蛍火の杜へ オリジナル・サウンドトラック 季節の瞬き
蛍火の杜へ オリジナル・サウンドトラック 季節の瞬き
オススメ度 ★★★★★
発売:2011年8月24日 収録時間:41分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス
「夏目友人帳」スタッフが同作原作者・緑川ゆき氏の短編「蛍火の杜へ」を映画化。
勿論スタッフはほぼ同じなので、音楽を担当するのはお馴染み吉森信氏。
クラリネットの聞こえ方など、夏目サントラの延長と見てもいい部分も。
注目はまさかのガムランとケチャ。
緑川ゆき氏の1巻完結漫画を同じ原作者による「夏目友人帳」スタッフで映画化。
そして大森貴弘監督といえば吉森信氏。主題歌の作編曲も担当している。
おおざっぱなテイストは「夏目」と同じく、ピアノや木管、ストリングスがモノを言うヒーリング系。
小森慶子氏によるクラリネットは特に「夏目」で聴き慣れた響きのままで、その延長と見てもいいほど。
しかし映画音楽なので、シーンにより深く寄り添った展開をしていく。かなり印象が異なる部分もあるだろう。
吉森氏のピアノはとにかく美しい。「季節の瞬き」の名に恥じない爽やかな夏の風がピアノで起きている。
主題歌や「山神の森へ」に使われるピアノがそのメインフレーズだ。
予告でも使われているので、耳に残っているはず。
これでもかと楽器で表現される「季節感」は正しく本作の代名詞であるといえる。
面白いのは川村亘平氏率いるTAIKU JIKANGを起用した、ガムランとケチャの導入だ。
ガムラン、ケチャといえばインドネシアの音楽のもので、アニメでは「AKIRA」がそれらを用いた代表作。
モチーフとしては和風な「蛍火の杜へ」だが、祭やオカルトな描写のためにガムラン&ケチャを用いているのである。
結果として、ケチャは日本的なオカルト演出には昇華しているかは怪しいものの、異世界感という方面でハマる。
サーカスチックな管弦使いの中に突然ケチャの混ざる「ある日、森の中」などは一曲としてもかなり面白い。
映画そのものが短いため、40分とアルバム自体も短くなっているが、その40分を目一杯使った良盤。
作品知名度もあまり高くないので忘れられがちだが、「夏目」音楽を気に入った人間はこちらもぜひ。
勿論、そうでなくてもピアノや弦楽などによるによる素直なヒーリング音楽はおススメできる一品。
ブックレットには吉森信氏のコメントが掲載。イラストは高田章。デザインは竹田康紀。
そして大森貴弘監督といえば吉森信氏。主題歌の作編曲も担当している。
おおざっぱなテイストは「夏目」と同じく、ピアノや木管、ストリングスがモノを言うヒーリング系。
小森慶子氏によるクラリネットは特に「夏目」で聴き慣れた響きのままで、その延長と見てもいいほど。
しかし映画音楽なので、シーンにより深く寄り添った展開をしていく。かなり印象が異なる部分もあるだろう。
吉森氏のピアノはとにかく美しい。「季節の瞬き」の名に恥じない爽やかな夏の風がピアノで起きている。
主題歌や「山神の森へ」に使われるピアノがそのメインフレーズだ。
予告でも使われているので、耳に残っているはず。
これでもかと楽器で表現される「季節感」は正しく本作の代名詞であるといえる。
面白いのは川村亘平氏率いるTAIKU JIKANGを起用した、ガムランとケチャの導入だ。
ガムラン、ケチャといえばインドネシアの音楽のもので、アニメでは「AKIRA」がそれらを用いた代表作。
モチーフとしては和風な「蛍火の杜へ」だが、祭やオカルトな描写のためにガムラン&ケチャを用いているのである。
結果として、ケチャは日本的なオカルト演出には昇華しているかは怪しいものの、異世界感という方面でハマる。
サーカスチックな管弦使いの中に突然ケチャの混ざる「ある日、森の中」などは一曲としてもかなり面白い。
映画そのものが短いため、40分とアルバム自体も短くなっているが、その40分を目一杯使った良盤。
作品知名度もあまり高くないので忘れられがちだが、「夏目」音楽を気に入った人間はこちらもぜひ。
勿論、そうでなくてもピアノや弦楽などによるによる素直なヒーリング音楽はおススメできる一品。
ブックレットには吉森信氏のコメントが掲載。イラストは高田章。デザインは竹田康紀。

