神様のメモ帳 It’s the only NEET thing to do. ORIGINAL SOUNDTRACK
神様のメモ帳 It’s the only NEET thing to do. ORIGINAL SOUNDTRACK
オススメ度 ★★★★☆
発売:2011年9月28日 収録時間:77分 定価:3000円 レーベル:ランティス
杉井光氏原作、電撃文庫で刊行されている「神様のメモ帳」。
桜美かつし監督でアニメ化されたが、オリジナル要素など数々の要素が不評に。
音楽には岩崎琢氏が抜擢。この時期の中でも落ち着いた作風が目立ち、
ピアノを基調にしたシティポップスなどを展開する。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞・歌 |
1 | Teddy | 4:10 | 岩崎琢 | かの香織 | Suzi Kim |
2 | The seamy side | 2:52 | 岩崎琢 | ||
3 | 事件 | 2:36 | |||
4 | N.E.E.T. | 3:57 | Lotus Juice | ||
5 | Apathy syndrome | 2:55 | 岩崎琢 | ||
6 | 園芸部 | 2:02 | |||
7 | HANAMARU | 2:42 | |||
8 | Realize | 2:47 | |||
9 | 99 NEETs | 3:19 | L-VOKAL | ||
10 | Tender color | 2:23 | 岩崎琢 | ||
11 | 予感 | 2:39 | |||
12 | 思い出はいつだって優しいから | 1:22 | |||
13 | Dearest pain | 3:01 | |||
14 | 真実と優しい嘘 | 3:01 | |||
15 | Alice in computer room | 2:34 | |||
16 | 2分30秒でわかる楽しいNEET life | 2:29 | |||
17 | 次の金は東にありて | 2:26 | |||
18 | Antenna | 2:33 | |||
19 | 漢は多くを語らず | 3:04 | |||
20 | 彩夏 | 2:12 | |||
21 | Bad trip | 1:17 | |||
22 | 屋上に咲いた花 | 1:39 | |||
23 | Hazard | 2:39 | |||
24 | Hope in despair | 2:35 | |||
25 | 真実と事実の狭間 | 2:36 | |||
26 | Sad drops | 3:00 | |||
27 | It’s the only NEET thing to do. | 2:44 | |||
28 | Wishful fiction | 3:03 | |||
29 | I hope so… | 1:57 |
電撃文庫にて刊行されている、杉井光氏によるライトノベル「神様のメモ帳」。
登場人物の多くがニートである都市探偵活劇であり、ニートネタは曲タイトルにも取り入れられている。
桜美かつし氏を監督にアニメ化がなされたが、オリジナル構成諸々が非常に不評で、原作モノの改悪アニメ化の代表例として扱われることもしばしば。
筆者は桜美かつし監督肯定派なので、なんだかんだ嫌いではない。
音楽は岩崎琢氏。「びんちょうタン」以降では久々の静的なテイストのアルバムとなっている。
岩崎氏のサントラは作品ごとに音楽のジャンルがバシッと決められて骨子になっている。「都市」「探偵」「ニート」というワードからチョイスされた、ジャンルはシティポップスである。
しかし「ジャンル音楽」を全うすることだけでは我慢ができないのが岩崎音楽である。スキャットやピアノを基調にしたシティポップスを土台にしたラップ、ヒップホップ、ジャズが展開されている。
懐かしくも冷ややかで落ち着きのあるサウンドは都市探索物語である本作とは気持ちよくマッチしており、作品の雰囲気を強く構成する要素になっている。
気になるのは、いつもよりも若干アンビエント的というか、お仕事感のある劇判っぽい曲が散見される。
それでもただでは転ばないのが岩崎氏なので、劇判としても限りなく高水準なのだが、シティポップス・ヒップホップというジャンルがそれを浮き彫りにしやすくしている。
この時期の岩崎氏の中では最も透明感あるサウンドで、素直なシティ感ある岩崎音楽が聞ける貴重な一枚。
ありそうで意外とない、シティポップスを用いた都市音楽の洗練された形である。
ジャケットイラストは冷水由紀絵氏。デザインはOverDriveDesign。
登場人物の多くがニートである都市探偵活劇であり、ニートネタは曲タイトルにも取り入れられている。
桜美かつし氏を監督にアニメ化がなされたが、オリジナル構成諸々が非常に不評で、原作モノの改悪アニメ化の代表例として扱われることもしばしば。
筆者は桜美かつし監督肯定派なので、なんだかんだ嫌いではない。
音楽は岩崎琢氏。「びんちょうタン」以降では久々の静的なテイストのアルバムとなっている。
岩崎氏のサントラは作品ごとに音楽のジャンルがバシッと決められて骨子になっている。「都市」「探偵」「ニート」というワードからチョイスされた、ジャンルはシティポップスである。
しかし「ジャンル音楽」を全うすることだけでは我慢ができないのが岩崎音楽である。スキャットやピアノを基調にしたシティポップスを土台にしたラップ、ヒップホップ、ジャズが展開されている。
懐かしくも冷ややかで落ち着きのあるサウンドは都市探索物語である本作とは気持ちよくマッチしており、作品の雰囲気を強く構成する要素になっている。
気になるのは、いつもよりも若干アンビエント的というか、お仕事感のある劇判っぽい曲が散見される。
それでもただでは転ばないのが岩崎氏なので、劇判としても限りなく高水準なのだが、シティポップス・ヒップホップというジャンルがそれを浮き彫りにしやすくしている。
この時期の岩崎氏の中では最も透明感あるサウンドで、素直なシティ感ある岩崎音楽が聞ける貴重な一枚。
ありそうで意外とない、シティポップスを用いた都市音楽の洗練された形である。
ジャケットイラストは冷水由紀絵氏。デザインはOverDriveDesign。