MASTERキートン オリジナル・サウンドトラック
MASTERキートン オリジナル・サウンドトラック
オススメ度 ★★★★★
発売:1999年1月27日 収録時間:54分 定価:2625円 レーベル:バップ
オムニバス漫画の金字塔、浦沢直樹原作「MASTERキートン」。
短編漫画、エピソードのノウハウは全てこの作品に詰まってると言っていいだろう。
音楽は蓜島邦明氏。アニメではここから頭角を現した。
異国情緒溢れる無国籍ヒーリングトリビュート。
| N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 | 
| 1 | キートン | 1:16 | 蓜島邦明 | |||
| 2 | 市街地図 | 2:10 | ||||
| 3 | 飛ぶ | 2:52 | ||||
| 4 | 路地 | 2:31 | ||||
| 5 | 最後の | 1:55 | ||||
| 6 | 光り | 3:08 | ||||
| 7 | 手探りから察して | 2:20 | ||||
| 8 | 手段 | 1:29 | ||||
| 9 | 張り詰める | 1:18 | ||||
| 10 | 泥棒 | 2:20 | ||||
| 11 | 恋人 | 2:49 | ||||
| 12 | キートンの良心 | 2:44 | ||||
| 13 | 丸屋根 | 2:20 | ||||
| 14 | もう一度お願いします! | 2:15 | ||||
| 15 | 掟 | 2:36 | ||||
| 16 | どこへ | 2:23 | ||||
| 17 | 脇役 | 2:35 | ||||
| 18 | ならず者 | 2:26 | ||||
| 19 | ゴスラル | 2:25 | ||||
| 20 | 肖像画 | 2:46 | ||||
| 21 | キャベツ | 1:47 | ||||
| 22 | 心の壁 | 1:06 | ||||
| 23 | キートンの旅 | 2:29 | ||||
| 24 | eternal wind(TVサイズ) | 1:20 | SAKI | KAZZ & Blüe | JUN | Blüe | 
| 25 | ためいき(TVサイズ) | 1:21 | Kneuklid Romance | |||
 短編オムニバス漫画のお手本のような傑作である浦沢直樹氏の「MASTERキートン」。
世界を飛び回るこの作品にとって必要なのはまさしく異国情緒の素材であった。
そのために抜擢されたのは、当時から「世にも奇妙な物語」「NIGHT HEAD」で話題となっていた蓜島邦明氏。
初アニメではないものの、彼のアニメ音楽キャリアはここから始まったと言っていい。
バグパイプの重なりから始まるOP曲「キートン」を聞けばわかるように、とにかく民族音楽で攻めるアルバムだ。
各国の古都を想起させるようなあざとめの音作りをしていくのだが、その結果「海外旅番組」のような音楽が生まれているのが面白い。「世界ふれあい街歩き」にでも流れていそう。
これあ「キートン」の世界には完全にマッチしており、溶け込むタイプの劇伴効用としてはほぼ完璧だ。
逆に言えばエモーショナルさには欠けるので、そういうタイプを好む人にはピンとこないサントラではある。
また、ほぼ全ての曲が旅番組を彷彿とさせる異国情緒なので、一枚の中のメリハリは少ない。
ヒーリングアルバムとしての一本筋の通っている強さも多分にあるのだが、嫌う人もいるだろう。
そのあたりを考えると「民族音楽アルバム初心者向け」という立ち位置で考えるといいかもしれない。
なんにせよ、初期の蓜島邦明氏の代表作であることには間違いなく、良盤である。
ストレスなく気持ちよく聞ける一枚なので、是非多くの人に聞いてもらいたい。
ただし、軽くプレミアがついているので、中古価格が定価より中々下がらないので注意。
                            
					世界を飛び回るこの作品にとって必要なのはまさしく異国情緒の素材であった。
そのために抜擢されたのは、当時から「世にも奇妙な物語」「NIGHT HEAD」で話題となっていた蓜島邦明氏。
初アニメではないものの、彼のアニメ音楽キャリアはここから始まったと言っていい。
バグパイプの重なりから始まるOP曲「キートン」を聞けばわかるように、とにかく民族音楽で攻めるアルバムだ。
各国の古都を想起させるようなあざとめの音作りをしていくのだが、その結果「海外旅番組」のような音楽が生まれているのが面白い。「世界ふれあい街歩き」にでも流れていそう。
これあ「キートン」の世界には完全にマッチしており、溶け込むタイプの劇伴効用としてはほぼ完璧だ。
逆に言えばエモーショナルさには欠けるので、そういうタイプを好む人にはピンとこないサントラではある。
また、ほぼ全ての曲が旅番組を彷彿とさせる異国情緒なので、一枚の中のメリハリは少ない。
ヒーリングアルバムとしての一本筋の通っている強さも多分にあるのだが、嫌う人もいるだろう。
そのあたりを考えると「民族音楽アルバム初心者向け」という立ち位置で考えるといいかもしれない。
なんにせよ、初期の蓜島邦明氏の代表作であることには間違いなく、良盤である。
ストレスなく気持ちよく聞ける一枚なので、是非多くの人に聞いてもらいたい。
ただし、軽くプレミアがついているので、中古価格が定価より中々下がらないので注意。

