R.O.D READ OR DIE Original Soundtrack
R.O.D READ OR DIE Original Soundtrack
オススメ度 ★★★★★
発売:2001年11月21日 収録時間:41分 定価:3059円 レーベル:SME・ビジュアルワークス
升成孝二監督、倉田英之氏原作のOVA「R.O.D READ OR DIE」。
倉田氏の代表作でもあるエージェント・アクションだ。
音楽は岩崎琢氏。本作が氏の地位を確実にしたと言ってもいいのではないか。
スパイミュージックからフランス映画さながらのオシャレ音楽と容赦なし。
No. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 冒頭にあたり、先ず電傑が吠える | 1:27 | 岩崎琢 |
2 | R.O.D.のテーマ-opening version- | 1:35 | |
3 | 書を愛して狂う者曰く、”紙は常に我らと共に” | 2:21 | |
4 | 本屋にて-深く静かに選考せよ | 1:19 | |
5 | 戦慄!戦慄!また戦慄! | 2:23 | |
6 | 紳士的な、あまりに紳士的な | 3:47 | |
7 | 時の狭間に隠れたる星屑のテーマ | 1:28 | |
8 | 疾風の凶翼、捕らえられる者は無し | 1:39 | |
9 | 比類なき乱舞、空が狭すぎる | 1:32 | |
10 | 西にて遊ぶ男、如意にて棒をそそり立てる | 4:20 | |
11 | 偉人組曲Part1 鬼外なる才、源内 偉人組曲Part2 その男、頓知者につき | 9:04 | |
12 | すべての叡知を英国へ! | 3:10 | |
13 | R.O.D.のテーマ-long version- | 3:47 | |
14 | 女たちの魂、束の間にて安らぎ、のちに…… | 2:54 |
倉田英之氏の代表作であるライトノベルシリーズ「R.O.D」。
メディアミックス企画としてラノベ発売前に制作されたOVA版が「R.O.D READ OR DIE」である。
監督は「かみちゅ!」の升成孝二氏。音楽に対して真摯な姿勢ある監督だ。
音楽を担当するのは岩崎琢氏。「イケメン作曲家」とは本作で升成監督が言ったものである。
「今、そこにいる僕」「るろ剣」ときての本作が氏の地位を確実にしたと言っていいはずだ。
ストリングスの流麗さはそれまでの仕事でも見せつけてくれたが、その幅を見せたのが本作。
テイストはスパイアクション・ミュージックをメインに、フランス映画風のオシャレジャズもあり。
また、スパイミュージック、英国という要素は「007」への意識を感じさせるものだ。
非常に有名なOP曲「R.O.D.のテーマ」が正にそれ。アニメのインストOPの代表的な曲でもある。
全体通してバンドサウンドがデジタルロックなのも印象的。
それが音の厚みではなく軽さを主張してくるが、ストリングスと合わさっての浮遊感が巧く決まっている。
アクションミュージックとしては当然、一曲としても問題ない。
何か苦言を呈するならば、OVAだから仕方ないものの41分という短尺にも拘らず未収録曲があることか。
「書を愛して狂う者曰く、”紙は常に我らと共に”」のアレンジなどがそうだが、一枚のアルバムとしての構成が優先されたということだろうか。
良くも悪くも、「いつの間にか聴き終わってしまう」という側面も。
ブックレットには岩崎琢氏の例によってトガリ気味のコメントが掲載。
ノリの軽さや楽器の気持ちよさでスッと聞ける良盤で、おススメしやすい一枚。
これを聴かずに岩崎氏は語れない……岩崎氏からしてみれば「これだけと言わず全部聞け!」という具合か。
メディアミックス企画としてラノベ発売前に制作されたOVA版が「R.O.D READ OR DIE」である。
監督は「かみちゅ!」の升成孝二氏。音楽に対して真摯な姿勢ある監督だ。
音楽を担当するのは岩崎琢氏。「イケメン作曲家」とは本作で升成監督が言ったものである。
「今、そこにいる僕」「るろ剣」ときての本作が氏の地位を確実にしたと言っていいはずだ。
ストリングスの流麗さはそれまでの仕事でも見せつけてくれたが、その幅を見せたのが本作。
テイストはスパイアクション・ミュージックをメインに、フランス映画風のオシャレジャズもあり。
また、スパイミュージック、英国という要素は「007」への意識を感じさせるものだ。
非常に有名なOP曲「R.O.D.のテーマ」が正にそれ。アニメのインストOPの代表的な曲でもある。
全体通してバンドサウンドがデジタルロックなのも印象的。
それが音の厚みではなく軽さを主張してくるが、ストリングスと合わさっての浮遊感が巧く決まっている。
アクションミュージックとしては当然、一曲としても問題ない。
何か苦言を呈するならば、OVAだから仕方ないものの41分という短尺にも拘らず未収録曲があることか。
「書を愛して狂う者曰く、”紙は常に我らと共に”」のアレンジなどがそうだが、一枚のアルバムとしての構成が優先されたということだろうか。
良くも悪くも、「いつの間にか聴き終わってしまう」という側面も。
ブックレットには岩崎琢氏の例によってトガリ気味のコメントが掲載。
ノリの軽さや楽器の気持ちよさでスッと聞ける良盤で、おススメしやすい一枚。
これを聴かずに岩崎氏は語れない……岩崎氏からしてみれば「これだけと言わず全部聞け!」という具合か。