仮面ライダーウィザード オリジナルサウンドトラック

仮面ライダーウィザード オリジナルサウンドトラック

オススメ度 ★★★☆☆

発売:2012年11月21日 収録時間:73分 定価:3150円 レーベル:エイベックス・マーケティング



平成ライダー14作目、第2期平成ライダー4作目となる「仮面ライダーウィザード」。
今回のモチーフは魔法使い、指輪、ファンタジー。
マジレンジャーとのかぶりを危惧されたが、
果たして音楽担当の中川幸太郎氏はどう動く。


N0.曲名時間作・編曲作詞
1イントロダクション1:12中川幸太郎
2イッツショータイム1:28
3キックストライク1:04
4エンゲージ1:17
5運命の鼓動1:22
6女刑事1:46
7捜査1:49
8闇の密談1:46
9暗黒の淵1:24
10恐怖の増大0:35
11恐怖の滴1:21
12蠢く闇1:07
13疑惑の時1:23
14疑心暗鬼1:32
15奈良瞬平1:19
16瞬平の走り1:09
17大失敗0:35
18輪島のおっさん1:52
19明るい街1:45
20人々の営み1:35
21スキップタイム1:49
22魔法石の職人1:29
23魔法時間0:55
24魔法陣1:22
25使い魔1:10
26魔力の神秘1:30
27指輪の魔法使い1:42
28白い魔法使い1:31
29サバトの儀式1:41
30サバトの時0:41
31アンダーワールド1:17
32ミサ & ユウゴ1:31
33パワーザファントム1:33
34ファントムの進撃1:20
35ファントム出現1:52
36グールの進撃1:25
37ドラゴライズ1:32
38チェイサー1:43
39晴人の試練1:34
40コヨミ1:46
41夢の散歩1:26
42社会の事件1:36
43走れ!走れ!0:42
44心情の雨1:55
45夕日0:57
46牧場の風1:47
47希望の絆2:11
48まどろみの時1:26
49前堤0:11
50後堤0:12
51Life is SHOW TIME1:12tatsuo藤林聖子鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
 平成ライダー第14作目となる作品「仮面ライダーウィザード」。
 「ゴーカイジャー」の宇都宮Pと「響鬼」脚本家のきだつよし氏を迎えるが、
 個人的には平成ライダーワーストクラスの作品になってしまったように思える。

 「ディケイド」「W」「オーズ」に続き4作目のライダー音楽担当となる中川幸太郎氏。
 今作では「魔法」「ファンタジー」がモチーフとされ、「マジレンジャー」との類似を危惧されていたが、きちんと住み分けを為したオーケストラ風のアクション音楽を展開してきた。
 作風としては「THE UNLIMITED 兵部京介」の中川音楽と同系統のものだが、「兵部」は映画音楽としての方向性が厚みの薄めな中川オケの力を底上げできており、本作ではその助けがないために若干パワフルさに欠けてしまっている。
 コーラス風の音を交えた変身音楽なども耳残りするようにはできているが、「オーズ」「W」のような力強さはなく、いっそ「ディケイド」より弱いかもしれない。

 それと、どう聞いても日常ドタバタ音楽の方がノリノリに決まっていて、おちゃらけた管弦やジャズなど、中川氏の過去作品での魅力が出ているのがそちらというのも難点。
 「なんとなくオーケストラ風でファンタジックで壮大気味」という統一感はなくもないが、音楽的にこれを好きになれるかというと少し微妙なところ。
 近年のライダー音楽では屈指の弱さになってしまったかもしれない。
 また、どうやらテレビシリーズ音楽は未収録を残しサントラ2枚目を出さないまま終わってしまうようで、仮面ライダービースト用のオリジナル音源も聴けず、そういう要素も残念なポイントの一つになってしまった。
 デザイナーなども表記されておらず、ブックレットも貧相で不親切。

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