TVアニメーション「スペース☆ダンディ」O.S.T.1 ベストヒット BBP
TVアニメーション「スペース☆ダンディ」O.S.T.1 ベストヒット BBP
オススメ度 ★★★★★
定価発売:2014年3月26日 収録時間:77分 定価:3240円 レーベル:flying DOG
渡辺信一郎監督とBONESが満を持して披露したボンクラアニメ。
ある種「ビバップ」の対局を行くのがこの「スペース☆ダンディ」である。
とにかくこれでもかというほどトンデモアーティストを集め、
サントラは超良質な80年代風コンピレーションアルバム。
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | Star Future. | 1:52 | ☆Taku Takahashi | |||
2 | ビバナミダ(TV size) | 1:33 | 岡村靖幸 | 岡村靖幸、西寺郷太 | 岡村靖幸 | |
3 | HOT WIND | 2:37 | TUCKER | |||
4 | Fatty but oh so Goody | 2:22 | Mountain Mocha Kilimanjaro | |||
5 | キミトナラ | 2:46 | 川辺ヒロシ、上田禎 | |||
6 | love you,dandy | 2:35 | kensuke ushio | |||
7 | 星屑のパイプライン | 5:22 | 藤木直史、神谷洵平、東川亜季子 | 宮崎裕介、坂本竜太 | 藤木直史 | ジャンクフジヤマ |
8 | 哀愁のDANDY | 5:31 | 芳野藤丸 | |||
9 | Hey Wha | 1:53 | DOKAKA | |||
10 | コネクト | 6:02 | 金子賢輔、山崎哲也 | |||
11 | Gun Man Muller Hunt Oh! | 1:44 | ☆Taku Takahashi | |||
12 | アクションマン | 2:51 | 笹沼位吉、松田浩二 | |||
13 | SPACE FUN CLUB | 3:12 | grooveman Spot | ZEN-LA-ROCK | ZEN-LA-ROCK、ロボ宙 | |
14 | Tumbleweed | 4:18 | Latin Quarter | |||
15 | Dandy in Love | 2:28 | 向井秀徳 | |||
16 | 知りたい | 3:40 | 泉まくら、菅野よう子 | mabanua | 泉まくら | 泉まくら×mabanua |
17 | New Disco on the Block | 3:14 | ☆Taku Takahashi | |||
18 | The RAW | 3:38 | mito | |||
19 | 朝は来るから すぐ明けるから | 4:37 | 金子賢輔、山崎哲也 | |||
20 | ANATATO | 3:37 | マセラティ渚 | LUVRAW | ||
21 | SPACE CHANTEY (宇宙舟歌~ただし、船酔い気味の) | 5:55 | 難波弘之 | |||
22 | Cosmic Adventure | 3:07 | Mountain Mocha Kilimanjaro | |||
23 | X次元へようこそ(TV size) | 1:33 | ティカ・α | 菅野よう子 | ティカ・α | やくしまるえつこ |
「スペース☆ダンディ」とは宇宙のダンディである――。
この一文だけで伝わってくるボンクラ具合は計り知れない。宇宙的な雑さである。
渡辺信一郎監督×BONSE。BONSEの大元を辿ればこれは「カウボーイビバップ」の再誕であるはずだが、
結果として真逆レベルに「雑に」研ぎ澄まされたSFコメディ大作が出来上がった。
渡辺信一郎という名前がある限り、そこにある音楽はこだわり抜かれたものになるのは必然と言えよう。
スペース☆ダンディバンド、という名義の下に寄せ集められた音楽家は猛者ばかりであり、例えばアバンタイトルの80年代SFっぽいフュージョンなど、看板を張るのは「パンスト」の☆Taku Takahashi。
他にも、難波弘之という超大御所プログレッシャーから、放送の前年デビューしたばかりの泉まくら氏など、一体どういう連絡網を持ってしてチョイスしたのか分からない面々である。
アルバムとしてのジャンルも80年代風味、と言える雰囲気でまとめられてはいるものの、基本的にはジャンルに囚われないコンピレーションアルバムと化している。
それも当然で、各話のベクトルがまるで変ってしまう本作において、音楽はその回ごとに映画的な精密さで合わせられないと意味がなくなってしまう。
だから「知りたい」のようなロードムービー専用音楽もあれば、「星屑のパイプライン」のような、80年代を茶化してギャグにするために用意された一曲(決して「無駄に」ではない)が生まれる。
2014年冬季のサントラを代表できる名盤には違いないので、スペダンファンのみならず、一人でも気になる音楽家がいるような趣味ならば是非聴いてもらいたい一枚である。
ジャケットイラストは伊藤善之氏、スリーブデザインは上杉季明氏(Mach55 GO!)。
Mach55 GO!の起用はカウボーイビバップを意識してのものだろう。
更に余談だが、デザインは鈴木英人パロ、タイトルは「ベストヒットUSA」パロである。
この一文だけで伝わってくるボンクラ具合は計り知れない。宇宙的な雑さである。
渡辺信一郎監督×BONSE。BONSEの大元を辿ればこれは「カウボーイビバップ」の再誕であるはずだが、
結果として真逆レベルに「雑に」研ぎ澄まされたSFコメディ大作が出来上がった。
渡辺信一郎という名前がある限り、そこにある音楽はこだわり抜かれたものになるのは必然と言えよう。
スペース☆ダンディバンド、という名義の下に寄せ集められた音楽家は猛者ばかりであり、例えばアバンタイトルの80年代SFっぽいフュージョンなど、看板を張るのは「パンスト」の☆Taku Takahashi。
他にも、難波弘之という超大御所プログレッシャーから、放送の前年デビューしたばかりの泉まくら氏など、一体どういう連絡網を持ってしてチョイスしたのか分からない面々である。
アルバムとしてのジャンルも80年代風味、と言える雰囲気でまとめられてはいるものの、基本的にはジャンルに囚われないコンピレーションアルバムと化している。
それも当然で、各話のベクトルがまるで変ってしまう本作において、音楽はその回ごとに映画的な精密さで合わせられないと意味がなくなってしまう。
だから「知りたい」のようなロードムービー専用音楽もあれば、「星屑のパイプライン」のような、80年代を茶化してギャグにするために用意された一曲(決して「無駄に」ではない)が生まれる。
2014年冬季のサントラを代表できる名盤には違いないので、スペダンファンのみならず、一人でも気になる音楽家がいるような趣味ならば是非聴いてもらいたい一枚である。
ジャケットイラストは伊藤善之氏、スリーブデザインは上杉季明氏(Mach55 GO!)。
Mach55 GO!の起用はカウボーイビバップを意識してのものだろう。
更に余談だが、デザインは鈴木英人パロ、タイトルは「ベストヒットUSA」パロである。