戦闘妖精雪風 オリジナルサウンドトラック1
戦闘妖精雪風 オリジナルサウンドトラック1
オススメ度 ★★★★★
発売:2002年9月21日 収録時間:49分 定価:3045円 レーベル:ビクターエンタテインメント
GONZOがかなり元気だった頃のOVA「戦闘妖精雪風」。
自慢のCGによる空戦描写は「マクロスゼロ」以前のものとしては白眉。
塩野道玄氏と三柴理氏によるユニット「THE 蟹」によるBGMが大変優秀で、
ゼロ年代OVAのサントラの中でも屈指の完成度と言っても過言ではない。
No | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 |
1 | リン・ジャクスン | 3:43 | 三柴理、塩野道玄 | THE 蟹 |
2 | 零のテーマ~Prologue | 0:38 | Clara | |
3 | 零のテーマ | 2:51 | Clara | |
4 | アンテナの森 | 4:06 | 塩野道玄 | |
5 | Suspicion | 3:27 | 三柴理、Clara | |
6 | Light Trap | 3:59 | 三柴理、塩野道玄 | |
7 | 零のテーマ~雑踏の中で | 3:03 | Clara | |
8 | 深く沈む | 3:45 | 三柴理 | |
9 | Adrenalin | 3:28 | 塩野道玄 | |
10 | 糸 | 4:36 | 三柴理、塩野道玄 | |
11 | 独白と激励 | 3:14 | 三柴理 | |
12 | 森の妖精 | 2:56 | 三柴理 | |
13 | Ready to Fight | 2:41 | 塩野道玄 | |
14 | 零のテーマ~Piano Ballad | 3:15 | Clara | |
15 | Tail Spin | 3:27 | 塩野道玄 |
2002年から2005年にかけて発売されたGONZO製作のOVA「戦闘妖精雪風」。
原作は国内SF作家の重鎮・神林長平によるもので、待望のアニメ化だった。
当時のGONZOは「ガメラ3」や「ラストエグザイル」を経てCGを全面に押し出す方向に舵を切っており、「雪風」の空戦シーンもCGにより意欲的に演出された。
現在の感覚で見ればもったりした部分もあるが、「マクロスゼロ」以前のCG空戦描写としてはトップクラスと言っていいだろう。
劇判担当は音楽ユニット「THE 蟹」。
ベーシスト、塩野道玄氏と「筋肉少女帯」のピアニストでありながらクラシックも嗜むことで知られる三柴理氏のコンビである。
ちなみに、実際の作曲には三柴氏とTHE 金鶴で組むキーボード・Clara氏も参加している。
更に言えばTHE 金鶴を劇判に起用した「BLUE DROP」は今作の監督である大倉雅彦氏による監督作品というのもミソである。
作風としては、各々の楽器を存分に生かしたプログレッシブな音楽を繰り出す。
「リン・ジャクスン」はまさにそれが形になったような1曲で、ビリビリと重くかき鳴らされるベースラインと、哀愁漂うクリアなピアノが合体した、世界観説明に流すには最高級の名曲である。
ピアノによるメロディラインで突き進んでいく「零のテーマ」も印象的で、とにかく打ち込みを基盤としてベースとピアノが大暴れしていくアルバムとなっている。
暴力的な曲以外でも「Light Trap」など、同じ楽器構成でも全く印象が異なる神秘的なトラックもあり、統一感とバラエティ力のバランス感覚や満足度が非常に高いのが素晴らしい。
ちなみにOP曲である「Engage」およびムッシュかまやつによるED「RTB」は本アルバムには未収録なので注意されたし。
50分という若干の短い尺にも拘らず、一曲ごとの満足感が最高級のサントラである。
2022年現在5000円越えのプレミアがついているが、レンタルなりで探すのも金を出すにしても価値のある一枚と言える。
聴ける機会があるのならば、ぜひ聞いていただきたい名盤なので、OVAを見てそのBGMの出来を確かめよう(なお配信はあまりしてくれない)。
原作は国内SF作家の重鎮・神林長平によるもので、待望のアニメ化だった。
当時のGONZOは「ガメラ3」や「ラストエグザイル」を経てCGを全面に押し出す方向に舵を切っており、「雪風」の空戦シーンもCGにより意欲的に演出された。
現在の感覚で見ればもったりした部分もあるが、「マクロスゼロ」以前のCG空戦描写としてはトップクラスと言っていいだろう。
劇判担当は音楽ユニット「THE 蟹」。
ベーシスト、塩野道玄氏と「筋肉少女帯」のピアニストでありながらクラシックも嗜むことで知られる三柴理氏のコンビである。
ちなみに、実際の作曲には三柴氏とTHE 金鶴で組むキーボード・Clara氏も参加している。
更に言えばTHE 金鶴を劇判に起用した「BLUE DROP」は今作の監督である大倉雅彦氏による監督作品というのもミソである。
作風としては、各々の楽器を存分に生かしたプログレッシブな音楽を繰り出す。
「リン・ジャクスン」はまさにそれが形になったような1曲で、ビリビリと重くかき鳴らされるベースラインと、哀愁漂うクリアなピアノが合体した、世界観説明に流すには最高級の名曲である。
ピアノによるメロディラインで突き進んでいく「零のテーマ」も印象的で、とにかく打ち込みを基盤としてベースとピアノが大暴れしていくアルバムとなっている。
暴力的な曲以外でも「Light Trap」など、同じ楽器構成でも全く印象が異なる神秘的なトラックもあり、統一感とバラエティ力のバランス感覚や満足度が非常に高いのが素晴らしい。
ちなみにOP曲である「Engage」およびムッシュかまやつによるED「RTB」は本アルバムには未収録なので注意されたし。
50分という若干の短い尺にも拘らず、一曲ごとの満足感が最高級のサントラである。
2022年現在5000円越えのプレミアがついているが、レンタルなりで探すのも金を出すにしても価値のある一枚と言える。
聴ける機会があるのならば、ぜひ聞いていただきたい名盤なので、OVAを見てそのBGMの出来を確かめよう(なお配信はあまりしてくれない)。