RAIL WARS! オリジナルサウンドトラック
RAIL WARS! オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2014年9月24日 収録時間:111分 定価:3456円 レーベル:ランティス
国鉄が国鉄のままである架空歴史世界での学生鉄道公安隊を描くライトノベル。
アニメ化の際にはあらゆる苦労があったのだろう、その結果は見事に画面に出てしまった。
音楽担当は担当藤澤慶昌氏。「ラブライブ!」以降の活躍が絶えない新鋭だ。抜きん出た魅力あるアルバムではないが、スルメで効いてくるポップス・サントラ。
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 向かい風に打たれながら(TV-size) | 1:31 | 菊田大介 | 畑亜貴 | 茅原美里 |
2 | レールの上をはしる人生は楽しい! | 2:34 | 藤澤慶昌 | ||
3 | 嗚呼、素晴らしきかな鉄道人生 | 2:06 | |||
4 | 1日の始まり | 2:54 | |||
5 | ごくごく一般的な日常 | 1:59 | |||
6 | 僕らの配属先 | 2:24 | |||
7 | 警四のみんな | 2:05 | |||
8 | 射殺よ! | 2:09 | |||
9 | どこ見てんのよ! | 2:03 | |||
10 | しょ、しょうがないだろ!? | 2:25 | |||
11 | た、高山のくせに。 | 2:30 | |||
12 | 私は覚えてるよ | 2:02 | |||
13 | ラッキースケベ | 2:10 | |||
14 | 覚えてる? | 2:32 | |||
15 | うぉぉぉ! | 2:13 | |||
16 | 班長の余裕!? | 2:00 | |||
17 | 平和だなぁ | 2:42 | |||
18 | アイドルの胸の内 | 2:39 | |||
19 | 安泰人生が… | 2:08 | |||
20 | 王位継承権5番目の王子 | 2:14 | |||
21 | 限りなく近くにいる存在 | 2:25 | |||
22 | ささえる手 | 2:32 | |||
23 | 鉄道っていいなぁ! | 2:17 | |||
24 | 運転手への夢 | 2:11 |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞・歌 |
1 | 事件発生 | 1:57 | 藤澤慶昌 | |
2 | 初動捜査 | 2:12 | ||
3 | 捜査開始 | 2:01 | ||
4 | 見えない敵 | 2:25 | ||
5 | 巻き戻せない過ち | 2:40 | ||
6 | 予感 | 2:09 | ||
7 | それぞれに出来る事 | 2:04 | ||
8 | なすべき事 | 2:19 | ||
9 | 逃走劇! | 3:02 | ||
10 | 崩れるチームワーク | 2:33 | ||
11 | 公安機動隊 | 2:32 | ||
12 | 五能隊長 | 2:15 | ||
13 | プロの仕事 | 2:10 | ||
14 | 警四としての決意 | 2:01 | ||
15 | 準備万端! | 2:28 | ||
16 | 追い詰めた! | 2:02 | ||
17 | 俺たちで捕まえるんだ! | 3:22 | ||
18 | チームワーク | 2:07 | ||
19 | 真打ち登場! | 1:58 | ||
20 | そいつは無理だな! | 2:01 | ||
21 | なりたかったもの | 2:27 | ||
22 | すべてを超えた絆 | 2:56 | ||
23 | 向かうべき先 | 2:35 | ||
24 | OVERDRIVER(TV-size) | 1:32 | ZAQ |
日本国有鉄道が分割民営化されなかった歴史の日本を舞台にした豊田巧氏のライトノベル「RAIL WARS!-日本國有鉄道公安隊-」。
しかしそもそも国鉄をモチーフにしている事によりJRとのコラボが不可能である事や、あらゆるいざこざも重なり、最終的に出来上がった作品はかなり残念な仕上がりになってしまった。
音楽の担当は藤澤慶昌氏。「ラブライブ!」以降の活躍が目覚ましく、ストレートな作風が魅力的な作家性を確立している。
今回はポップスを重点においた、管弦とバンドの組み合わせでの聴き易い音楽で、特にメインテーマである「レールの上をはしる人生は楽しい!」等は鉄道紹介番組・ビデオ等で流れていてもおかしくない。
リズムを電車の走行音に見立てている小技も楽しく、爽やかな気分になれる。
特に一枚目に収録されているドラマ音楽はこの聴き易さが徹底されており、音質も良いので、突出した音楽性のなさながらもスルメ的な魅力がじわじわ出てくるのが強みだ。
泣かせのストリングスも「ラブライブ!」「有頂天家族」を経由した氏の特徴なので相性はいい。
ただし、弱点も大きい。まず地味である。ポップスはBGMとして普遍的で「劇判っぽさ」が滲み出てしまいやすい。
そしてアクションミュージックが弱い。これは作品との相性が悪かったのではないかと思われるが、派手な動きのない作品性である事や、作品そのものの出来に付随するような形で飽きやすいアクション音楽がDisc2で続く。
クライマックス用の曲になるとかなり良くなってくるのだが、使いまわすシリアスアクション音楽辺りはかなりきつい。
そういった曲がDisc2に集まっているアルバム構成自体も、概ね使用順とはいえ気になるところである。
良くも悪くもかなりサウンドトラックらしいサウンドトラックアルバムとなってしまっている一作。
筆者は藤澤氏のドストレートな作風にはかなり好意的なのだが、それでも辛い部分があるので、この特異性の無さは今作のファン以外にはちょっと薦めづらい。
ポップス・インストゥルメンタルが聴きたい!というちょっと不思議な気持ちがあるならば大丈夫だが。
ジャケットイラストは伏見瑠美奈氏、中村千紗氏、浜岡弘臣氏。デザインは原田美穂氏(OverDriveDesign)。
しかしそもそも国鉄をモチーフにしている事によりJRとのコラボが不可能である事や、あらゆるいざこざも重なり、最終的に出来上がった作品はかなり残念な仕上がりになってしまった。
音楽の担当は藤澤慶昌氏。「ラブライブ!」以降の活躍が目覚ましく、ストレートな作風が魅力的な作家性を確立している。
今回はポップスを重点においた、管弦とバンドの組み合わせでの聴き易い音楽で、特にメインテーマである「レールの上をはしる人生は楽しい!」等は鉄道紹介番組・ビデオ等で流れていてもおかしくない。
リズムを電車の走行音に見立てている小技も楽しく、爽やかな気分になれる。
特に一枚目に収録されているドラマ音楽はこの聴き易さが徹底されており、音質も良いので、突出した音楽性のなさながらもスルメ的な魅力がじわじわ出てくるのが強みだ。
泣かせのストリングスも「ラブライブ!」「有頂天家族」を経由した氏の特徴なので相性はいい。
ただし、弱点も大きい。まず地味である。ポップスはBGMとして普遍的で「劇判っぽさ」が滲み出てしまいやすい。
そしてアクションミュージックが弱い。これは作品との相性が悪かったのではないかと思われるが、派手な動きのない作品性である事や、作品そのものの出来に付随するような形で飽きやすいアクション音楽がDisc2で続く。
クライマックス用の曲になるとかなり良くなってくるのだが、使いまわすシリアスアクション音楽辺りはかなりきつい。
そういった曲がDisc2に集まっているアルバム構成自体も、概ね使用順とはいえ気になるところである。
良くも悪くもかなりサウンドトラックらしいサウンドトラックアルバムとなってしまっている一作。
筆者は藤澤氏のドストレートな作風にはかなり好意的なのだが、それでも辛い部分があるので、この特異性の無さは今作のファン以外にはちょっと薦めづらい。
ポップス・インストゥルメンタルが聴きたい!というちょっと不思議な気持ちがあるならば大丈夫だが。
ジャケットイラストは伏見瑠美奈氏、中村千紗氏、浜岡弘臣氏。デザインは原田美穂氏(OverDriveDesign)。