TVアニメ『ラブライブ!』2期 オリジナルサウンドトラック Notes of School idol days~Glory~
TVアニメ『ラブライブ!』2期 オリジナルサウンドトラック Notes of School idol days~Glory~
オススメ度 ★★★★★
発売:2014年8月27日 収録時間:122分 定価:3564円 レーベル:ランティス
「シスプリ」公野櫻子原案のメディアミックス、大ヒットの「ラブライブ!」。
勢いそのままに2期アニメが開始。映画化も決まる勢いだ。
担当は引き続き藤澤慶昌氏だが、以前よりも泣かしのメロが力強くなっており、
単純にパワーアップだけ果たした2期サントラという隙のないアルバムが完成。
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 新生徒会長登場(LM51) | 2:15 | 藤澤慶昌 | ||
2 | これまでのラブライブ!~ミュージカルver.~(LM15H) | 0:58 | 京極尚彦 | 高坂穂乃果(新田恵海) | |
3 | What!?(LM52) | 2:40 | |||
4 | …寄り道してかない?(LM53) | 2:32 | |||
5 | 残された時間(LM54) | 2:51 | |||
6 | それは僕たちの奇跡(TVサイズ) | 1:36 | 黒須克彦 | 畑亜貴 | μ’s |
7 | 大変です!!!(TM02) | 0:17 | 藤澤慶昌 | ||
8 | のどかな田舎(LM55) | 1:50 | |||
9 | すってんにころりん(LM56) | 1:31 | |||
10 | プレッシャーに押しつぶされて(LM57) | 2:30 | |||
11 | いつもどんなときも、全員のために(LMOP) | 2:26 | |||
12 | どんなときもずっと(TVサイズ・のぞえりにこ) | 1:35 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | 絢瀬絵里(南條愛乃)、東條希(楠田亜衣奈)、 矢澤にこ(徳井青空) |
13 | 海未のセクシー・ドレス(TM03) | 0:12 | 藤澤慶昌 | ||
14 | A-RISEとの対峙(LM58) | 1:48 | |||
15 | Shocking Party | 3:28 | 板垣祐介 | 畑亜貴 | A-RISE |
16 | ユメノトビラ(TVサイズ) | 2:17 | 佐伯高志 | μ’s | |
17 | どんなときもずっと(TVサイズ) | 1:34 | 佐々木裕 | ||
18 | 緊迫(LM59) | 2:20 | 藤澤慶昌 | ||
19 | 肉屋のにこちゃん(TM04) | 0:15 | |||
20 | にこ登場…?(TM01) | 0:18 | |||
21 | 業-カルマ-(LM60) | 2:43 | |||
22 | どんなときもずっと(TVサイズ・にこソロ) | 1:34 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | 矢澤にこ(徳井青空) |
23 | 新リーダー凛ですわ!(LM61) | 2:05 | 藤澤慶昌 | ||
24 | 凛の戸惑い(LM62) | 1:52 | |||
25 | Love wing bell(TVサイズ) | 1:44 | 森慎太郎 | 畑亜貴 | 星空凛(飯田里穂)、西木野真姫(Pile)、 小泉花陽(久保ユリカ)、絢瀬絵里(南條愛乃)、 東條希(楠田亜衣奈)、矢澤にこ(徳井青空) |
26 | どんなときもずっと(TVサイズ・凛ソロ) | 1:35 | 佐々木裕 | 星空凛(飯田里穂) | |
27 | ハロウィーン・ストリート(LM64) | 1:46 | 藤澤慶昌 | ||
28 | 他人になりきれ(LM63) | 2:33 | |||
29 | Rock me baby!(TM06) | 0:24 | |||
30 | お祭り気分で盛り上がれ!(TM07) | 0:27 | |||
31 | 軽やかな昼下がりB(LM02 TypeB) | 2:12 | |||
32 | Dancing stars on me!(TVサイズ) | 1:47 | 佐伯高志 | 畑亜貴 | μ’s |
33 | どんなときもずっと(TVサイズ・まきりんぱな) | 1:34 | 佐々木裕 | 星空凛(飯田里穂)、西木野真姫(Pile)、 小泉花陽(久保ユリカ) |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 生徒会のお仕事(LM65) | 2:30 | 藤澤慶昌 | |||
2 | どんなときもずっと(TVサイズ・ことほのうみ) | 1:35 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | 高坂穂乃果(新田恵海)、南ことり(内田彩)、 園田海未(三森すずこ) | |
3 | 銀幕の中のロマンス(LM66) | 1:52 | 藤澤慶昌 | |||
4 | 希の胸の内(LM67) | 2:58 | ||||
5 | どんなときもずっと(TVサイズ・のぞまきえり) | 1:35 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | 絢瀬絵里(南條愛乃)、西木野真姫(Pile)、 東條希(楠田亜衣奈) | |
6 | みんなが支えてくれる(LM69) | 2:07 | 藤澤慶昌 | |||
7 | 雪の降る街(LM68) | 2:02 | ||||
8 | Snow halation(TVサイズ) | 2:46 | 山田高弘 | 中西亮輔 | 畑亜貴 | μ’s |
9 | 初詣(LM74) | 2:22 | 藤澤慶昌 | |||
10 | ツバサと穂乃果(LM75) | 2:21 | ||||
11 | お餅つき(LM76) | 1:44 | ||||
12 | どんなときもずっと(TVサイズ・穂乃果ソロ) | 1:36 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | 高坂穂乃果(新田恵海) | |
13 | すぐ先にある未来(LM77) | 2:19 | 藤澤慶昌 | |||
14 | この先の私たち(LM73 EDアレンジ) | 2:11 | 佐々木裕 | 藤澤慶昌 | ||
15 | よーし、遊ぶぞー!(LM78) | 1:44 | 藤澤慶昌 | |||
16 | 友情ノーチェンジ(BGM) | 1:29 | ||||
17 | どんなときもずっと(TVサイズ・全員合唱) | 1:34 | 佐々木裕 | 畑亜貴 | μ’s | |
18 | ラブライブ!決勝(LM70) | 1:54 | 藤澤慶昌 | |||
19 | KiRa-KiRa Sensation!(TVサイズ) | 1:55 | 本田光史郎 | 畑亜貴 | μ’s | |
20 | 夢のあと(LM71) | 3:28 | 藤澤慶昌 | |||
21 | 僕らは今のなかで(TVサイズ) | 1:34 | 森慎太郎 | 畑亜貴 | μ’s | |
22 | 愛してるばんざーい!(Piano Mix) | 3:12 | 山田高弘 | 酒井陽一 | ||
23 | Oh,Love&Peace!(TVサイズ) | 1:31 | 黒須克彦 | |||
24 | Happy maker!(TVサイズ) | 2:29 | 河田貴央 | |||
25 | これまでのラブライブ!~ミュージカルver.~(Off Vocal)(LM15H) | 0:57 | 藤澤慶昌 | |||
26 | ハラショー!(TM05) ※未使用音源 | 0:19 | ||||
27 | 迫り来る者(PM01) | 1:58 | ||||
28 | 謎の影を追って(PM02) | 2:27 | ||||
29 | Mysterious Girl(PM03) | 2:33 | ||||
30 | Shocking Party(TVサイズ) | 1:33 | 板垣祐介 | 畑亜貴 | A-RISE | |
31 | Shocking Party(Off Vocal) | 3:29 |
電撃G’s magazine、サンライズ、ランティスによう合同企画である「ラブライブ!」。
空前の大ヒットにより映画化も決定し、コンテンツとして絶対的なポジションを獲得している。
その2期アニメのサウンドトラックが発売。「ラブライブ!」にだってインストはあるのだという事を再認しよう。
音楽の担当は1期に引き続き藤澤慶昌氏。アルバムの構成も概ね前回と同じ、使用順にBGMと歌を混ぜたものだ。
管弦、ポップス、打ち込みといったアッパーなバラエティサントラである事も前回を踏襲しているが、「有頂天家族」を経由したせいか、圧倒的に藤澤氏の「泣かし」のメロのレベルが違うのが聞き所だ。
再生し始めにそれが顕著に表れるのが「…寄り道してかない?(LM53)」である。
使用タイミングのくだりを見れば分かるが、とぼけた音からこれでもかと流れるような自然さで泣かしのピアノに入る。
その他、「いつもどんなときも、全員のために(LMOP)」「みんなが支えてくれる(LM69)」や、「希の胸の内(LM67)」などといった、ほぼワンオフのBGMによるテレビアニメとしては贅沢な演出のためのものが、何よりもこのサントラの、9人の少女達の駆け抜けた青春を思い起こさせるのである。
冒頭で披露された1期からお馴染み「前回のラブライブ!」のミュージカルバージョンもこのアルバムの醍醐味だ。
合唱というよりも穂乃果ソロとしての編集がされているようだが、印象自体は違えていない。
これや、サントラのみで聞けるA-RISEの曲が目当てでこのサントラを買う人も多いことだろう。
A-RISEも前回と同じく板垣祐介氏の作曲でユニットの統一感を図ろうとしており、曲のクオリティも抜群。
アルバムの終盤を「夢のあと」で締めるのもまた泣かされるポイント。メインテーマのメロが混じった瞬間が素晴らしい。
藤澤氏が近年稀に見る程真っ向から泣かす音楽を作る方なのが分かる作品である。
弱点はやはりテレビサイズでCDが埋め尽くされている事か。物語を追うように順繰りに再生するならばいいのだが、テレビサイズそのもの1曲だけオーディオから流れてもかなり寂しいものがある。
ミュージカルやA-RISE目当てに購入して、インストの良さに気付くという流れならば理想だが、インストに興味もないのに殆どテレビサイズのアルバムを聞かされてがっかり、というケースも有り得る。
しかし1期サントラからそのままアップグレードしただけと言えるような目玉が飛び出るような一枚なのは確かだ。
「ラブライブ!」の音楽だから凄い、という以前に今正に「来ている」藤澤慶昌氏を褒め称えたいところ。
間違いなく今後氏の代表作となる、コンテンツの縁の下の力持ちであった。
イラストは室田雄平氏、デザインは行徳ゆみ氏と仲井真由美(On Graphics)。
空前の大ヒットにより映画化も決定し、コンテンツとして絶対的なポジションを獲得している。
その2期アニメのサウンドトラックが発売。「ラブライブ!」にだってインストはあるのだという事を再認しよう。
音楽の担当は1期に引き続き藤澤慶昌氏。アルバムの構成も概ね前回と同じ、使用順にBGMと歌を混ぜたものだ。
管弦、ポップス、打ち込みといったアッパーなバラエティサントラである事も前回を踏襲しているが、「有頂天家族」を経由したせいか、圧倒的に藤澤氏の「泣かし」のメロのレベルが違うのが聞き所だ。
再生し始めにそれが顕著に表れるのが「…寄り道してかない?(LM53)」である。
使用タイミングのくだりを見れば分かるが、とぼけた音からこれでもかと流れるような自然さで泣かしのピアノに入る。
その他、「いつもどんなときも、全員のために(LMOP)」「みんなが支えてくれる(LM69)」や、「希の胸の内(LM67)」などといった、ほぼワンオフのBGMによるテレビアニメとしては贅沢な演出のためのものが、何よりもこのサントラの、9人の少女達の駆け抜けた青春を思い起こさせるのである。
冒頭で披露された1期からお馴染み「前回のラブライブ!」のミュージカルバージョンもこのアルバムの醍醐味だ。
合唱というよりも穂乃果ソロとしての編集がされているようだが、印象自体は違えていない。
これや、サントラのみで聞けるA-RISEの曲が目当てでこのサントラを買う人も多いことだろう。
A-RISEも前回と同じく板垣祐介氏の作曲でユニットの統一感を図ろうとしており、曲のクオリティも抜群。
アルバムの終盤を「夢のあと」で締めるのもまた泣かされるポイント。メインテーマのメロが混じった瞬間が素晴らしい。
藤澤氏が近年稀に見る程真っ向から泣かす音楽を作る方なのが分かる作品である。
弱点はやはりテレビサイズでCDが埋め尽くされている事か。物語を追うように順繰りに再生するならばいいのだが、テレビサイズそのもの1曲だけオーディオから流れてもかなり寂しいものがある。
ミュージカルやA-RISE目当てに購入して、インストの良さに気付くという流れならば理想だが、インストに興味もないのに殆どテレビサイズのアルバムを聞かされてがっかり、というケースも有り得る。
しかし1期サントラからそのままアップグレードしただけと言えるような目玉が飛び出るような一枚なのは確かだ。
「ラブライブ!」の音楽だから凄い、という以前に今正に「来ている」藤澤慶昌氏を褒め称えたいところ。
間違いなく今後氏の代表作となる、コンテンツの縁の下の力持ちであった。
イラストは室田雄平氏、デザインは行徳ゆみ氏と仲井真由美(On Graphics)。