月詠-MOON PHASE-Best Collection 全部、聴きたくなっちゃった…。
月詠-MOON PHASE-Best Collection 全部、聴きたくなっちゃった…。
オススメ度 ★★★★★
発売:2005年1月21日 収録時間:60分 定価:3045円 レーベル:ビクターエンタテインメント
ネコミミ・モード
ネコミミ・モード
ネコミミ
ネコミミ・モードで~す♥
N0. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | The Theme of Moon Phase | 3:08 | 久米大作 | |||
2 | Neko Mimi Mode(TV size) | 1:30 | Dimitri From Paris | 葉月(斎藤千和) | ||
3 | Kiss Me | 2:50 | 久米大作 | |||
4 | A Little Night Dream | 3:50 | ||||
5 | A Memories of Your Blood | 3:13 | ||||
6 | Just for my love | 5:02 | 北川勝利 | 桜井康史 | 伊藤利恵子 |
巫女ツインズ(光、薫)(門脇舞、松来未祐)
|
7 | Lemonade & Rice | 1:02 | 久米大作 | |||
8 | A Valley in My Tears | 3:34 | ||||
9 | Waltz | 1:50 | ||||
10 | Quiet Town | 3:02 | ||||
11 | Be My Cat | 3:14 | ||||
12 | At the Dark Garden | 1:58 | ||||
13 | Prelude | 2:07 | ||||
14 | Love!Love!Lips | 1:26 | ||||
15 | A Wind in the Flowers | 2:00 | ||||
16 | Midnight Games | 3:34 | ||||
17 | Behind Voice | 3:24 | ||||
18 | Breathing | 3:08 | ||||
19 | Anata no Toki | 2:22 | ||||
20 | Dance with Me | 2:04 | ||||
21 | Pressentiment triste | 5:10 | 橋本由香利 |
marianne Amplifier
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失礼しました。
有馬啓太郎氏原作の漫画「月詠」を、後に「まどマギ」「物語」で一世を風靡するシャフトと新房監督がアニメ化した「月詠-MOON PHASE-」。
何よりも強烈なのはOP。
Dimitri from Parisを起用した「Love Love Mode」のパロディである、
萌えラウンジ「Neko Mimi Mode」の中毒性が大きく話題になる。映像もかなりひどい(褒め言葉)。
そんなOPや作風とは裏腹に、劇伴の方は全く違う方向性のクオリティを見せつけてくれる。
なんと、音楽担当は久米大作氏。日本初のフュージョンバンド・プリズムの結成メンバーであり、かのT-SQUAREやはにわオールスターズにも参加しているキーボーディストだ。
何故こんな人がこんなコッテコテのいわゆる「萌えアニメ」に呼ばれたのかは定かではないが、とにかくシリアスでスタイリッシュで格好いい。何かの間違いじゃないかと思えるほど。
いきなり「The Theme of Moon Phase」からヴァイオリンがギュルギュル鳴り、女性コーラスが唸る。
ヴァイオリンは桑野聖氏によるもので、コーラスはなんと「ANUBIS」OP「Beyond The Bounds」の木村真紀氏だ。
シリアスな伝奇を演出する激しい曲はヴァイオリンやコーラスが妖しく唸りをあげ、日常音楽ではボサノヴァが闊歩し、ボーカル曲はウィスパーが効いていて心地よい。
どこをとってもハイレベル。伝奇バトルアニメと言われれば納得だが、「月詠」の音楽でいいのか!?となる。
一曲単位がかなり長いのも好印象で、アルバムで聞いている時の満足感が素晴らしい。
ただでさえ久米大作氏の仕事が素晴らしいのに、ボーカル、特にラストを飾る「Pressentiment triste」がなお良い。
橋本由香利氏が後に「輪るピングドラム」で見せつけるような情緒が既にここで発揮されているのである。
ストリングスのアレンジがかなり心地よく、この曲で終われる構成は幸せとまで言える。
一応、限定版がある。しかも通常版より入手しやすい。限定版だと8mmCDで、ネコミミボイス(!?)がこれでもかと収録された特典がついてくる。脳をとろけさせたい人にオススメ。
作品への偏見がある人もさぞ多いだろうが、この一枚はとにかく名盤である。聞いていないのは損である。
こういう発掘があるからアニメサントラはやめられない、と心底思えるアルバムであった。
有馬啓太郎氏原作の漫画「月詠」を、後に「まどマギ」「物語」で一世を風靡するシャフトと新房監督がアニメ化した「月詠-MOON PHASE-」。
何よりも強烈なのはOP。
Dimitri from Parisを起用した「Love Love Mode」のパロディである、
萌えラウンジ「Neko Mimi Mode」の中毒性が大きく話題になる。映像もかなりひどい(褒め言葉)。
そんなOPや作風とは裏腹に、劇伴の方は全く違う方向性のクオリティを見せつけてくれる。
なんと、音楽担当は久米大作氏。日本初のフュージョンバンド・プリズムの結成メンバーであり、かのT-SQUAREやはにわオールスターズにも参加しているキーボーディストだ。
何故こんな人がこんなコッテコテのいわゆる「萌えアニメ」に呼ばれたのかは定かではないが、とにかくシリアスでスタイリッシュで格好いい。何かの間違いじゃないかと思えるほど。
いきなり「The Theme of Moon Phase」からヴァイオリンがギュルギュル鳴り、女性コーラスが唸る。
ヴァイオリンは桑野聖氏によるもので、コーラスはなんと「ANUBIS」OP「Beyond The Bounds」の木村真紀氏だ。
シリアスな伝奇を演出する激しい曲はヴァイオリンやコーラスが妖しく唸りをあげ、日常音楽ではボサノヴァが闊歩し、ボーカル曲はウィスパーが効いていて心地よい。
どこをとってもハイレベル。伝奇バトルアニメと言われれば納得だが、「月詠」の音楽でいいのか!?となる。
一曲単位がかなり長いのも好印象で、アルバムで聞いている時の満足感が素晴らしい。
ただでさえ久米大作氏の仕事が素晴らしいのに、ボーカル、特にラストを飾る「Pressentiment triste」がなお良い。
橋本由香利氏が後に「輪るピングドラム」で見せつけるような情緒が既にここで発揮されているのである。
ストリングスのアレンジがかなり心地よく、この曲で終われる構成は幸せとまで言える。
一応、限定版がある。しかも通常版より入手しやすい。限定版だと8mmCDで、ネコミミボイス(!?)がこれでもかと収録された特典がついてくる。脳をとろけさせたい人にオススメ。
作品への偏見がある人もさぞ多いだろうが、この一枚はとにかく名盤である。聞いていないのは損である。
こういう発掘があるからアニメサントラはやめられない、と心底思えるアルバムであった。
なお、特典サントラがある。