FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN ORIGINAL SOUNDTRACK

FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN ORIGINAL SOUNDTRACK

オススメ度 ★★★★★

発売:2005年9月28日 収録時間:73分 定価:3000円 レーベル:スクウェア・エニックス



「映画みてーなゲームばっか作りよってからに、映画は映画でやれ!」との声に応えた(?)結果、映画ができた。
フルCGのOVA。湯水のように金を使い作られた本作、音楽も(流用はあれど)湯水のように金が使われている気しかしない。
植松伸夫氏による「FF7」のアレンジを中心に、BLACK MAGESにしか聞こえない曲も散見される有様。
何が凄いって音響・音質。気合の入ったアレンジを飾るに相応しい超高品質なマスタリング。


N0.Disc 1 曲名時間作曲編曲
1Opening1:31植松伸夫浜口史郎
2約束の地~The Promised Land~2:52福井健一郎
3Beyond The Wasteland4:14
4Sign1:49
5ティファのテーマ(Piano Version)4:23浜口史郎
6For the Reunion2:32関戸剛
7闘う者達(Piano Version)4:00浜口史郎
8Water2:21
植松伸夫、河盛慶次
9Materia0:53関戸剛
10Black Water2:40植松伸夫
関戸剛、福井健一郎
11エアリスのテーマ(Piano Version)4:07浜口史郎
12Battle in the Forgotten City3:25福井健一郎
13Violator2:35関戸剛
14北の大空洞(FF7 AC Version)1:51
関戸剛、河盛慶次
N0.Disc 2 曲名時間作曲編曲作詞
1天来~Divinity 1~2:54植松伸夫外山和彦
2闘う者達(FF7 AC Version)2:00
関戸剛、河盛慶次
3更に闘う者達(FF7 AC Version)4:25福井健一郎
4天来~Divinity 2~3:35外山和彦
5Encounter0:53河盛慶次
6The Chase of Highway4:34植松伸夫、福井健一郎河盛慶次
7Savior2:16植松伸夫関戸剛
8J-E-N-O-V-A(FF7 AC Version)2:46
9再臨:片翼の天使~Advent:One-Winged Angel~6:07
浜口史郎、福井健一郎
10Cloud Smiles3:29浜口史郎
11End Credits5:36外山和彦
12CALLING5:03氷室京介氷室京介、松井五郎氷室京介
 映画だ映画だと揶揄されるので(?)本当にFFを映画にしてみちゃいましたOVA。
 続編を!との声が元々多くあった「7」の続編を映像で行うということに、トラウマが蘇った人も多かろう。
 何せ、「FF」の「映像化」なのだから……。
 さて、今作が「7」を食い潰す流れの始まりでもあるのだが、それはまた別の話。

 言わずもがなの植松伸夫氏を筆頭に、アレンジアルバムでお馴染みの浜口史郎氏やBLACK MAGESの面々の編曲である。
 「リユニオン・トラック」などのアレンジを流用しているのも印象的。
 開発当初はアレンジ流用は使わないとの言葉だったが、結局アレンジはかなり使われている。

 冒頭「Opening」が既にゲーム版OPのアレンジである。
 浜口史郎氏のアレンジもオーケストラコンサートのものと同じと思っていい。
 これを代表に、浜口史郎氏のアレンジは本作における「綺麗どころ」担当である。
 ただし、「ティファのテーマ(Piano Version)」「闘う者達(Piano Version)」はピアノコレクションからの流用音源なので注意。

 えげつないギターリフは基本的に福井健一郎氏の編曲担当に散見される。
 「更に闘う者達(FF7 AC Version)」なんかはもうイントロで気付けなかったらアレンジと気付かないだろう。
 「The Chase of Highway」は今作のロック系の曲の中でも一番アッパーにキャッチー。聴きやすいです。

 Disc2からのオーケストラの音響・音質は見もの。
 「天来」2曲のオーケストラは涎が出そうなほどによく響く。
 コーラスが東京フィルハーモニーということなので、おそらくは演奏もそうなのだろうが。
 バハムート戦からの空気の一変を表現するのには持って来いの構成だ。

 そしてなによりの目玉は「再臨:片翼の天使~Advent:One-Winged Angel~」。
 オケ部分は「リユニオン・トラック」と同じアレンジを使い、福井健一郎氏アレンジのバンド演奏がついてくる。
 イメージ的にはオーケストラがセフィロス、バンドがクラウド、という分け方なのだろう。
 ロックとオケの融合ということで、音質も相まって素晴らしい曲に仕上がった。

 物議を醸しているのは最後の曲、氷室京介の「CALLING」である。
 雰囲気ぶち壊し!と揶揄されることも多く、実際構成的にはどうなのか怪しいところ。
 半分野村哲也氏やスタッフの趣味なのであろう、わざわざ許可を取って既存曲を収録しているのだから。
 ただしかし、この一曲の物議で全体のレベルの高さが崩れる訳ではない。

 圧倒的なマスタリングによる音質がモノを言い、テンションの高いアレンジが際立つ名盤。
 一作のアレンジ&イメージアルバムとして楽しむこともできるだろう。
 「アドベントチルドレン・リユニオン・トラック」にこちらの音響さえあれば良かったのだが。

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