SPEED GRAPHER ORIGINAL SOUND TRACK ①
SPEED GRAPHER ORIGINAL SOUND TRACK ①
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2005年8月24日 収録時間:50分 定価:DVD特典により無し レーベル:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
GONZOが繰り出したオリジナルオシャレアニメ「SPEED GRAPHER」。
ネタはいい、雰囲気もいい、あとはGONZO作品特有のダレ具合さえなければ……(個人の感想)。
音楽は光宗信吉氏。「ローゼンメイデン」と同時期だが、目指すところは全く違う。
そしてOP曲にはDuran Duranの既存曲を起用する気合いの入れっぷりである。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | グラビアの美少女 | 3:29 | LE BON SIMON JOHN CHARLES | BATES NICHOLAS JAMES | Duran Duran | |
2 | 爆撮シャッタースピード | 1:41 | 光宗信吉 | |||
3 | 背徳の町(メインテーマ) | 1:36 | ||||
4 | 札束の王(水天宮のテーマ) | 1:35 | ||||
5 | 囚われの少女(神楽のテーマ) | 1:57 | ||||
6 | シューティングレディー(銀座のテーマ) | 1:25 | ||||
7 | 氷の女帝(神泉のテーマ) | 1:27 | ||||
8 | 雑踏 | 2:01 | ||||
9 | 秘密 | 1:38 | ||||
10 | 陰謀、罠 | 1:25 | ||||
11 | アイキャッチA | 0:08 | ||||
12 | アイキャッチB | 0:08 | ||||
13 | 背徳の宴・前哨 | 1:30 | ||||
14 | 背徳の宴・儀式 | 1:49 | ||||
15 | 少女の憂鬱 | 1:58 | ||||
16 | つかの間の自由 | 1:43 | ||||
17 | 月光 | 6:08 | Ludwig van Beethoven | 光宗信吉 | ||
18 | Come Out In The Sun | 3:43 | 光宗信吉 | |||
19 | 東京 | 1:36 | ||||
20 | 心に潜むもの | 1:29 | ||||
21 | 逃亡 | 1:45 | Ludwig van Beethoven | 光宗信吉 | ||
22 | ひなげしの丘(Speed Grapher Version) | 4:05 | 湯川潮音 | 鈴木惣一朗 | 湯川潮音 | |
23 | Break The Cocoon | 6:32 | より子 | 中村太知 | より子 |
「大人の童話」をコンセプトとしたGONZO制作のオリジナルアニメ「SPEED GRAPHER」。
ハードコアな世界観やスタイリッシュなビジュアル・雰囲気に豊富なメディア展開に声優の一般投票選考など、攻めた企画を展開し、コザキユースケ氏の初のアニメ仕事にもなった。
しかしこのサウンドトラックは、DVD第2巻に収録された特典である。南無三!
音楽担当は光宗信吉氏。シンセ混じりのロックとジャズ系のピアノでのアダルトな雰囲気を作っている。
光宗氏のロックやギターリフの引き出しはそう多いようには聞こえないが、そこにこそ魅力があり、8、90年代を経験しないと生まれないこのバンドサウンドは間違いなく「大人(おっさん)の雰囲気」である。
それが「SPEED GRAPHER」の雰囲気と合致していて、光宗氏という人選に間違いはないと確信できる。
光宗氏の音使いはその上で少し派手派手しい部分があり、「カウボーイビバップ」「バーテンダー」のような、もっと渋いサウンドを求める人間にとってはちょっとイメージとは異なるかもしれない。
シンセの存在もいい味を出してはいるものの高級感が損なわれてしまうところがある。
ボーカル曲は概ね素晴らしい。まずOPがDuran Duranの「Girls On Film(邦題:グラビアの美少女)」なのだ。
なんでやねん感が非常に強いが、GONZOには「HELLSING」でのMR.BIGという前科があり、何かしらそういった引用ブームがあったのだろう。
勿論この退廃的ですらあるオシャレなイメージは作品にピッタリだ。湯川潮音氏、より子氏の声質も同様のマッチ感がある。
何やら作詞家も歌手も分からないポップス「Come Out In The Sun」も素晴らしい塩梅のカッコつけで、フルサイズで収録されてくれてるこの歌モノ群だけでも本作の世界観をグッと強調できていると言ってもいい。
だが特典である。
2005年はまだアニメサントラの特典はそう多くない。光宗氏にとっても初の特典サントラだ。
誰が悪い。GONZOが悪いのか。ソニーが悪いのか。テレ朝か。TAPか。 何にせよ特典は邪悪である。幸い入手は難しくなさそうだが、Vol.2のあるDVDが少々難しい……。
ハードコアな世界観やスタイリッシュなビジュアル・雰囲気に豊富なメディア展開に声優の一般投票選考など、攻めた企画を展開し、コザキユースケ氏の初のアニメ仕事にもなった。
しかしこのサウンドトラックは、DVD第2巻に収録された特典である。南無三!
音楽担当は光宗信吉氏。シンセ混じりのロックとジャズ系のピアノでのアダルトな雰囲気を作っている。
光宗氏のロックやギターリフの引き出しはそう多いようには聞こえないが、そこにこそ魅力があり、8、90年代を経験しないと生まれないこのバンドサウンドは間違いなく「大人(おっさん)の雰囲気」である。
それが「SPEED GRAPHER」の雰囲気と合致していて、光宗氏という人選に間違いはないと確信できる。
光宗氏の音使いはその上で少し派手派手しい部分があり、「カウボーイビバップ」「バーテンダー」のような、もっと渋いサウンドを求める人間にとってはちょっとイメージとは異なるかもしれない。
シンセの存在もいい味を出してはいるものの高級感が損なわれてしまうところがある。
ボーカル曲は概ね素晴らしい。まずOPがDuran Duranの「Girls On Film(邦題:グラビアの美少女)」なのだ。
なんでやねん感が非常に強いが、GONZOには「HELLSING」でのMR.BIGという前科があり、何かしらそういった引用ブームがあったのだろう。
勿論この退廃的ですらあるオシャレなイメージは作品にピッタリだ。湯川潮音氏、より子氏の声質も同様のマッチ感がある。
何やら作詞家も歌手も分からないポップス「Come Out In The Sun」も素晴らしい塩梅のカッコつけで、フルサイズで収録されてくれてるこの歌モノ群だけでも本作の世界観をグッと強調できていると言ってもいい。
だが特典である。
2005年はまだアニメサントラの特典はそう多くない。光宗氏にとっても初の特典サントラだ。
誰が悪い。GONZOが悪いのか。ソニーが悪いのか。テレ朝か。TAPか。 何にせよ特典は邪悪である。幸い入手は難しくなさそうだが、Vol.2のあるDVDが少々難しい……。