ねらわれた学園 オリジナルサウンドトラック
ねらわれた学園 オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★☆
発売:2012年11月21日 収録時間:63分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス
眉村卓小説原作のアニメ映画「ねらわれた学園」のサウンドトラック。
音楽担当は村井秀清氏。管弦編成での穏やかな音楽といえばもってこいの人選だ。
お世辞にも面白いとは言えなかったこの映画だが、村井氏の仕事は安定。
しかし作品に引っ張られる部分もあったか、少し耳残りが悪い。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 |
1 | 春~introduction | 1:14 | 村井秀清 | |
2 | 桜日和 | 2:06 | ||
3 | 黄色い月 | 1:22 | ||
4 | 四人の時間 | 2:30 | ||
5 | 恋の予感 | 1:18 | ||
6 | 心の闇 | 2:31 | ||
7 | 恋の行方 | 1:24 | ||
8 | 皆勤賞 | 1:28 | ||
9 | 恋する時間 | 2:14 | ||
10 | 朝の光 | 1:40 | ||
11 | 音楽室の影 | 2:14 | ||
12 | 海の記憶 | 0:58 | ||
13 | 胸騒ぎ | 1:48 | ||
14 | シャボン玉の秘密 | 1:54 | ||
15 | 三人の部屋 | 2:03 | ||
16 | 見えない気持ち | 3:57 | ||
17 | CLAIR DE LUNE~月の光 | 5:27 | Claude Achille Debussy | 村井秀清 |
18 | 恋の記憶 | 4:35 | 村井秀清 | |
19 | 未来への戦い | 3:21 | ||
20 | チカラ | 2:26 | ||
21 | 糸電話 | 1:51 | ||
22 | 夏の光 | 6:28 | ||
23 | 月の影 | 1:03 | ||
24 | 彼方へ~ending of the story | 3:23 | ||
25 | ねらわれた学園 main theme(long version) | 3:27 |
眉村卓氏の小説を原作に、中村亮介監督が脚本も切ったアニメ映画「ねらわれた学園」。
ちょっと無理ある展開や心情描写など、クソ映画ハンター魂を揺さぶられる作品であった。
意外だったのは、まゆゆことAKB渡辺麻友の演技はそこまで悪くなかった、という点だった……。
音楽を担当しているのは「ふれあい街歩き」やアニメ「マイマイ新子」などを担当した村井秀清氏。
中村監督とは「魍魎の匣」の時の縁で、以降「あいうら」でもコンビを組むことになる。
ジャズピアニストながら、落ち着いたまろやかな管弦使いが印象的だが、本作でもその実力は遺憾なく発揮。
ピアノやストリングスの美しさは恋物語の演出に非常に適していて、全編通して気持ちよく鳴らされている。
ブックレットで村井氏が話しているのだが、映像音楽にはメロディ型とサウンド型があるという。
そこに関しては全面的に同意で、中村監督はメロディを求めてくるタイプとのこと。
問題は、メロディ型を目指された本作だが、いまいちメロの残りが悪い気がする。
まるきり残らないということはなく「あ、これか」とはなるものの、主軸になる3テーマが覚えづらかった、というのが気になっている点である。
映画を見たときにはいい曲使っているな、と思ったが、いざCDで聞いてみると、意外と普通の曲かもしれない、という印象になった。
しかし村井氏特有の聴きやすさ、心地良さは全面的に機能しているので、むしろ良盤の類だと思う。
メロが残らないといってもメインテーマと認識して聞いたら流石に入ってくるので決して完成度が低い訳ではない。
比較的良い意味で「村井秀清氏のCD」と聞いて期待できる内容のアルバム。
多少のメロの悪さは指摘してしまったものの、なんやかんやそんなところは気にならない。
構成もオーソドックスに映画使用順なので、映画で音を気に入った人も入りやすいはず。
ブックレットには2P分の村井氏のコメントと、中村亮介監督のコメントが掲載。
ジャケットイラストは細居美恵子氏。アートディレクションは渡部岳氏(metamo)。
ちょっと無理ある展開や心情描写など、クソ映画ハンター魂を揺さぶられる作品であった。
意外だったのは、まゆゆことAKB渡辺麻友の演技はそこまで悪くなかった、という点だった……。
音楽を担当しているのは「ふれあい街歩き」やアニメ「マイマイ新子」などを担当した村井秀清氏。
中村監督とは「魍魎の匣」の時の縁で、以降「あいうら」でもコンビを組むことになる。
ジャズピアニストながら、落ち着いたまろやかな管弦使いが印象的だが、本作でもその実力は遺憾なく発揮。
ピアノやストリングスの美しさは恋物語の演出に非常に適していて、全編通して気持ちよく鳴らされている。
ブックレットで村井氏が話しているのだが、映像音楽にはメロディ型とサウンド型があるという。
そこに関しては全面的に同意で、中村監督はメロディを求めてくるタイプとのこと。
問題は、メロディ型を目指された本作だが、いまいちメロの残りが悪い気がする。
まるきり残らないということはなく「あ、これか」とはなるものの、主軸になる3テーマが覚えづらかった、というのが気になっている点である。
映画を見たときにはいい曲使っているな、と思ったが、いざCDで聞いてみると、意外と普通の曲かもしれない、という印象になった。
しかし村井氏特有の聴きやすさ、心地良さは全面的に機能しているので、むしろ良盤の類だと思う。
メロが残らないといってもメインテーマと認識して聞いたら流石に入ってくるので決して完成度が低い訳ではない。
比較的良い意味で「村井秀清氏のCD」と聞いて期待できる内容のアルバム。
多少のメロの悪さは指摘してしまったものの、なんやかんやそんなところは気にならない。
構成もオーソドックスに映画使用順なので、映画で音を気に入った人も入りやすいはず。
ブックレットには2P分の村井氏のコメントと、中村亮介監督のコメントが掲載。
ジャケットイラストは細居美恵子氏。アートディレクションは渡部岳氏(metamo)。