A.D.Police Original Soundtrack Stage “A”
A.D.Police Original Soundtrack Stage “A”
オススメ度 ★★★★★
発売:1999年5月21日 収録時間:52分 定価:3059円 レーベル:バンダイ・ミュージックエンタテインメント
「AD.POLICE」シリーズ初のTVアニメにあたる「A.D.POLICE」。
シリーズの中でも「その時代のアニメらしさ」が真っ当に表現されている。
音楽担当は寺山修司傘下でキーボードを弾いていたこともある平岩嘉信氏。
氏が若い頃から培ってきたモダンジャズのエッセンスがぎっちり詰まった一枚。
| No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
| 1 | A.D.Police~Main Theme~ | 3:15 | 平岩嘉信 | |||
| 2 | Imaginary Girl ~T.V size~ | 1:15 | 佐藤晃 | 是永巧一､infix | 長友仍世 | infix |
| 3 | Sufferings | 3:35 | 平岩嘉信 | |||
| 4 | Chase | 2:19 | ||||
| 5 | Comrade | 3:10 | ||||
| 6 | Belong to… | 4:53 | 田久保真見 | 川澄綾子 | ||
| 7 | Tension | 3:03 | ||||
| 8 | Peacefully | 3:50 | ||||
| 9 | Twilight | 4:01 | ||||
| 10 | Sadly | 3:02 | ||||
| 11 | Confidence | 3:17 | ||||
| 12 | Elegant | 4:02 | ||||
| 13 | Fear | 4:42 | ||||
| 14 | Love | 2:35 | ||||
| 15 | Empty | 3:50 | ||||
| 16 | 時の中で ~T.V size~ | 1:32 | Masha | |||
特定の世代の知名度が異様に高く、異様にシリーズ展開が豊かな「バブルガムクライシス」シリーズ。
更にその世界観を共有して異様にシリーズ展開したのが「AD.POLICE」シリーズであり、本作「A.D.Police」はその唯一のTVアニメシリーズとなる。
直前まで放送した「バブルガムクライシス TOKYO 2040」の枠をそのまま使い放送するなど、シェアワールドであることを結構押し出そうとしていた。
紺野直幸氏によるキャラデザは大張正己チックというか、90年代後半のSFアニメという雰囲気を強く纏っている。
音楽担当の平岩嘉信氏はCMソングやジングルでの露出が多い仕事人。
しかし当人による少し昔の自己紹介によれば、そういう曲よりもインストの方が得意だという。
寺山修司氏、J・A・シーザー氏による演奏でキーボードやシンセを叩くクレジットも見つけることができ、その技術は確かに信頼できる。
氏の学生時代からの引き出しであるモダンジャズが近未来エージェントアクションエンタメに良く合致しており、いきなりメインテーマ「A.D.Police~Main Theme~」から3分強デジタルなジャズを聞かせまくってくれるのが嬉しい。
生演奏部分は力強く、デジタル音はテンポよく警戒に。打ち込みと演奏という劇判におけるもっともポピュラーなスタイルに対して非常に真摯な態度が伺える。
ジャズとしてのノリは古典ではなくイージーリスニングな聞きやすいイメージ。ドライブ中に流してても違和感はないだろう。
イメージソングとして劇中キャラ・宮野恭子を演じる川澄綾子氏の「Belong to…」が収録。
デビュー2年目、同年にアニメ「To Heart」でメインヒロイン・宮岸あかりを演じED主題歌を担当する大売り出し中の時期である。
平岩氏の作編曲によりヒーリング感の強いポップスと比較的抑揚を出していない川澄氏のボーカルが合わさってかなり初々しい一曲になっている。
年月が経ち「A.D.Police」どころか「バブルガムクライシス」すらも過去の作品として過ぎ去ったが、漁ってみればみるほど意外な良さがあり、その代表格の一枚。
イージーリスニングなモダンジャズサントラとしては一貫性・クオリティともに非常に高い一枚と言えるだろう。
キャッチーなメロディを使わなくともロボアニメ音楽として印象的にする、という気概が伺える。
2枚あるサントラのうち、1枚目であるこちらの方が価格高騰しているため、5000円以下で見つけたら即買いでOK(2024年現在)。
更にその世界観を共有して異様にシリーズ展開したのが「AD.POLICE」シリーズであり、本作「A.D.Police」はその唯一のTVアニメシリーズとなる。
直前まで放送した「バブルガムクライシス TOKYO 2040」の枠をそのまま使い放送するなど、シェアワールドであることを結構押し出そうとしていた。
紺野直幸氏によるキャラデザは大張正己チックというか、90年代後半のSFアニメという雰囲気を強く纏っている。
音楽担当の平岩嘉信氏はCMソングやジングルでの露出が多い仕事人。
しかし当人による少し昔の自己紹介によれば、そういう曲よりもインストの方が得意だという。
寺山修司氏、J・A・シーザー氏による演奏でキーボードやシンセを叩くクレジットも見つけることができ、その技術は確かに信頼できる。
氏の学生時代からの引き出しであるモダンジャズが近未来エージェントアクションエンタメに良く合致しており、いきなりメインテーマ「A.D.Police~Main Theme~」から3分強デジタルなジャズを聞かせまくってくれるのが嬉しい。
生演奏部分は力強く、デジタル音はテンポよく警戒に。打ち込みと演奏という劇判におけるもっともポピュラーなスタイルに対して非常に真摯な態度が伺える。
ジャズとしてのノリは古典ではなくイージーリスニングな聞きやすいイメージ。ドライブ中に流してても違和感はないだろう。
イメージソングとして劇中キャラ・宮野恭子を演じる川澄綾子氏の「Belong to…」が収録。
デビュー2年目、同年にアニメ「To Heart」でメインヒロイン・宮岸あかりを演じED主題歌を担当する大売り出し中の時期である。
平岩氏の作編曲によりヒーリング感の強いポップスと比較的抑揚を出していない川澄氏のボーカルが合わさってかなり初々しい一曲になっている。
年月が経ち「A.D.Police」どころか「バブルガムクライシス」すらも過去の作品として過ぎ去ったが、漁ってみればみるほど意外な良さがあり、その代表格の一枚。
イージーリスニングなモダンジャズサントラとしては一貫性・クオリティともに非常に高い一枚と言えるだろう。
キャッチーなメロディを使わなくともロボアニメ音楽として印象的にする、という気概が伺える。
2枚あるサントラのうち、1枚目であるこちらの方が価格高騰しているため、5000円以下で見つけたら即買いでOK(2024年現在)。
