劇場版 ∀ガンダム サウンドトラックス 惑星の午後、僕らはキスをした
劇場版 ∀ガンダム サウンドトラックス 惑星の午後、僕らはキスをした
オススメ度 ★★★★★
発売:2002年2月6日 収録時間:68分 定価:2800円 レーベル:キングレコード
富野由悠季作品といえば後年に作られる本編編集劇場版。
「∀ガンダム」でももれなくそれが作られた。
劇場版用に作られた楽曲も勿論あるが、実質TV本編サントラのアウトトラックス。
にもかかわらず名曲ばかりなのがげに恐ろしき菅野よう子氏。
No | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | AFTER ALL | 4:16 | 菅野よう子 | Chris Mosdell | Donna Burke |
2 | 宵越しの祭り | 2:16 | 井荻麟 | ホワイトドールの祭りの会一同 | |
3 | ウィルゲム離陸 | 6:29 | |||
4 | Silent prayer | 2:31 | |||
5 | MOON | 5:13 | Gabriela Robin | ||
6 | Jig | 1:35 | |||
7 | クリケット | 2:11 | |||
8 | THE ETERNITY DANCE | 2:56 | Chris Mosdell | Carla Vallet | |
9 | はたらくお嬢さん | 1:49 | |||
10 | 花泥棒 | 1:41 | |||
11 | 月のくじら | 4:24 | |||
12 | The way to the river | 2:33 | Gabriela Robin | ||
13 | グエン様のファーストカー | 0:33 | |||
14 | Queens valley | 2:16 | |||
15 | 着せ替えドール | 0:41 | |||
16 | Element’s | 2:47 | |||
17 | 月の魂 | 1:51 | 井荻麟 | レット隊 | |
18 | X top | 2:51 | |||
19 | Black history | 3:40 | 西野薫 | ||
20 | 酔っ払いワルツ | 1:27 | |||
21 | コレンの最後 | 2:28 | |||
22 | Final shore | 4:13 | |||
23 | Moon 2 | 3:09 | |||
24 | End title ノスタルジーナ | 4:44 |
富野由悠季監督の大傑作でありガンダムの一区切りである「∀ガンダム」放送終了から2年後。
新作カットを加えた前後編立ての劇場版「劇場版∀ガンダムⅠ 地球光」「劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶」が公開された。
富野作品と言えば本作以前であれば「機動戦士ガンダム」「伝説巨神イデオン」「戦闘メカ ザブングル」、後年であれば「Zガンダム」「Gのレコンギスタ」などの総集編劇場版を作ることが多い。
本アルバムは一応その劇場版2本に合わせて発売されたサウンドトラックである。
とは言いつつ、いくつかの新曲と、いくつかの既存の曲、そしてテレビ版サントラ未収録の曲で構成された、実質アウトトラックスと言っていいアルバム。
それでも必聴と言える良曲ばかり揃っており、あまりにもハイレベルな音楽ばかりの作品だと改めて感じさせる。
「宵越しの祭り」「MOON」(なぜか大文字表記)「Jig」「Element’s」「月のくじら」「Black history」「Final shore」(なぜか副題なし)は既存曲の流用。
前編「地球光」のクライマックスを飾る名曲「ウィルゲム離陸」も、実質3曲のメドレーで、最初の1曲目は新規だが、以降は「Triad」「White Falcon」である。
TVサントラ未収録は「そういればこれが入ってなかったか!」となる聞き覚えのある曲がいくつか。とぼけたシーンでおなじみの「クリケット」などが代表的である。
「ローラの牛」で牛を運び終えたシーンが印象的な「The way to the river」も初収録だったりする。
「Moon2 」からの、既存名曲アレンジメドレーである「End title ノスタルジーナ」で終わる構成もあまりにも美しく、この流れを楽しむだけでも劇場版後編が見たくなってしまう心地の良い後味が残る。
「惑星の午後、僕らはキスをした」という副題の抒情的なニュアンスが沁みる良盤。
TV版サントラとの被りを加味しても、ここまで∀ガンダムの音楽に聞き入っていれば必聴の一枚である。
ジャケットイラストに使用されたあきまん氏の油絵だが、ソシエとおそろいのエプロンを∀ガンダムに着せるようお願いしたのは菅野よう子氏との事で、「らしい」遊び心である。
値段がまちまち上下する一枚だが、サブスクにも入っているので、ぜひ聞いていただきたい。
新作カットを加えた前後編立ての劇場版「劇場版∀ガンダムⅠ 地球光」「劇場版∀ガンダムⅡ 月光蝶」が公開された。
富野作品と言えば本作以前であれば「機動戦士ガンダム」「伝説巨神イデオン」「戦闘メカ ザブングル」、後年であれば「Zガンダム」「Gのレコンギスタ」などの総集編劇場版を作ることが多い。
本アルバムは一応その劇場版2本に合わせて発売されたサウンドトラックである。
とは言いつつ、いくつかの新曲と、いくつかの既存の曲、そしてテレビ版サントラ未収録の曲で構成された、実質アウトトラックスと言っていいアルバム。
それでも必聴と言える良曲ばかり揃っており、あまりにもハイレベルな音楽ばかりの作品だと改めて感じさせる。
「宵越しの祭り」「MOON」(なぜか大文字表記)「Jig」「Element’s」「月のくじら」「Black history」「Final shore」(なぜか副題なし)は既存曲の流用。
前編「地球光」のクライマックスを飾る名曲「ウィルゲム離陸」も、実質3曲のメドレーで、最初の1曲目は新規だが、以降は「Triad」「White Falcon」である。
TVサントラ未収録は「そういればこれが入ってなかったか!」となる聞き覚えのある曲がいくつか。とぼけたシーンでおなじみの「クリケット」などが代表的である。
「ローラの牛」で牛を運び終えたシーンが印象的な「The way to the river」も初収録だったりする。
「Moon2 」からの、既存名曲アレンジメドレーである「End title ノスタルジーナ」で終わる構成もあまりにも美しく、この流れを楽しむだけでも劇場版後編が見たくなってしまう心地の良い後味が残る。
「惑星の午後、僕らはキスをした」という副題の抒情的なニュアンスが沁みる良盤。
TV版サントラとの被りを加味しても、ここまで∀ガンダムの音楽に聞き入っていれば必聴の一枚である。
ジャケットイラストに使用されたあきまん氏の油絵だが、ソシエとおそろいのエプロンを∀ガンダムに着せるようお願いしたのは菅野よう子氏との事で、「らしい」遊び心である。
値段がまちまち上下する一枚だが、サブスクにも入っているので、ぜひ聞いていただきたい。