BLACK LAGOON ORIGINAL SOUNDTRACK
BLACK LAGOON ORIGINAL SOUNDTRACK
オススメ度 ★★★★☆
発売:2006年8月30日 収録時間:64分 定価:3000円 レーベル:ジェネオン エンタテインメント
広江礼威原作・片渕須直監督アニメ「BLACK LAGOON」のサウンドトラック。担当はEDISON。上画像はケース装着時のビジュアル。
およそメロディと呼べるものをできる限り廃した、ビートやギターを聞かせてくるダンスサウンド。或いは南国音楽。
演出上でもこれ以上なく効果を発揮し、戦闘や世界観を立てたが、もちろんアルバムとしても一級品。
前述のとおりメロディアスさは排除されているので、少々人を選ぶのが玉に瑕。逆にこの雰囲気がツボにはいる人も多いはず。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Red fraction(TVサイズ) | 1:33 | 高瀬一矢 | MELL | |
2 | Tear Drops to Earth | 1:26 | EDISON | ||
3 | Asian Comfort | 1:29 | |||
4 | Don’t Stop! | 4:25 | EDISON |
The Mad Council
| |
5 | Samara Samanda | 1:23 | |||
6 | A Cold Wind in My Mind | 1:26 | |||
7 | Make A Bet | 2:16 | |||
8 | El Sol se Recuesta | 4:16 | |||
9 | Seasonal Wind | 1:20 | |||
10 | 66 Steps | 2:26 | |||
11 | The World of Midnight | 1:49 | Minako “mooki” Obata | ||
12 | Dark Side of the Moon | 2:07 | EDISON | ||
13 | Tadpole Dance | 1:32 | |||
14 | Let Me Know Your Name | 4:18 | |||
15 | After the Rain | 1:28 | |||
16 | It’s an Easy Afternoon | 1:25 | |||
17 | Behind the Clouds | 1:37 | |||
18 | 白人社会主義団結党党歌 | 1:32 | 鈴木よしひさ | ||
19 | Melting Brain | 3:24 | EDISON | ||
20 | The Way to Last Night | 1:45 | |||
21 | Peach Headz Addiction | 3:14 | Peach Headz Addiction | ||
22 | Don’t Look Behind(requiem version) | 2:07 | EDISON | ||
23 | Father’s Chest | 1:59 | |||
24 | Don’t Let Me Join Now | 2:03 | |||
25 | Foxy Doll | 2:08 | |||
26 | Rock the Carnival | 2:54 | |||
27 | Mad Club | 1:28 | |||
28 | Don’t Stop(Guitar version) | 3:42 | |||
29 | Don’t Look Behind (Ending version) | 1:40 |
南国日常系はともかく、このサウンドトラックには、とあるキャラクター・テーマを除いてメロディが出来る限り排除してある。
ブックレットによると、片渕監督による意図的なコンセプトであり、「エモーションの誘発こそBGMの役割では」と、プロデューサー陣にも驚かれたとのこと。
「Don’t Stop!」は恐らく最も人気があると思われるBGMだが、原型は製作最初期からあったらしく、その気合が伺えるノリのいいビートである。
「ドライだが激しく、しかもクールに」という方向性の下、「Don’t Stop!」を中心に70年代テイストなエレキサウンドが広がっていく。
締めにはEDである集大成「Don’t Look Behind」が待っている。これを名曲と思えればもうこの一枚はドハマり間違いなし。
「白人社会主義団結党党歌」はひどい悪乗りである。
作詞作曲はテクノ・ヒップホップ畑の作家鈴木禎久(パラッパラッパーなど!)氏というのも驚きだが……。
ちなみに本作で数少ないメロディのあるキャラテーマが「ロベルタ」のための曲「El Sol se Recuesta」「Father’s Chest」である。
「情感的でありつつ戦闘でも使える曲」ということで、構成的にメリハリを出すのに一役買っている。
この乾いた音の作風こそが、ロアナプラに流れる音楽に間違いないのである。
悪党ってのはカッコイイ。カッコイイ悪党にはカッコイイ曲を!という意志が一貫されたアルバムだと言える。
「The World of Midnight」もまたひとつのハイライトである「双子」のための楽曲。覚えている人も多いはずだ。
ブックレットにも片渕監督、EDISON、MELLのコメントがあり、内容・デザイン共に充実していて美味しい。
ジャケットは表裏でひとつなぎ。
よく見るとコーラスにアニメスタッフ(監督はもちろん、荒木哲郎氏などの制作陣も)がいるのが遊び心。
パッケージ・デザインは小林美樹代+ベイブリッジ・スタジオ。ジャケットイラストはOP演出が光る筱雅律氏。
アルバムとしてのテイストのまとまり方・潔さと、決め曲の長さ、どれもバランスの良い一枚。
テイストさえ気に入ればオススメしやすい。
OP主題歌「Red fraction」も名曲なので、シングルもオススメ。
ブックレットによると、片渕監督による意図的なコンセプトであり、「エモーションの誘発こそBGMの役割では」と、プロデューサー陣にも驚かれたとのこと。
「Don’t Stop!」は恐らく最も人気があると思われるBGMだが、原型は製作最初期からあったらしく、その気合が伺えるノリのいいビートである。
「ドライだが激しく、しかもクールに」という方向性の下、「Don’t Stop!」を中心に70年代テイストなエレキサウンドが広がっていく。
締めにはEDである集大成「Don’t Look Behind」が待っている。これを名曲と思えればもうこの一枚はドハマり間違いなし。
「白人社会主義団結党党歌」はひどい悪乗りである。
作詞作曲はテクノ・ヒップホップ畑の作家鈴木禎久(パラッパラッパーなど!)氏というのも驚きだが……。
ちなみに本作で数少ないメロディのあるキャラテーマが「ロベルタ」のための曲「El Sol se Recuesta」「Father’s Chest」である。
「情感的でありつつ戦闘でも使える曲」ということで、構成的にメリハリを出すのに一役買っている。
この乾いた音の作風こそが、ロアナプラに流れる音楽に間違いないのである。
悪党ってのはカッコイイ。カッコイイ悪党にはカッコイイ曲を!という意志が一貫されたアルバムだと言える。
「The World of Midnight」もまたひとつのハイライトである「双子」のための楽曲。覚えている人も多いはずだ。
ブックレットにも片渕監督、EDISON、MELLのコメントがあり、内容・デザイン共に充実していて美味しい。
ジャケットは表裏でひとつなぎ。
よく見るとコーラスにアニメスタッフ(監督はもちろん、荒木哲郎氏などの制作陣も)がいるのが遊び心。
パッケージ・デザインは小林美樹代+ベイブリッジ・スタジオ。ジャケットイラストはOP演出が光る筱雅律氏。
アルバムとしてのテイストのまとまり方・潔さと、決め曲の長さ、どれもバランスの良い一枚。
テイストさえ気に入ればオススメしやすい。
OP主題歌「Red fraction」も名曲なので、シングルもオススメ。