オリジナル・サウンドトラック SOUND of The Sky Crawlers
オリジナル・サウンドトラック SOUND of The Sky Crawlers
オススメ度 ★★★★☆
発売:2008年7月25日 収録時間:50分 定価:2500円 レーベル:VAP.INC(VAP)(M)
森博嗣氏の小説原作、押井守監督によるアニメ映画「スカイ・クロラ」。
そして押井監督に欠かせないのは川井憲次氏。
今回のかーい音楽はいつもよりもお淑やか。3種のハープの混合なども試みる。
「イノセンス」を聴きやすいベクトルに調整したような印象。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | main theme_opening | 3:05 | 川井憲次 | ||
2 | first sortie | 5:04 | |||
3 | sail away(vocal) | 4:59 | 坂本美雨 | CHAKA | |
4 | Foo-ko | 2:15 | |||
5 | main theme_memory | 1:19 | |||
6 | Mizuki | 1:30 | |||
7 | surprise attack | 1:57 | |||
8 | drive-by-wire | 1:08 | |||
9 | main theme_affair(harp) | 1:43 | |||
10 | main theme_blue fish(orgel) | 1:01 | |||
11 | private sortie | 1:54 | |||
12 | second sortie | 0:56 | |||
13 | night sortie | 1:17 | |||
14 | March hare | 0:46 | |||
15 | Adler Tag | 6:57 | |||
16 | Krakow | 1:40 | |||
17 | main theme_affair | 1:28 | |||
18 | main thema_blue fish | 1:34 | |||
19 | final sortie | 4:35 | |||
20 | Teacher | 1:38 | |||
21 | main theme_ending | 4:02 |
森博嗣氏によるシリーズ小説「スカイ・クロラ」の第一篇をアニメ映画化。
監督を務めたのは押井守氏。なんでも「一般向け」を目指したとのこと。
実際一般向けに仕上がったかどうかは知らないし、内容については何とも言い難いとこではある。
押井守監督といえばかーいさんこと川井憲次氏が必要不可欠。
今回の川井音楽は、かなり控えめ。というのも作品が描くものが重いためだ。 生と死、それも死の側面を意識するならこうならざるも得ないだろう。
川井節前回のストリングスでの哀愁あるメロディが全編を包み込んでいる。
ただしその美しい重さが地味さも生んでしまっており、好みが分かれるところ。
他の押井守映画のかーい音楽ほどの衝撃があるアルバムにはなっていない。
今作において特徴の一つなのがハープ。なんと、3種のハープをユニゾンさせている。
アイリッシュハープ、グランドハープ、ハイランドハープ。そして演奏はサントラオタクはご存知の朝川朋之氏だ。
この浮遊感ある美しさもまた「スカイ・クロラ」の空を思わせる。
また、挿入歌「sail away」の存在も印象的だ。
CHAKA氏による低い色気のボーカルがイノセンスの「River of Crystal」を思わせ、アルバムを引き締める。
本編でのED曲は絢香氏によるタイアップだったが、試写までは「main theme_ending」がED曲であった。
実質メインテーマのフルとも言える曲だが、こちらの方が良かったのでは……。
川井弦楽の美しさに魅せられているかどうかが肝の、評価の割れそうなアルバム。
映画を見て気に入ったら買ってみよう、という具合。値段もリーズナブルだし。
ブックレットには川井氏のコメントが掲載。押井監督との恐ろしい攻防の顛末が書かれている。
ジャケットデザインは三田和男氏。
監督を務めたのは押井守氏。なんでも「一般向け」を目指したとのこと。
実際一般向けに仕上がったかどうかは知らないし、内容については何とも言い難いとこではある。
押井守監督といえばかーいさんこと川井憲次氏が必要不可欠。
今回の川井音楽は、かなり控えめ。というのも作品が描くものが重いためだ。 生と死、それも死の側面を意識するならこうならざるも得ないだろう。
川井節前回のストリングスでの哀愁あるメロディが全編を包み込んでいる。
ただしその美しい重さが地味さも生んでしまっており、好みが分かれるところ。
他の押井守映画のかーい音楽ほどの衝撃があるアルバムにはなっていない。
今作において特徴の一つなのがハープ。なんと、3種のハープをユニゾンさせている。
アイリッシュハープ、グランドハープ、ハイランドハープ。そして演奏はサントラオタクはご存知の朝川朋之氏だ。
この浮遊感ある美しさもまた「スカイ・クロラ」の空を思わせる。
また、挿入歌「sail away」の存在も印象的だ。
CHAKA氏による低い色気のボーカルがイノセンスの「River of Crystal」を思わせ、アルバムを引き締める。
本編でのED曲は絢香氏によるタイアップだったが、試写までは「main theme_ending」がED曲であった。
実質メインテーマのフルとも言える曲だが、こちらの方が良かったのでは……。
川井弦楽の美しさに魅せられているかどうかが肝の、評価の割れそうなアルバム。
映画を見て気に入ったら買ってみよう、という具合。値段もリーズナブルだし。
ブックレットには川井氏のコメントが掲載。押井監督との恐ろしい攻防の顛末が書かれている。
ジャケットデザインは三田和男氏。