機甲界ガリアン 音楽集VOL.1

機甲界ガリアン 音楽集VOL.1

オススメ度 ★★★★☆

発売:2000年12月31日(原盤は1985年) 収録時間:43分 定価:3000円 レーベル:Triple star



「装甲騎兵ボトムズ」の高橋良輔監督が1984年に製作した「機甲界ガリアン」。
放送直後に少数生産されプレミア化していたサントラが15年越しに復刻。
音楽担当は「ウルトラセブン」の冬木透氏。
王道ファンタジー的オーケストレーションが心地良い一枚。


No.曲名時間作・編曲作詞
1伝説(プロローグ)~オープニング・テーマ ガリアン・ワールド5:12冬木透、井上大輔三浦徳子、KING REGUYTHEUROX
2ボーダー王国3:17冬木透
3危機1:47
4勇戦ガリアン2:50
5安住の地3:44
6老騎士アズベス1:46
7神秘の扉2:05
8ジョジョとチュルル2:16
9戦慄3:22
10ロロップルの襲撃3:17
11救世主3:29
12ほのかな想い3:21
13戯れ2:40
14エンディング・テーマ 星の1秒4:04井上大輔三浦徳子、KING REGUYTHEUROX
 「装甲騎兵ボトムズ」で名をはせた高橋良輔監督が1984年に製作したアニメ「機甲界ガリアン」。
 中世ファンタジーとロボットを同居させた世界観の作品である。
 85年に少数発売されプレミア化していたサントラが2000年に復刻された。

 
 音楽担当は「ウルトラセブン」を代表作とする巨匠・冬木透氏。
 この時代のテレビアニメ音楽としては決して多くはないフルオーケストラ編成の音楽を展開している。ロボットアニメの音楽というよりは剣と魔法なファンタジー作品の音楽と言った方が通りがいいほどだ。
 それは恐らく「ガリアン」ではなくキャラクター達やその情動・人生に対し焦点を当てているからで、冬木氏のヒロイックなオーケストレーションと相まって世界観を強固に組み立てている。

 
 ただし、王道オーケストレーションであることは特徴やトガリのなさにも繋がっており、地味というほどでもないし捨て曲も殆ど無いのだが、キャッチ―さにも欠けている節がある。
 「ウルトラセブン」を彷彿とさせる怪獣音楽的な脅かし方も特徴的と言えば特徴的ではあるが、アルバムの代名詞かと言われると疑問がある。
 また、プログレッシヴロックバンド・EUROXによるOP及びED曲はどちらも名曲。
 本アルバムの仕様で、OP「ガリアン・ワールド」の前奏に冬木氏の劇判がくっついてしまっているが、それが全く気にならない程に両方の曲が楽しませてくれる。
 ボーカルの根本氏のネイティヴ発音の英語歌詞や電子ヴァイオリンなどがたまらなくかっこいい。特にED「星の1秒」は人気が高く、この2曲目当てに今作を手に入れた人も少なくないだろう。

 
 冬木透氏のオーケストラ、ガリアンのサントラ、というだけで星5つにしてしまいたい一枚。プレミア化もしておらず容易に入手できるはずだ。
 ブックレットには「機甲界ガリアン」の世界地図と、監督や冬木氏など総勢4名によるコメンタリー。
 この復刻版すらもプレミア化する前に手に入れてみるのもまた一手である。

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