SORA Kake GIRL ORIGINAL SOUNDTRACK Vol.1 LEOPARD
SORA Kake GIRL ORIGINAL SOUNDTRACK Vol.1 LEOPARD
オススメ度 ★★★★★
発売:2009年3月25日 収録時間:66分 定価:3000円 レーベル:ランティス
ゼロ年代最後の古き良きサンライズSFアニメ「宇宙をかける少女」。
「舞-HIME」や「XENOGLOSSIA」の系譜を継ぐ第8スタジオの作品である。
本作の音楽は何と70年代プログレテイストで統一されており、
およそアニメサントラとは思えない一時間が仕上がっている。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | MAJESTIC OVERTURE with JAM Project | 3:29 | 須藤賢一 | ||
2 | IRON WITCH | 2:32 | |||
3 | EX-QT | 2:19 | |||
4 | NELVAL | 6:46 | |||
5 | UNIVERSE | 3:04 | |||
6 | STARLIGHT | 2:12 | |||
7 | KIRKWOOD | 2:08 | |||
8 | BUDDY BUDDY | 2:43 | |||
9 | BROADWAY | 2:19 | |||
10 | EXCITING LIONET | 2:04 | 菊谷知樹 | ||
11 | SURRE ACADEMY | 2:06 | |||
12 | CARNICAL CARNICAL! | 1:53 | |||
13 | MIDNIGHT CRUISING | 2:58 | 須藤賢一 | ||
14 | SILENT MISSION | 2:25 | |||
15 | DIVISION FIVE | 2:19 | |||
16 | INTER COLONY POLICE | 2:19 | |||
17 | QT-ARMS | 2:26 | |||
18 | UNDERCOVER | 0:55 | 菊谷知樹 | ||
19 | NOISY CHASE | 1:29 | |||
20 | HARDBOILED | 4:20 | 須藤賢一 | ||
21 | QUIET CITY | 2:19 | |||
22 | DUEL IN MYTHOLOGY | 2:26 | |||
23 | POMP AND CIRCUMSTANCE | 2:19 | |||
24 | DIALOGUE | 2:17 | 七瀬光 | ||
25 | SORAKAKE GIRL | 2:46 | 須藤賢一 | ||
26 | 裸々イヴ新世紀(TV ver.) | 1:33 | 片倉三起也 | 宝野アリカ | ALI PROJECT |
「舞-HIME」「アイドルマスターXENOGLOSSIA」の系譜を受け継ぐ、
サンライズ第8スタジオによるゼロ年代最後の伝統あるSF少女アニメ「宇宙をかける少女」。
シリーズ構成の交代などで悪い疾走感を醸し出した結果、知名度は少々低めである。
本作の音楽テイストはなんと70年代プログレッシヴ・ロック!
須藤賢一氏、菊谷知樹氏、七瀬光氏の3人が担当しているが、特にメインを張る須藤氏がEL&P、キース・エマーソン氏を非常にリスペクトしており、その結果本作はオルガン、シンセが荒れ狂うプログレで満ちた珍しいサントラとなっている。
更に、一部の曲にはJAM Projectがコーラス参加しており、その力強さは本物だ。
アニメ的なキャッチ―さを盛り込んだポップさも持ち込んだ結果、ただでさえプログレなのがかなりゲーム的な聴き心地になっているのもご愛嬌。
というか、根底にキース・エマーソン氏による「幻魔大戦」サントラがある時点でお察しである。
そもそも変拍子音楽をメインに劇判として扱うという気概がもうイレギュラーで、聴いていて「ほんとに使えるのか?」とも思えてしまうが実際使えているから面白い。
NIACINやTOTOなど、70年代プログレっシャー感涙モノなオマージュも多いのは流石の須藤氏。
プログレバンドを起用するという前例は「クロマティ高校」などいくらかあるものの、アニメ界隈で見かける人物起用でのプログレサントラは非常に珍しい。
本作を見ていないどころか、サントラにすら興味ない人でも聞けるとても良質なアルバムなので、「アニメのプログレごとき」と甘く見ている人にこそおススメしたい一枚。
ブックレットには音楽Pの井上俊次氏による解説が掲載。ジャケットデザインは鈴木浩之氏。
サンライズ第8スタジオによるゼロ年代最後の伝統あるSF少女アニメ「宇宙をかける少女」。
シリーズ構成の交代などで悪い疾走感を醸し出した結果、知名度は少々低めである。
本作の音楽テイストはなんと70年代プログレッシヴ・ロック!
須藤賢一氏、菊谷知樹氏、七瀬光氏の3人が担当しているが、特にメインを張る須藤氏がEL&P、キース・エマーソン氏を非常にリスペクトしており、その結果本作はオルガン、シンセが荒れ狂うプログレで満ちた珍しいサントラとなっている。
更に、一部の曲にはJAM Projectがコーラス参加しており、その力強さは本物だ。
アニメ的なキャッチ―さを盛り込んだポップさも持ち込んだ結果、ただでさえプログレなのがかなりゲーム的な聴き心地になっているのもご愛嬌。
というか、根底にキース・エマーソン氏による「幻魔大戦」サントラがある時点でお察しである。
そもそも変拍子音楽をメインに劇判として扱うという気概がもうイレギュラーで、聴いていて「ほんとに使えるのか?」とも思えてしまうが実際使えているから面白い。
NIACINやTOTOなど、70年代プログレっシャー感涙モノなオマージュも多いのは流石の須藤氏。
プログレバンドを起用するという前例は「クロマティ高校」などいくらかあるものの、アニメ界隈で見かける人物起用でのプログレサントラは非常に珍しい。
本作を見ていないどころか、サントラにすら興味ない人でも聞けるとても良質なアルバムなので、「アニメのプログレごとき」と甘く見ている人にこそおススメしたい一枚。
ブックレットには音楽Pの井上俊次氏による解説が掲載。ジャケットデザインは鈴木浩之氏。