革命機ヴァルヴレイヴ オリジナルサウンドトラック
革命機ヴァルヴレイヴ オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★☆
発売:2013年7月3日 収録時間:59分 定価:3045円 レーベル:flying DOG
ロボアニメが乱立した2013年にサンライズが繰り出したロボットアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」。
「RED GARDEN」で共演した松尾衡監督と千住明氏のコンビである。
「ヴェスペリア」の勢いにバンドや電子音が混ざったような印象。
相変わらずの勇壮なオーケストレーションや、悲劇性たっぷりのメロディは安定の域。
No. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 黒染 | 2:26 | 千住明 |
2 | 死ぬだけだよ | 2:24 | |
3 | 貴方と私の歌 | 2:07 | |
4 | 喜びと悲しみ | 2:04 | |
5 | 叶う事がないと知りながら | 1:46 | |
6 | ブリッツゥンデーゲン | 1:58 | |
7 | 落雷のように | 2:44 | |
8 | 幻想と夢想 | 2:15 | |
9 | マギウス | 1:35 | |
10 | 白い結束 | 1:50 | |
11 | 胸のつかえ | 1:54 | |
12 | 暗部 | 1:39 | |
13 | 今だけの幸せ | 2:32 | |
14 | 今が楽しいと思える時 | 1:09 | |
15 | 誰も立ち上がれなくて | 2:05 | |
16 | 走って行くべきだろう | 1:36 | |
17 | もう後は無い | 2:13 | |
18 | 凡庸な輩の夢のあと | 2:03 | |
19 | 小さな力と大きな力 | 2:26 | |
20 | 半分こ | 1:34 | |
21 | 天与の笑顔 | 2:25 | |
22 | 仕掛け | 2:08 | |
23 | 焦りと確信 | 3:08 | |
24 | 死の先に在る事 | 2:17 | |
25 | すべては使い果たされた | 2:13 | |
26 | みんなの勝利 | 2:01 | |
27 | 硬質残光 | 2:08 | |
28 | 悪魔と人の結晶 | 2:08 |
久しくサンライズ制作のロボットアニメとして注目を浴びた「革命機ヴァルヴレイヴ」。
キャラ原案に「D.Gray-man」の星野桂氏、メカデザインに石渡マコト氏を器用するなど人選も挑戦的。
松尾衡監督と、今作の音楽を担当する千住明氏、そしてフライングドッグ(ビクター)は6年ぶりの共演。
「RED GARDEN」でたらふく悲劇音楽をぶちかまして以来の布陣となる。
千住明氏が管弦を扱うと「いつもの芸風」が始まる。
「焦りと確信」「落雷のように」などは、千住明氏のファンならば「あ、これね」と安心してしまうオーケストレーションだ。
「喜びと悲しみ」などの日常音楽も良くも悪くも安定感があり、学園要素に音楽で茶々を入れない配慮が取られている。
しかし本作において千住明氏が重点においたのはオケではなく、女性ソロソプラノである。
千住氏の推薦と、偶然重なったスケジュールにより颯爽と現れた女性ソリスト、小林沙羅氏。
冒頭「黒染」で管弦とギターがかき鳴らされる中スケールを一気に広げる小林氏の声の使い方はこれぞロボアニメという具合。
彼女の声が本作で演出しているのは物語としての「闇の部分」であろう。「ヴァルヴレイヴ」の二面性を描くための空気作りだ。
計5曲の参加だが、そのうちの一曲「悪魔と人の結晶」がラストを飾っている構成がその重要性をアピールしてくる。
また、同じく千住氏が熱烈なオファーを出したのがチェリストの古川展生氏。
なかなかスケジュールが合わず「死ぬだけだよ」の1曲のみの参加である。
予告編にも使うために先行して作られたとのことで、チェロソロのこの曲だけが異質な空気を放っている。一話ラストでも使われうまくショッキングさを演出した。
全体的には安定感ある千住明音楽、という印象が拭えない部分もあるが、それもまた大きな魅力なのも確かである。
前述の通り重点が女性ソプラノであることを思って聞くと、かなりスルメな味が出てくるアルバム。
悲劇音楽度合で言うならば「RED GARDEN」よりもかなりバランスを取っているので、そこまで重過ぎない、と思う。
デザインはmk@jeepster。イラストは玉川真吾氏。
ブックレットには千住氏、松尾監督、サンライズ音楽出版の黒田学氏のコメント有り。
キャラ原案に「D.Gray-man」の星野桂氏、メカデザインに石渡マコト氏を器用するなど人選も挑戦的。
松尾衡監督と、今作の音楽を担当する千住明氏、そしてフライングドッグ(ビクター)は6年ぶりの共演。
「RED GARDEN」でたらふく悲劇音楽をぶちかまして以来の布陣となる。
千住明氏が管弦を扱うと「いつもの芸風」が始まる。
「焦りと確信」「落雷のように」などは、千住明氏のファンならば「あ、これね」と安心してしまうオーケストレーションだ。
「喜びと悲しみ」などの日常音楽も良くも悪くも安定感があり、学園要素に音楽で茶々を入れない配慮が取られている。
しかし本作において千住明氏が重点においたのはオケではなく、女性ソロソプラノである。
千住氏の推薦と、偶然重なったスケジュールにより颯爽と現れた女性ソリスト、小林沙羅氏。
冒頭「黒染」で管弦とギターがかき鳴らされる中スケールを一気に広げる小林氏の声の使い方はこれぞロボアニメという具合。
彼女の声が本作で演出しているのは物語としての「闇の部分」であろう。「ヴァルヴレイヴ」の二面性を描くための空気作りだ。
計5曲の参加だが、そのうちの一曲「悪魔と人の結晶」がラストを飾っている構成がその重要性をアピールしてくる。
また、同じく千住氏が熱烈なオファーを出したのがチェリストの古川展生氏。
なかなかスケジュールが合わず「死ぬだけだよ」の1曲のみの参加である。
予告編にも使うために先行して作られたとのことで、チェロソロのこの曲だけが異質な空気を放っている。一話ラストでも使われうまくショッキングさを演出した。
全体的には安定感ある千住明音楽、という印象が拭えない部分もあるが、それもまた大きな魅力なのも確かである。
前述の通り重点が女性ソプラノであることを思って聞くと、かなりスルメな味が出てくるアルバム。
悲劇音楽度合で言うならば「RED GARDEN」よりもかなりバランスを取っているので、そこまで重過ぎない、と思う。
デザインはmk@jeepster。イラストは玉川真吾氏。
ブックレットには千住氏、松尾監督、サンライズ音楽出版の黒田学氏のコメント有り。