまいち画面と合致しない所にあった。
しかし平野氏の編曲に対して一切画面負けしないのがダイナミック作品の恐ろしさである。
それを象徴するのが「悄愴」。ピアノで始まるオペラや舞台音楽かのように大仰な哀切を演出する曲なのだが、普通のアニメだったらこれがミスマッチとなりギャグシーンにすらなってしまうのだが、「鋼鉄神ジーグ」ではそうはならない。
むしろこれがちょうどいい塩梅の曲調となり宙と美和の再会を名シーンへと昇華させた。
それに対して、ロボットアニメ的なヒロイックフレーズの押しの弱さは少々問題か。
「鋼鉄神ジーグ」がメインテーマ扱いで各所にフレーズが散りばめられているのだが、 どうもメロディライン自体の派手さが足りない印象があり、「ジーグ」の音楽ってどういうメロディだろう、と言われた時に思い出すのが難しくなる。
「チェンゲ」のようなパワフルなメロディラインがあったならばもっと昇華されてたのであろうが、惜しい処である。
しかし派手ながらも聴きやすい(劇判的とも言えるが)オケが50分ガッツリ聞けるのは案外貴重。
WOWWOWのマイナーアニメとはいえ作品自体が隠れた逸品なので、本編を見て気に入ったら手に入れても損は無い。
イラストは菊池晃氏と坂本信人氏。デザインはOverDriveDesign。
安田達也氏による漫画版の50年後という設定で作られた新作が「鋼鉄神ジーグ」である。
エロコメ描写等もも永井豪オマージュに溢れており、川越淳監督とダイナミックのコラボは無敵だと再認識した作品。
音楽は平野義久氏。平野氏の音楽という事で7割がたオーケストラで構成されている。
そういった楽器や派手さが平野氏の売りであるが、普段の氏の弱点はそれがいまいち画面と合致しない所にあった。
しかし平野氏の編曲に対して一切画面負けしないのがダイナミック作品の恐ろしさである。
それを象徴するのが「悄愴」。ピアノで始まるオペラや舞台音楽かのように大仰な哀切を演出する曲なのだが、普通のアニメだったらこれがミスマッチとなりギャグシーンにすらなってしまうのだが、「鋼鉄神ジーグ」ではそうはならない。
むしろこれがちょうどいい塩梅の曲調となり宙と美和の再会を名シーンへと昇華させた。
それに対して、ロボットアニメ的なヒロイックフレーズの押しの弱さは少々問題か。
「鋼鉄神ジーグ」がメインテーマ扱いで各所にフレーズが散りばめられているのだが、 どうもメロディライン自体の派手さが足りない印象があり、「ジーグ」の音楽ってどういうメロディだろう、と言われた時に思い出すのが難しくなる。
「チェンゲ」のようなパワフルなメロディラインがあったならばもっと昇華されてたのであろうが、惜しい処である。
しかし派手ながらも聴きやすい(劇判的とも言えるが)オケが50分ガッツリ聞けるのは案外貴重。
WOWWOWのマイナーアニメとはいえ作品自体が隠れた逸品なので、本編を見て気に入ったら手に入れても損は無い。
イラストは菊池晃氏と坂本信人氏。デザインはOverDriveDesign。

