MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK Ⅱ
MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK Ⅱ
オススメ度 ★★★★★
発売:1995年7月21日(2013年6月21日再販) 収録時間:49分 定価:2625円 レーベル:ビクターエンタテインメント(再販はflying DOG)
OVA「マクロスプラス」のサウンドトラック第二弾。
前回のオーケストラメインの構成とは打って変わり、今回は少数編成や電子音が前へ出てくる雰囲気。
菅野よう子氏の密かに持つとっつきにくさの部分の塊のようになっており、そこは好みか。
しかしそれでも聞き入らせるエネルギーを持たせている。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Idol talk | 5:39 | 菅野よう子 | Gabriela Robin、新居昭乃 | 新居昭乃 |
2 | Jade | 3:28 | |||
3 | Nomad soul | 2:58 | |||
4 | Welcome to Sparefish | 2:52 | |||
5 | Go Ri A Te | 3:55 | |||
6 | Let’s News | 0:26 | |||
7 | Pulse | 5:22 | Gabriela Robin | ウヨンタナ、兵藤まこ | |
8 | 3cm | 4:16 | |||
9 | Voices[Acoustic Version] | 4:12 | 覚和歌子 | 新居昭乃 | |
10 | Pu Qua O | 3:21 | |||
11 | Sweet feather | 2:18 | |||
12 | A sai en | 1:21 | Gabriela Robin | Raiche Coutev Sisters | |
13 | Bad dog | 3:55 | |||
14 | Child MYUNG | 3:07 | |||
15 | Coma | 2:39 |
OVA「マクロスプラス」のサウンドトラック第二弾。引き続き菅野よう子氏の作曲。
前作は全篇通してオーケストラで一貫していたが、今作は路線をかなり変更。
室内音楽やエスノ、電子音楽やHIPHOPなどがメインのアルバムとなり、ガラリと趣が変わっている。
「Idol talk」「Pulse」「A sai en」など、例によってシャロン・アップル関連の曲が非常にパンチが強い。
「A sai en」の、声楽による暴走する電子頭脳の邪悪さのアピールは、「AKIRA」にも似たアプローチで実に妖艶。
ただどの曲もヴァーチャル・アイドルの神秘性を損なっていないのがまた素晴らしい。
インスト曲は菅野氏のライトさとえげつなさの二極が押し出されている印象。
「Welcome to Sparefish」は明らかに後の「ビバップ」に通ずるギター使いだ。
「Nomad soul」や、前作収録「more than 3cm」のアレンジ「3cm」のサックスもそうだろう。
こういった素直な室内音楽に関しては非常に聞きやすく、前作と同じマイルドさを持つ。
対して神秘を通り越していっそ奇妙なエスニックさを醸し出す「Go Ri A Te」、強烈なボイパ多重録音の「Bad dog」などは、人によっては拒否反応も出てしまうのではないか。
そう思える程極端なマニアックさが突然現れるので、多少困惑するかもしれない。
断じて曲の出来が悪いなんてことはないのだが、こればかりは好みである。
私見では、前作よりも本編中で印象に残った曲が多く収録されているように感じる。
やはり戦闘シーン、航空シーンで多用してしまうが故に、音が微妙に消えてしまうのかも?
それでも残ってる曲は耳からついて離れないのだが。
微妙にマニアックさがついて回るけれど、それを受け入れさせてしまう勢いを持つアルバム。
アルバムコンセプトが前作としっかり分けられているので、好みで聞き分けられるとても良い構成。
菅野氏のセンスを垣間見れる、楽しい一作。デザインはNAGAISHI OFFICE。
前作は全篇通してオーケストラで一貫していたが、今作は路線をかなり変更。
室内音楽やエスノ、電子音楽やHIPHOPなどがメインのアルバムとなり、ガラリと趣が変わっている。
「Idol talk」「Pulse」「A sai en」など、例によってシャロン・アップル関連の曲が非常にパンチが強い。
「A sai en」の、声楽による暴走する電子頭脳の邪悪さのアピールは、「AKIRA」にも似たアプローチで実に妖艶。
ただどの曲もヴァーチャル・アイドルの神秘性を損なっていないのがまた素晴らしい。
インスト曲は菅野氏のライトさとえげつなさの二極が押し出されている印象。
「Welcome to Sparefish」は明らかに後の「ビバップ」に通ずるギター使いだ。
「Nomad soul」や、前作収録「more than 3cm」のアレンジ「3cm」のサックスもそうだろう。
こういった素直な室内音楽に関しては非常に聞きやすく、前作と同じマイルドさを持つ。
対して神秘を通り越していっそ奇妙なエスニックさを醸し出す「Go Ri A Te」、強烈なボイパ多重録音の「Bad dog」などは、人によっては拒否反応も出てしまうのではないか。
そう思える程極端なマニアックさが突然現れるので、多少困惑するかもしれない。
断じて曲の出来が悪いなんてことはないのだが、こればかりは好みである。
私見では、前作よりも本編中で印象に残った曲が多く収録されているように感じる。
やはり戦闘シーン、航空シーンで多用してしまうが故に、音が微妙に消えてしまうのかも?
それでも残ってる曲は耳からついて離れないのだが。
微妙にマニアックさがついて回るけれど、それを受け入れさせてしまう勢いを持つアルバム。
アルバムコンセプトが前作としっかり分けられているので、好みで聞き分けられるとても良い構成。
菅野氏のセンスを垣間見れる、楽しい一作。デザインはNAGAISHI OFFICE。