ファイ・ブレイン~神のパズル オリジナルサウンドトラック Quebra Cabeça

ファイ・ブレイン~神のパズル オリジナルサウンドトラック Quebra Cabeça

オススメ度 ★★★★★

発売:2012年3月28日 収録時間:74分 定価:3132円 レーベル:flying DOG



なんだか良く分からないタイミングでNHKが繰り出した異色パズルアニメ「ファイ・ブレイン」。
蓋を開いてみれば普通に面白い少年漫画であった。若干男同士の感情が濃厚だが。
音楽にはアニメ初劇伴の井筒昭雄氏が選ばれている。
中東系やラテンが入り乱れたかなりオカルティックな音楽が展開。


N0.曲名時間作曲編曲作詞
1Quebra Cabeça3:55井筒昭雄Chiquinho
2オルペウスの腕輪1:28
3汝、精神と頭脳の刃を持て2:28
4Brain Diver(TV edit)1:29山田智和CHOKKAKU藤林聖子May’n
5ナチュラルモチベーション1:03井筒昭雄
6魂の閃き1:41
7PZLアディクション4:44
8円卓の天才たち1:25
9LET’S PUZZLE TIME2:08
10ピタゴラスの封印2:25
11Φ Brain4:20
12√学園1:05
13赤い覚醒1:46
14未知へ誘う風1:41
15情熱とロジック2:01
16欲望のパズル1:45
17Boooost!!2:31
18追憶の草原3:32
19スウィーツ・パンチ1:17
20賢者と愚者2:45
21蝶のみる夢1:46
22RED signal2:03
23mystic musk1:51
24時のない遺跡0:47
25GENIUS A GO GO1:42
26DOPAMINE1:29
27タルタロスに咲く花1:08
28愛する才能0:35
29Tune Up Your Brain1:30
30P O G2:09
31永劫回帰アルゴリズム1:42
32真実を求める者へ3:23
33恋のパズルを解いて2:48及川眠子中島愛
34Secret Labyrinth1:33
35ホログラム(#25 version)2:33曽我淳一清浦夏実
 サンライズ製作、NHK放送、佐藤順一監督(途中交代)が繰り出したパズルアニメ「ファイ・ブレイン」。
 一見流行りを逸脱した絵柄等が鼻につくが、蓋を開けばパズルバトルを舞台にした少年漫画をやっており、データ放送でのパズルコーナー等意欲的な活動が人気に結びつき3期まで放送される人気作品となった。

 音楽は本作が初アニメ作品となる井筒昭雄氏が担当。
 「ブラッディ・マンデイ」や「怪物くん」等ドラマ劇伴で名を広め始める新鋭である。
 エロティックで特徴のあるストリングスや暴れまわるような金管使いが目立つ作風で、本作でもその勢いは途絶えず、中東音楽やラテン音楽を用いたワールドワイドな作品に仕上がっている。
 1期のBGMをメインに収録しており、シリーズでも生音が目立つ1期では、やはりメインテーマ級である「Quebra Cabeça」(ポルトガル語でジグソーパズル)がいきなり勢いあるボーカルで目立つ。
 そこから始まって全体的にアクション音楽もドラマ音楽も不穏音楽もどれも世界観のままで、かつ高水準。

 民俗系の楽器や管弦にテクノと幅広い音源を使ってるにも関わらず世界観が統一されているのがたまらない。
 劇中のアイドルソング「恋のパズルを解いて」ももちろん井筒氏の作編曲。
 3期の特殊EDでも分かるが、氏の作風でボーカル曲を作ると非常にミステリアスで魅力的なで気になる。
 このように各所に大きなポテンシャルを感じさせ、初アニメであることを感じさせない。
 「恋のパズルを解いて」は中島愛の歌唱だが、1期OPにMay’nを用意しているあたり、時期的にも「マクロスF」にかけたネタでもあるだろう。


 ラスト劇伴に処刑用BGM「Secret Labyrinth」を用意してからの「ホログラム(#25 version)」という構成が好ましい。
 「ホログラム」はEDだがテレビサイズではなく、最終回仕様の編集だ。
 テレビサイズを単純におかれるよりも余韻が違うし、この曲自体が非常にいい曲なのでこういう気遣いは嬉しい。

 作品自体が隠れた良作であることが相まって、サントラしても隠れた良盤扱いしていい一枚。
 アニメを見ればいかに劇伴とその演出が際立っているかも分かるので、流石のサトジュン監督である。
 折角「待望の末に」発売されることになった一枚なので、是非聞いてみて欲しい。

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