ナジカ電撃作戦 オリジナル・サウンドトラック
ナジカ電撃作戦 オリジナル・サウンドトラック
オススメ度 ★★★★★
発売:2001年11月21日 収録時間:56分 定価:3150円 レーベル:日本コロムビア
スタジオ・ファンタジアの初TVアニメ「ナジカ電撃作戦」。
ほぼ007シリーズのお色気パロディで仕上がっており、凄い頻度でパンチラが見れる。
音楽は国内ジャズバンド・スペクトラムのトランぺッター・兼崎順一氏。
アニメサントラ・ジャズにおいても珍しい「ザ・国産ジャズ」がたまらない逸品。
No | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | NAJICA (TV size) | 1:35 | 兼崎順一 | |||
2 | FUNKY STOPPIN’ | 3:54 | ||||
3 | TOMMY & COONIE | 3:46 | ||||
4 | URBAN SUNRISE | 4:10 | ||||
5 | THE JUSTICE | 4:50 | ||||
6 | TENDERLY WIND | 4:32 | ||||
7 | WHAT’S TIME?! | 5:30 | ||||
8 | OYASUMI | 3:48 | ||||
9 | NAJICA | 3:29 | ||||
10 | SHE WAS A LONELY PRAYER… BUT SHE WAS… | 6:30 | ||||
11 | BLOW TONE | 4:34 | ||||
12 | NAJICA~TypeB | 5:37 | ||||
13 | BODY & MIND | 4:12 | 織川浩司 | mondeskit | 夏野芹子 | 原田菜都実 |
「新くりぃむれもん」や「AIKa」、「青空少女隊」など、独特なOVAに関わることが多かったアニメ制作スタジオ、スタジオ・ファンタジアの初TVアニメーション、それが「ナジカ電撃作戦」である。
内容としてはとにかく女性版007式スパイアクション。そしてとにかくアクションの合間にパンチラをすることに終始しているアニメ。
監督の西島克彦氏は今作後もアダルトアニメーションに携わることが多いが、TVアニメの監督としては本作のみとなる。
音楽担当は80年前後に活躍した伝説的ジャズ・ブラスロックバンドのスペクトラムでトランペットを吹いていた「ドンペイ」こと兼崎順一氏。
演奏の「江古田勉強会」通称エコベンはスペクトラムのホーンセクションメンバーや江古田近郊でライブハウスに集まっていたジャズミュージシャンたちで構成されており、この名前でライブ活動も行っている。
90年台~ゼロ年台初頭あたりは「ラブひな」など、アニメ劇判に関わることの多かった兼崎氏であるが、本作サントラは氏の劇判においてもトップクラスの仕上がりと言っていいだろう。
007式スパイアクションをモチーフにする以上、音楽としてはジャズであることを避けられない訳であるが、ジャズアニメの金字塔「カウボーイビバップ」よりさらに一世代遡る作風の大重量ビッグバンド・ジャズであることが何よりの魅力。
インストOPである「NAJICA」はまさにその代名詞と言えよう。一枚のサントラの中でここまで純前たる7~80年台ジャズで統一されたものは中々聞けるものではない。
「THE JUSTICE」などで目立つバタ臭さすら感じる演奏は人によっては気になる人もいるかもしれないが、このあたりもまた「味」である。
一曲平均の長さも3分を優に超えていることもかなりの好印象で、豊かな展開を備えた一曲一曲の完成度の高さがBGMとして貢献している。
原田菜都実氏によるED曲「BODY&MIND」もまた名曲である。
女性スパイとお色気がコンセプトの作品であるからには、低くクールな女性ボーカルのジャズチューンは大正解で、「NAJICA」で飾るOPとこのEDでの締めにより、どんなに内容がトンチキでも妙な満足感が発生する。
ちなみに編曲の「mondeskit」とは、作曲の織田氏が参加している98年結成のジャズバンドである。
「ナジカ電撃作戦」は知る人ぞ知るアニメだけに、知っている人はサントラも良いものであることはご存じだろう。
知らない人に勧めるにはあまりにもパンチラが過ぎるので不況が難しいが、このサントラだけを勧めることはできる。
2枚あるうちの本作はビッグバンド曲のみで構成されているだけに、この一枚の完成度はより際立つところである。
内容としてはとにかく女性版007式スパイアクション。そしてとにかくアクションの合間にパンチラをすることに終始しているアニメ。
監督の西島克彦氏は今作後もアダルトアニメーションに携わることが多いが、TVアニメの監督としては本作のみとなる。
音楽担当は80年前後に活躍した伝説的ジャズ・ブラスロックバンドのスペクトラムでトランペットを吹いていた「ドンペイ」こと兼崎順一氏。
演奏の「江古田勉強会」通称エコベンはスペクトラムのホーンセクションメンバーや江古田近郊でライブハウスに集まっていたジャズミュージシャンたちで構成されており、この名前でライブ活動も行っている。
90年台~ゼロ年台初頭あたりは「ラブひな」など、アニメ劇判に関わることの多かった兼崎氏であるが、本作サントラは氏の劇判においてもトップクラスの仕上がりと言っていいだろう。
007式スパイアクションをモチーフにする以上、音楽としてはジャズであることを避けられない訳であるが、ジャズアニメの金字塔「カウボーイビバップ」よりさらに一世代遡る作風の大重量ビッグバンド・ジャズであることが何よりの魅力。
インストOPである「NAJICA」はまさにその代名詞と言えよう。一枚のサントラの中でここまで純前たる7~80年台ジャズで統一されたものは中々聞けるものではない。
「THE JUSTICE」などで目立つバタ臭さすら感じる演奏は人によっては気になる人もいるかもしれないが、このあたりもまた「味」である。
一曲平均の長さも3分を優に超えていることもかなりの好印象で、豊かな展開を備えた一曲一曲の完成度の高さがBGMとして貢献している。
原田菜都実氏によるED曲「BODY&MIND」もまた名曲である。
女性スパイとお色気がコンセプトの作品であるからには、低くクールな女性ボーカルのジャズチューンは大正解で、「NAJICA」で飾るOPとこのEDでの締めにより、どんなに内容がトンチキでも妙な満足感が発生する。
ちなみに編曲の「mondeskit」とは、作曲の織田氏が参加している98年結成のジャズバンドである。
「ナジカ電撃作戦」は知る人ぞ知るアニメだけに、知っている人はサントラも良いものであることはご存じだろう。
知らない人に勧めるにはあまりにもパンチラが過ぎるので不況が難しいが、このサントラだけを勧めることはできる。
2枚あるうちの本作はビッグバンド曲のみで構成されているだけに、この一枚の完成度はより際立つところである。