A.D.Police Original Soundtrack Stage “Z”
A.D.Police Original Soundtrack Stage “Z”
オススメ度 ★★★☆☆
発売:1999年6月21日 収録時間:48分 定価:3059円 レーベル:バンダイ・ミュージックエンタテインメント
「AD.POLICE」シリーズ初のTVアニメにあたる「A.D.POLICE」サントラ第二弾。
引き続き劇判を作成するのは平岩嘉信氏。
イージーリスニングな雰囲気は1枚目と同様だが、若干の地味さは否めない。
OP、EDのフルサイズもあるが、短い収録時間をそれが更に圧迫してしまう。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Charge | 3:32 | 平岩嘉信 | |||
2 | Imaginary Girl | 3:45 | 佐藤晃 | 是永巧一、infix | 長友仍世 | infix |
3 | Neo Tokyo AD2039 | 2:29 | 平岩嘉信 | |||
4 | Attack | 3:41 | ||||
5 | Sally Forth | 2:17 | ||||
6 | Mortal Combat | 3:10 | ||||
7 | Crime | 3:37 | ||||
8 | My Beloved | 4:54 | ||||
9 | Kyoto | 1:24 | ||||
10 | Determination | 2:14 | ||||
11 | One’s Last Moment | 1:14 | ||||
12 | Suspicion | 3:08 | ||||
13 | Distress | 2:53 | ||||
14 | Confrontation | 2:55 | ||||
15 | Encounter | 3:29 | ||||
16 | 時の中で | 3:30 | Masha |
「AD.POLICE」シリーズ唯一のTVアニメシリーズ「A.D.Police」。
サントラ第二弾も引き続き平岩嘉信氏によるシンセ打ち込み+モダンジャズのイージーリスニングが主体。
しかし一枚目サントラと比べるとシンセの存在感の方が大きくなり、「普通のBGM」へ天秤が若干偏り気味。
「My Beloved」などで聞けるようなかなり良い演奏のバイオリンのようなものもあるが、48分という短い収録時間の中では逆転しきれてない印象である。
平岩氏の打ち込みBGM自体も曲展開はいわゆる「汎用的なBGM」と比べればとても豊富であるが、それでも地味さから逃れることができないのが難しさである。
SFとして硬質かつ90年代の中でも決して特徴があるわけでもない作風の「A.D.Police」に寄り添った結果、のようにも思える。
OP、EDはフルサイズで収録。
OPは「機動戦士Vガンダム」ED1「WINNERS FOREVER~勝利者よ~」や「仮面ライダーZO」ED「愛が止まらない」を歌唱したInfix。
ハイトーンなボーカルのロックサウンドが上記の曲よりもかなり90年代らしさ満点で作られている。
EDのMashaも(当然なのだが)凄まじく90年代っぽさが打ち出ていて、今聞くとかなりの感慨深さがある。気持ちよくなるためのメロディラインがゼロ年代、10年代以降と全く違う……。
とはいえこのフルサイズ2曲の7分間が48分という短い収録時間を圧迫していて、若干の物足りなさをまた助長してしまう。
「2枚目のサントラ」「打ち込み主体のBGM」「フルサイズボーカル曲」の難しさが一挙に集まってしまった一枚。
決して曲の完成度は低くないものの、ファン向けのCDから脱却することのハードルの高さを感じる。
平岩氏の曲をまとまって聞ける機会自体はそう多くないので、貴重なサントラではあるのだが。
サントラ第二弾も引き続き平岩嘉信氏によるシンセ打ち込み+モダンジャズのイージーリスニングが主体。
しかし一枚目サントラと比べるとシンセの存在感の方が大きくなり、「普通のBGM」へ天秤が若干偏り気味。
「My Beloved」などで聞けるようなかなり良い演奏のバイオリンのようなものもあるが、48分という短い収録時間の中では逆転しきれてない印象である。
平岩氏の打ち込みBGM自体も曲展開はいわゆる「汎用的なBGM」と比べればとても豊富であるが、それでも地味さから逃れることができないのが難しさである。
SFとして硬質かつ90年代の中でも決して特徴があるわけでもない作風の「A.D.Police」に寄り添った結果、のようにも思える。
OP、EDはフルサイズで収録。
OPは「機動戦士Vガンダム」ED1「WINNERS FOREVER~勝利者よ~」や「仮面ライダーZO」ED「愛が止まらない」を歌唱したInfix。
ハイトーンなボーカルのロックサウンドが上記の曲よりもかなり90年代らしさ満点で作られている。
EDのMashaも(当然なのだが)凄まじく90年代っぽさが打ち出ていて、今聞くとかなりの感慨深さがある。気持ちよくなるためのメロディラインがゼロ年代、10年代以降と全く違う……。
とはいえこのフルサイズ2曲の7分間が48分という短い収録時間を圧迫していて、若干の物足りなさをまた助長してしまう。
「2枚目のサントラ」「打ち込み主体のBGM」「フルサイズボーカル曲」の難しさが一挙に集まってしまった一枚。
決して曲の完成度は低くないものの、ファン向けのCDから脱却することのハードルの高さを感じる。
平岩氏の曲をまとまって聞ける機会自体はそう多くないので、貴重なサントラではあるのだが。