GUNSLINGER GIRL Image Albu 「Poca felicita」
GUNSLINGER GIRL Image Album「Poca felicita」
オススメ度 ★★★★☆
発売:2005年12月21日 収録時間:62分 定価:3150円 レーベル:マーベラスエンターテインメント
人気漫画「ガンスリンガー・ガール」とSound HorizonのRevo氏のコラボ。
当初仮題として「少女とイタリア」と発表していた。
キャラクターごとの声優をボーカルに起用し、ミュージカル的なイメージソングで綴る。
内容はいつものSound Horizon。いつものシンフォニックメタル。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | La Ragazza Col Fucile~少女と銃~ | 5:18 | Revo | Revo | Revo | JOSEFA |
2 | Il Fratello~「兄妹」に捧げる弦楽四重奏~ | 2:59 | ||||
3 | Lui si chiama… | 6:28 | Revo | 南里侑香 | ||
4 | La Principessa Del Regno Del Sole~無邪気なお姫様~ | 6:12 | 三橋加奈子 | |||
5 | Biancaneve Bruno~白雪姫と8人の小人~ | 6:08 | 仙台エリ | |||
6 | Pinocchio~殺し屋ピノッキオ~ | 6:28 | Revo&斉藤”Jake”慎吾 | |||
7 | Claes Tranquillo~眼鏡と1つの約束~ | 7:24 | Revo | Revo | 小清水亜美 | |
8 | La Principessa Del Regno Della Pasta~可哀想なお姫様~ | 7:23 | 寺門仁美 | |||
9 | Io Mi Chiamo…~貴方だけの義体…私の名は…~ | 5:15 | 能登麻美子 | |||
10 | La Ragazza~「少女」に捧げるピアノ独奏~ | 3:19 | ||||
11 | La Ragazza Col Fucile E Poca Felicita~少女と銃と小さな幸せ~ | 5:08 | Revo | JOSEFA |
「ガンスリンガー・ガール」一期アニメ終了後に、ドラマCDかと思われたCD発売が、まさかのイメージアルバム。
音楽プロデュースは幻想音楽集団Sound Horison率いる、後に進撃の巨人で人気を博すRevo氏。アニメ版と同じ声優陣をボーカルにしたある種の「キャラクターソング」が展開される。
結論として、「ガンスリ」とRevo氏の相性はかなり良い。もともと、殺人兵器である少女たちの悲哀を取り巻く空気感は、Sound Horizonとよく似ている。実際、Sound Horizonの楽曲にも似たようなテーマ性を持つ歌詞は多々ある。
ただし、原作でのそれぞれの名場面をピックアップした作詞と、声優による語りめいた抑揚の歌唱。これが悪い意味で痛々しく感じられる。つまるところ「サンホラが合うかどうか」という当然の前提でこのアルバムの価値が上下する。
Revo氏の作品はそれこそが魅力の一つではあるのだが、実際シンフォニックメタル全開の演奏と声優のキャラボイスを保ちつつのボーカルの独特な相性は、鼻についてしまう人も少なくはないのではないか。
エルザ役の能登麻美子氏は、メディア展開の中ではこれが初のお披露目。内容も楽曲ジャンルも「少女とイタリア」という当初の仮題に合ったフラメンコがベースの曲だ。
しかしこれもキャラボイス保ちのままなので、能登氏の独特なウィスパーがそのままボーカルとして使われているのだが、ちょっと聞きづらいかも?
音楽自体のクオリティは充分に良い。アルバムとして完成度が高いのは確かである。ただ、良くも悪くも「サンホラ」の空気感がまとわりつくので、評価は大きく分かれるだろう。
音楽プロデュースは幻想音楽集団Sound Horison率いる、後に進撃の巨人で人気を博すRevo氏。アニメ版と同じ声優陣をボーカルにしたある種の「キャラクターソング」が展開される。
結論として、「ガンスリ」とRevo氏の相性はかなり良い。もともと、殺人兵器である少女たちの悲哀を取り巻く空気感は、Sound Horizonとよく似ている。実際、Sound Horizonの楽曲にも似たようなテーマ性を持つ歌詞は多々ある。
ただし、原作でのそれぞれの名場面をピックアップした作詞と、声優による語りめいた抑揚の歌唱。これが悪い意味で痛々しく感じられる。つまるところ「サンホラが合うかどうか」という当然の前提でこのアルバムの価値が上下する。
Revo氏の作品はそれこそが魅力の一つではあるのだが、実際シンフォニックメタル全開の演奏と声優のキャラボイスを保ちつつのボーカルの独特な相性は、鼻についてしまう人も少なくはないのではないか。
エルザ役の能登麻美子氏は、メディア展開の中ではこれが初のお披露目。内容も楽曲ジャンルも「少女とイタリア」という当初の仮題に合ったフラメンコがベースの曲だ。
しかしこれもキャラボイス保ちのままなので、能登氏の独特なウィスパーがそのままボーカルとして使われているのだが、ちょっと聞きづらいかも?
音楽自体のクオリティは充分に良い。アルバムとして完成度が高いのは確かである。ただ、良くも悪くも「サンホラ」の空気感がまとわりつくので、評価は大きく分かれるだろう。