プラネテス O.S.T.2
プラネテス O.S.T.2
オススメ度 ★★★★★
発売:2004年3月24日 収録時間:54分 定価:3045円 レーベル:ビクターエンタテインメント
星雲賞二冠の傑作「プラネテス」サントラ第二弾。
番組後半の物語を彩る劇判や挿入歌をメインに収録。
一枚目に劣らないパワーの劇判ばかりであり、
何より目玉は感動の最終回EDテーマ曲「PLANETES」。
No | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Remember Me? | 1:56 | 中川幸太郎 | ||
2 | Thanks my friend | 5:14 | 酒井ミキオ | ||
3 | Bingo | 1:37 | 中川幸太郎 | ||
4 | Hoshino’s Family | 2:30 | |||
5 | Wishes | 2:57 | |||
6 | Make Your Canvas | 2:04 | |||
7 | Perfect Answer | 1:49 | |||
8 | Target Loss | 1:43 | |||
9 | Great Father | 2:18 | |||
10 | PLANETES [affettuoso] | 3:10 | 黒石ひとみ | Hitomi | |
11 | Flying Anonymous | 1:32 | 中川幸太郎 | ||
12 | United Nations | 2:35 | |||
13 | Avoid Object | 1:43 | |||
14 | The Confession | 1:59 | |||
15 | Turning Sequence | 1:44 | |||
16 | Our Debris Section | 2:25 | |||
17 | Dream Space | 2:10 | |||
18 | Enemy Inside | 1:53 | |||
19 | God Only Knows | 2:25 | |||
20 | Be A New Man | 2:19 | |||
21 | PLANETES | 8:13 | 黒石ひとみ | Hitomi | |
22 | Previous Notice | 0:29 | 中川幸太郎 |
モーニング連載、星雲賞二冠の「プラネテス」サントラ第二弾。
一枚目に比べて番組後半を演出するものや、ドラマを描写するタイプの劇判を収録している。
また、番組後半はテロ組織との闘いもあるため、緊迫感ある曲も散見される。
引き続き中川幸太郎氏のBGMを中心に構成されている一枚。
ドラマ部分を演出するようなトラックでは、中川氏の持ち味を生かしたジャジーな金管を用いた、とぼけた印象の曲が多い。
特に印象的なのは「Hoshino’s Family」と「Great Father」だ。どちらも主人公のハチマキを取り巻く環境のBGMであるが、星野家のノーテンキさを醸し出す良曲である。
「Hoshino’s Family」はプルプルと音が震えるほどに高らかな金管の音から始まり、余りにも平和で暢気なオーケストレーションを聴ける、「高品質なのにくだらない」面白い音楽。
「Great Father」はがっつりしたジャズで、指パッチンと重い金管で不敵なリズムを保ち、ゲップで締めるという「高品質なのに下品」な音楽だ。
また、「Enemy Inside」や「Dream Space」のような緊迫感がありながらも宇宙を舞台にした浮遊感を忘れない、「プラネテス」独特の緊張BGMが用意されていて、アルバムのテンションの上下差を作り飽きさせず、なおかつテンプレートな作りに収まらない。
そしてやはり歌モノが何よりの聴き所。
酒井ミキオ氏による全編英語の超爽やかなアコースティックソング「Thanks my friend」はさながら、「プラネテス」視聴者には絶対忘れられないのが最終回ED「PLANETES」だろう。
Hitomiこと黒石ひとみ氏による「PLANETES」は、アニメ版最終回におけるしりとりシーンからゆっくりと流れてくる名曲である。
黒石氏得意の造語による神秘的な雰囲気から始まり、その感動的な雰囲気に飲まれたころには日本語歌詞による人間賛歌、人生賛歌が歌われ、涙腺を追撃してくる。8分超えの大仕事であるが、その長さを微塵も感じさせない。
そして最後は酒井ミキオ氏の声をサンプリングしたSFチックで特徴的な次回予告BGMで締める。1枚目と連続で聞くと余韻も一入なサントラである。
他のトラックのクオリティの高さを踏まえると、「PLANETES」だけが聴きたくてアルバムを買っても何の損もない。
しかもサントラ2枚とも合わせて聞いてほしいと断言できる傑作である。
2022年にNHKで再放送され改めて話題となったが、この機会にサントラに手を出すのもよいかと。
一枚目に比べて番組後半を演出するものや、ドラマを描写するタイプの劇判を収録している。
また、番組後半はテロ組織との闘いもあるため、緊迫感ある曲も散見される。
引き続き中川幸太郎氏のBGMを中心に構成されている一枚。
ドラマ部分を演出するようなトラックでは、中川氏の持ち味を生かしたジャジーな金管を用いた、とぼけた印象の曲が多い。
特に印象的なのは「Hoshino’s Family」と「Great Father」だ。どちらも主人公のハチマキを取り巻く環境のBGMであるが、星野家のノーテンキさを醸し出す良曲である。
「Hoshino’s Family」はプルプルと音が震えるほどに高らかな金管の音から始まり、余りにも平和で暢気なオーケストレーションを聴ける、「高品質なのにくだらない」面白い音楽。
「Great Father」はがっつりしたジャズで、指パッチンと重い金管で不敵なリズムを保ち、ゲップで締めるという「高品質なのに下品」な音楽だ。
また、「Enemy Inside」や「Dream Space」のような緊迫感がありながらも宇宙を舞台にした浮遊感を忘れない、「プラネテス」独特の緊張BGMが用意されていて、アルバムのテンションの上下差を作り飽きさせず、なおかつテンプレートな作りに収まらない。
そしてやはり歌モノが何よりの聴き所。
酒井ミキオ氏による全編英語の超爽やかなアコースティックソング「Thanks my friend」はさながら、「プラネテス」視聴者には絶対忘れられないのが最終回ED「PLANETES」だろう。
Hitomiこと黒石ひとみ氏による「PLANETES」は、アニメ版最終回におけるしりとりシーンからゆっくりと流れてくる名曲である。
黒石氏得意の造語による神秘的な雰囲気から始まり、その感動的な雰囲気に飲まれたころには日本語歌詞による人間賛歌、人生賛歌が歌われ、涙腺を追撃してくる。8分超えの大仕事であるが、その長さを微塵も感じさせない。
そして最後は酒井ミキオ氏の声をサンプリングしたSFチックで特徴的な次回予告BGMで締める。1枚目と連続で聞くと余韻も一入なサントラである。
他のトラックのクオリティの高さを踏まえると、「PLANETES」だけが聴きたくてアルバムを買っても何の損もない。
しかもサントラ2枚とも合わせて聞いてほしいと断言できる傑作である。
2022年にNHKで再放送され改めて話題となったが、この機会にサントラに手を出すのもよいかと。