SPRIGGAN ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
SPRIGGAN ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
オススメ度 ★★★★★
発売:1998年8月21日 収録時間:49分 定価:3059円 レーベル:日本コロムビア
たかしげ宙氏、皆川亮二氏原作の漫画「スプリガン」を映画化。
総監修にはなんと大友克洋氏を迎えている。
音楽担当は蓜島邦明氏。芸能山城組に負けず劣らずのマニアックサウンド。
極上の主題歌は90年代アニメ映画屈指の一曲である。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞・歌 |
1 | Jing Ling | 5:17 | 蓜島邦明 | Säju |
2 | Guard Circle | 1:09 | ||
3 | Spriggan | 1:47 | ||
4 | Reliefing | 0:56 | ||
5 | Ancient Plate | 0:53 | ||
6 | Coding Jungle | 1:17 | ||
7 | One Occurence | 2:50 | ||
8 | Drive In Istanbul | 3:20 | ||
9 | Ararat | 3:00 | ||
10 | Streiger Arcam | 2:41 | ||
11 | Macdougal | 0:58 | ||
12 | Nation Of Will | 0:30 | ||
13 | Scale Box | 1:58 | ||
14 | Sink | 0:54 | ||
15 | fff・Cross | 4:36 | ||
16 | Projection Life | 2:34 | ||
17 | NOA | 1:29 | ||
18 | Galset Maar | 1:27 | ||
19 | Dark Bag | 0:31 | ||
20 | Orbit | 1:52 | ||
21 | Meyzel | 1:04 | ||
22 | Jean | 0:27 | ||
23 | Amusing Jean | 1:22 | ||
24 | Snow Field | 1:43 | ||
25 | Noa Noise | 1:24 | ||
26 | Air Lost | 1:12 | ||
27 | Spriend | 2:25 |
かしげ宙氏、皆川亮二氏の代表作伝奇オカルトアクション「スプリガン」。
それをアニメ映画化。総監修として何と大友克洋氏がつき、その他もそうそうたる面々だ。
岡村天斎氏、山下将仁氏、江口寿志氏……皆、後の前線クリエイターばかりである。
音楽担当には「世にも奇妙な物語」メインテーマで知られる蓜島邦明氏。
「クーロンズゲート」での強烈な作曲に目をつけられたようで、時期的にはアニメ初。
蓜島邦明氏といえばアンビエントとはもう呼べない程えげつないエスノプログレ、映画的でスケールの大きいオーケストレーション。
それが「スプリガン」でも存分に発揮される。
本作のアルバム構成は押井守監督作品の時の川井憲次氏によく似ている。
主題歌「Jing Ling」。Säju氏による伸びの良い声質が神秘性と凶悪さを増させる、聴いたら二度と耳から離れないエスノプログレ。
この曲で一旦ガッチリ我々の耳を挟んだあとは、アンビエント系の、効果音とも取れる不安、不穏、神秘を思わせるBGMを展開していくのである。
勿論中盤後半も手が抜かれている訳ではなく、アジアン、中東風のものや、蓜島氏作品のオーケストレーション常連の照屋宗夫氏による豪快な編曲、そして蓜島氏特有の攻撃的な打ち込み音など、蓜島氏の代表作と言っていい部分ばかり。
とにかく濃厚な作家性と世界観のゴリ押しで主題歌以降の45分間を持たせていくのである。
ただしそのアルバム構成のせいで多少の息切れ感は否めず、アルバムで聞いていると後半に若干飽きが来る。
それでも蓜島氏はサウンドだけで持たせてくれる作家なので、特に気にせず「いつの間にか聴き終っている」ということになるだろう。
中古価格も基本的にはとてもお安く済んでいるので、見つけたら何となくで買える。
ジャケットイラストは江口寿志氏、デザインはYasushi Matsuo(C2。)
それをアニメ映画化。総監修として何と大友克洋氏がつき、その他もそうそうたる面々だ。
岡村天斎氏、山下将仁氏、江口寿志氏……皆、後の前線クリエイターばかりである。
音楽担当には「世にも奇妙な物語」メインテーマで知られる蓜島邦明氏。
「クーロンズゲート」での強烈な作曲に目をつけられたようで、時期的にはアニメ初。
蓜島邦明氏といえばアンビエントとはもう呼べない程えげつないエスノプログレ、映画的でスケールの大きいオーケストレーション。
それが「スプリガン」でも存分に発揮される。
本作のアルバム構成は押井守監督作品の時の川井憲次氏によく似ている。
主題歌「Jing Ling」。Säju氏による伸びの良い声質が神秘性と凶悪さを増させる、聴いたら二度と耳から離れないエスノプログレ。
この曲で一旦ガッチリ我々の耳を挟んだあとは、アンビエント系の、効果音とも取れる不安、不穏、神秘を思わせるBGMを展開していくのである。
勿論中盤後半も手が抜かれている訳ではなく、アジアン、中東風のものや、蓜島氏作品のオーケストレーション常連の照屋宗夫氏による豪快な編曲、そして蓜島氏特有の攻撃的な打ち込み音など、蓜島氏の代表作と言っていい部分ばかり。
とにかく濃厚な作家性と世界観のゴリ押しで主題歌以降の45分間を持たせていくのである。
ただしそのアルバム構成のせいで多少の息切れ感は否めず、アルバムで聞いていると後半に若干飽きが来る。
それでも蓜島氏はサウンドだけで持たせてくれる作家なので、特に気にせず「いつの間にか聴き終っている」ということになるだろう。
中古価格も基本的にはとてもお安く済んでいるので、見つけたら何となくで買える。
ジャケットイラストは江口寿志氏、デザインはYasushi Matsuo(C2。)