ももへの手紙 オリジナルサウンドトラック
ももへの手紙 オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★☆
発売:2012年4月25日 収録時間:60分 定価:3045円 レーベル:flying DOG
数年間の準備期間を経てマッドハウスが贈る「ももへの手紙」。
田舎情緒あふれるこの映画はなんと「人狼-JINROH-」の沖浦啓之監督。
音楽は「カレイドスター」の窪田ミナ氏が担当。
舞台や情感に素直に反応したストレートな音楽。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 潮待ちの島へ | 2:28 | 窪田ミナ |
2 | フシギな出逢い | 1:54 | |
3 | 宛名だけの手紙 | 1:01 | |
4 | 気がつけば、ともだち | 2:45 | |
5 | 黄表紙の秘密 | 1:48 | |
6 | 見守り組の三人 | 2:54 | |
7 | 海美とマメ | 0:42 | |
8 | ひとりぼっちのもも | 3:43 | |
9 | 激突!モノラック!! | 2:28 | |
10 | 夕映えのしまなみ | 4:11 | |
11 | どうして… | 3:47 | |
12 | 悩めるポストマン | 1:13 | |
13 | 蜜柑色のたそがれ | 0:55 | |
14 | 舞踏と呪文~ケドトヘラソンラクオレ | 3:25 | |
15 | 潮騒のひびき | 2:18 | |
16 | 汐島の風に吹かれて | 2:45 | |
17 | どうして…(Piano Trio Ver.) | 1:13 | |
18 | ソラからの気配 | 0:22 | |
19 | マメたちの集会 | 2:57 | |
20 | 嵐の夜の決意 | 2:53 | |
21 | 妖怪召集~仲間がいるよ | 0:51 | |
22 | ゆけ!島々を越えて | 3:54 | |
23 | 祭りのよるに | 4:16 | |
24 | ももへの手紙(Solo Piano Ver.) | 1:23 | |
25 | ももへの手紙 | 3:50 |
「人狼-JINROH-」の沖浦啓之監督がハートフルストーリーに挑む。
今敏監督作品でも見かける超絶作画陣を迎えて数年かけて作られたのがこの「ももへの手紙」だ。
作品はモノ申したい部分はあるものの田舎情緒系作品としてハイクオリティなものに仕上がった。
音楽は「カレイドスター」「フォトカノ」の窪田ミナ氏。
「ゲゲゲの女房」を見た監督からのオファーを受けて参加したという。
元々ストレートな感情表現というか、優しさのある作風の窪田氏だが、本作は田舎情緒作品ということでそれが顕著に溢れ出ている印象だ。
スケールを抑えた小気味よいオーケストレーションと、情感あるピアノに妖怪の為のお祭り音楽。
妖怪用音楽には竹笛、篠笛やマンドリン、ブズーキなどを使い無国籍に決まっている。
田舎舞台の作品ともなるとこういったピアノやオケはもう良くて当たり前、と言わんばかりに最近の作品は高品質のものが多く、本作もそれに負けない仕上がりだ。
一曲一曲も長く、フィルムスコアリングといち作品ともバランスがきちんと取れている。
弱点があるならば、キメ音楽、或いはメインテーマの弱さにある。
単純にメロディやアクの弱さがメインテーマがどれかを分からなくさせているのは、意図的なアベレージ作りもあるかもしれないが、影響としてはデメリットの方が多そう。
それとクライマックス音楽も弱くなってしまい、演出的、或いはアルバム的カタルシスに欠ける。
せっかく穏やかで心地の良い流れを前半で作ったが、それがオチに来ないことには少々退屈だ。
しかし窪田氏の安定感と聴き心地の落ち着きは本物で、このテの田舎アニメの音楽がハイクオリティ、という流れはやはり絶えないようだ。
ブックレットには窪田氏のコメントと、沖浦監督のイメージボードあり。
ジャケットイラストも沖浦監督。デザインは近内朋恵氏。
今敏監督作品でも見かける超絶作画陣を迎えて数年かけて作られたのがこの「ももへの手紙」だ。
作品はモノ申したい部分はあるものの田舎情緒系作品としてハイクオリティなものに仕上がった。
音楽は「カレイドスター」「フォトカノ」の窪田ミナ氏。
「ゲゲゲの女房」を見た監督からのオファーを受けて参加したという。
元々ストレートな感情表現というか、優しさのある作風の窪田氏だが、本作は田舎情緒作品ということでそれが顕著に溢れ出ている印象だ。
スケールを抑えた小気味よいオーケストレーションと、情感あるピアノに妖怪の為のお祭り音楽。
妖怪用音楽には竹笛、篠笛やマンドリン、ブズーキなどを使い無国籍に決まっている。
田舎舞台の作品ともなるとこういったピアノやオケはもう良くて当たり前、と言わんばかりに最近の作品は高品質のものが多く、本作もそれに負けない仕上がりだ。
一曲一曲も長く、フィルムスコアリングといち作品ともバランスがきちんと取れている。
弱点があるならば、キメ音楽、或いはメインテーマの弱さにある。
単純にメロディやアクの弱さがメインテーマがどれかを分からなくさせているのは、意図的なアベレージ作りもあるかもしれないが、影響としてはデメリットの方が多そう。
それとクライマックス音楽も弱くなってしまい、演出的、或いはアルバム的カタルシスに欠ける。
せっかく穏やかで心地の良い流れを前半で作ったが、それがオチに来ないことには少々退屈だ。
しかし窪田氏の安定感と聴き心地の落ち着きは本物で、このテの田舎アニメの音楽がハイクオリティ、という流れはやはり絶えないようだ。
ブックレットには窪田氏のコメントと、沖浦監督のイメージボードあり。
ジャケットイラストも沖浦監督。デザインは近内朋恵氏。