BLOOD+ ORIGINAL SOUNDTRACK 1
BLOOD+ ORIGINAL SOUNDTRACK 1
オススメ度 ★★★★★
発売:2006年4月26日 収録時間:46分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス
「バックドラフト」「ダークナイト」のHans Zimmerを音楽プロデュース、「スピード」「ホーンテッドマンションの」のMark Mancinaを作曲に起用する暴挙。
日本のアニメで恐らく最もハリウッドの音楽が垂れ流されているアニメである。アニプレの落越氏、音響の岩浪氏は何を考えているのか。(褒め言葉)
およそ日本では中々聞くことのできないスケールのオーケストラが収録されている。アニメなら尚更。
ボリュームが少なかろうが、こんなものを作られてはたまったものではない。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | Saya’s Victory | 3:35 | Mark Mancina |
2 | Chasing The Enemy | 2:02 | |
3 | Saya-Nara | 3:32 | |
4 | Being Chased | 2:29 | |
5 | BLOOD+ Countdown | 2:09 | |
6 | Saya’s Daily Life | 2:27 | |
7 | Vampire Battle | 3:17 | |
8 | Chasing Thru Time | 2:05 | |
9 | Saya’s Destiny | 2:32 | |
10 | Saya’s Courage | 2:23 | |
11 | The Vampires’ Threat | 1:21 | |
12 | BLOOD+ The Final Battle | 3:43 | |
13 | Saya’s Love | 3:37 | |
14 | BLOOD+ Grand Theme | 6:37 | |
15 | Diva | 4:51 |
何故、この人選なのか、どこからこの金は沸いて出てきたのか。
突如土曜アニメの劇伴に出現したのはハリウッド映画劇伴のスター、Hans ZimmerとMark Mancinaである。前代未聞。
どうやら犯人はアニプレックスの落越氏らしく、音楽プロデュースにHans、そのHansからの推薦でMarkが起用されているとのこと。
Mark Mancinaといえば「ホーンテッドマンション」や「ライオンキング」。
そして「ダークナイト」のHans Zimmerのプロデュース。
そうなれば、サウンドは日本では中々聞けないレベルになるのは当然である。
このオーケストレーションや重低音重視の音響は正しくハリウッドのもの。
「BLOOD+」のハード世界観の根幹を正しく表現しきっている。
「Saya’s Victory」がいきなり強烈なブラスで出迎えてくる。
この曲と同じように、金管が強い戦闘曲が多いのが印象的だ。
数少ない日常曲などはそれらの金管に一瞬でかき消されてしまう程のエネルギーが込められている。
「Saya’s Love」だけが際立ったその穏やかさを主張する名曲だが、直後にメインテーマたる「BLOOD+ Grand Theme」が控えてしまっているのでやはり印象がぶっ飛ばされてしまう。
ちなみに「BLOOD+ Grand Theme」はメインテーマにも関わらずアニメ後半まで使われることはなかった。
主人公サヤの成長に合わせるためとのことである。
余談だが、逆に「BLOOD+ The Final Battle」は勢いで4話使ってしまったとのこと。
そしてこのサントラ1を締めるのはアリア「Diva」。物語的には最も重要であろう曲である。
恐らく視聴者の耳に最も焼きついている挿入曲ではないだろうか。
この重低音の激しいサウンドの中、こういったボーカル入りの曲を決め曲として活かせているというのはとても大事なことだと思う。
ただ、この時期のテレビ性能では、この重低音サウンドはBGMとして完全な機能を発揮できていたかどうかは怪しいところである。
ブックレットには作曲のMark Mancinaのコメントと、ライターの増渕俊之氏のコメントがついている。
ジャケットイラストは松本淳。デザインはVolare incの関善之氏。
アドバイザーという役割で池頼広氏の名前があるが、一体どんな役割だったのだろうか……。
47分と短めだが、それが全く気にならないとんでもないクオリティの一枚。
TVサイズボーカルを排除してアルバム構成を優先しているのも好印象。
日本映像界にハリウッドが舞い込んだ稀有な例なので、是非とも聞いてみるべし。
突如土曜アニメの劇伴に出現したのはハリウッド映画劇伴のスター、Hans ZimmerとMark Mancinaである。前代未聞。
どうやら犯人はアニプレックスの落越氏らしく、音楽プロデュースにHans、そのHansからの推薦でMarkが起用されているとのこと。
Mark Mancinaといえば「ホーンテッドマンション」や「ライオンキング」。
そして「ダークナイト」のHans Zimmerのプロデュース。
そうなれば、サウンドは日本では中々聞けないレベルになるのは当然である。
このオーケストレーションや重低音重視の音響は正しくハリウッドのもの。
「BLOOD+」のハード世界観の根幹を正しく表現しきっている。
「Saya’s Victory」がいきなり強烈なブラスで出迎えてくる。
この曲と同じように、金管が強い戦闘曲が多いのが印象的だ。
数少ない日常曲などはそれらの金管に一瞬でかき消されてしまう程のエネルギーが込められている。
「Saya’s Love」だけが際立ったその穏やかさを主張する名曲だが、直後にメインテーマたる「BLOOD+ Grand Theme」が控えてしまっているのでやはり印象がぶっ飛ばされてしまう。
ちなみに「BLOOD+ Grand Theme」はメインテーマにも関わらずアニメ後半まで使われることはなかった。
主人公サヤの成長に合わせるためとのことである。
余談だが、逆に「BLOOD+ The Final Battle」は勢いで4話使ってしまったとのこと。
そしてこのサントラ1を締めるのはアリア「Diva」。物語的には最も重要であろう曲である。
恐らく視聴者の耳に最も焼きついている挿入曲ではないだろうか。
この重低音の激しいサウンドの中、こういったボーカル入りの曲を決め曲として活かせているというのはとても大事なことだと思う。
ただ、この時期のテレビ性能では、この重低音サウンドはBGMとして完全な機能を発揮できていたかどうかは怪しいところである。
ブックレットには作曲のMark Mancinaのコメントと、ライターの増渕俊之氏のコメントがついている。
ジャケットイラストは松本淳。デザインはVolare incの関善之氏。
アドバイザーという役割で池頼広氏の名前があるが、一体どんな役割だったのだろうか……。
47分と短めだが、それが全く気にならないとんでもないクオリティの一枚。
TVサイズボーカルを排除してアルバム構成を優先しているのも好印象。
日本映像界にハリウッドが舞い込んだ稀有な例なので、是非とも聞いてみるべし。