ウィッチハンターロビン ORIGINAL SOUND SCORE 2
ウィッチハンターロビン ORIGINAL SOUND SCORE 2
オススメ度 ★★★★☆
発売:2002年11月21日 収録時間:49分 定価:2500円 レーベル:ビクターエンタテインメント
サンライズ制作のオリジナルアニメ「Witch Hunter ROBIN」。
メディアベンチャーズをミックスに起用したアニメサントラの第二弾である。
岩崎琢氏の10年後の活動内容と比べるとかなりBGMっぽいものになっている。
それでも現在に通ずる岩崎氏のプライドがそこに存在する一枚。
No. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | SAY GOODBYE | 2:04 | 岩崎琢 |
2 | DESPERATE STRUGGLE | 2:19 | |
3 | ASSASSINATOR | 2:11 | |
4 | LOOK BACK | 1:42 | |
5 | SURPRISE ATTACK | 2:17 | |
6 | GENETIC | 2:16 | |
7 | SMUGGLE | 1:19 | |
8 | EMIT A FLASH | 1:36 | |
9 | SOLOMON | 3:08 | |
10 | LIE | 2:13 | |
11 | GRAVE | 2:46 | |
12 | DUTY | 1:38 | |
13 | FACTORY | 1:55 | |
14 | PASS | 1:40 | |
15 | EXPIRE | 1:33 | |
16 | WITCH | 2:11 | |
17 | ENIGMATIC PERSON | 1:29 | |
18 | EROSION | 1:42 | |
19 | SUSPICION | 3:00 | |
20 | TRAGEDY | 0:42 | |
21 | STNJ COUNTER | 2:08 | |
22 | DECISION | 3:11 | |
23 | Shell guitar ver. | 4:29 | 鈴木Daichi秀行 |
「ガンダムW」キャラデザの村瀬修功氏が監督するサンライズ制作のオリジナルアニメ「Witch Hunter ROBIN」。
「Ergo Proxy」にそのまま通ずるスタイリッシュさや仰々しさが印象的なアニメ。
海外刑事ドラマ的な構成で能力モノをやっているような具合で、冗長さに評価が割れたりもする。
一枚目に引き続き岩崎琢氏による劇伴が収録されている。 ストリングスで空間をカッコよくするベースを作る流れは相変わらずで、これがより世界観を引き締める。
前回収録されたメインテーマ「ROBIN」のフレーズも各所で使われており、シンセでのクラブミュージックも相まって「岩崎音楽」「ROBINの音楽」としての一貫性が取れているのは好印象。
クライマックスの曲にオケとクラブが激しく混ざるあたりや、締めの曲が穏やかなオーケストラになる構成は「ガッチャマンクラウズ」を髣髴とさせ「グレンラガン」や「ヨルムンガンド」を予感させる曲と同じように岩崎氏の方向性が決まっていると分かる。
とはいえ以降の岩崎氏の作品と比べるとかなり劇伴っぽい曲が目立ってきており、一枚目にメインの曲が多く収録されていることも相まって売りの弱さが感じられる。
「一曲が一分を下回る曲」など、以降の岩崎氏の作品を聞いていると考えられないだろう。
素直に聞けばいいアルバムなのだが、過度に期待すると肩透かしを食らう可能性がある。
最後に収録されているEDアレンジの「Shell guitar ver.」は特筆すべき良アレンジで、原曲は岩崎氏による編曲(主題歌編曲する岩崎氏も珍しい)だが、これは作曲の鈴木Daichi秀行氏が編曲している。
鈴木氏といえばスクライドOP「Reckless fire」の作編曲だが、そこからくるイメージに違わぬ渋くも熱いエレキで4分半の長さも相まってアルバムの締めに相応しい形になっている。
決して悪いものではないものの気になる部分もある一枚。メディアベンチャーズ、アラン・メイヤーソン氏のミキシング等の見所はあれど、ファン向けの立ち居地を逃れるには今一歩な印象である。 ブックレットには野崎圭一氏の回想録が掲載。イラストは高橋久美子氏。デザインは吉田理一郎氏(VICTER DESIGN CENTER)。
「Ergo Proxy」にそのまま通ずるスタイリッシュさや仰々しさが印象的なアニメ。
海外刑事ドラマ的な構成で能力モノをやっているような具合で、冗長さに評価が割れたりもする。
一枚目に引き続き岩崎琢氏による劇伴が収録されている。 ストリングスで空間をカッコよくするベースを作る流れは相変わらずで、これがより世界観を引き締める。
前回収録されたメインテーマ「ROBIN」のフレーズも各所で使われており、シンセでのクラブミュージックも相まって「岩崎音楽」「ROBINの音楽」としての一貫性が取れているのは好印象。
クライマックスの曲にオケとクラブが激しく混ざるあたりや、締めの曲が穏やかなオーケストラになる構成は「ガッチャマンクラウズ」を髣髴とさせ「グレンラガン」や「ヨルムンガンド」を予感させる曲と同じように岩崎氏の方向性が決まっていると分かる。
とはいえ以降の岩崎氏の作品と比べるとかなり劇伴っぽい曲が目立ってきており、一枚目にメインの曲が多く収録されていることも相まって売りの弱さが感じられる。
「一曲が一分を下回る曲」など、以降の岩崎氏の作品を聞いていると考えられないだろう。
素直に聞けばいいアルバムなのだが、過度に期待すると肩透かしを食らう可能性がある。
最後に収録されているEDアレンジの「Shell guitar ver.」は特筆すべき良アレンジで、原曲は岩崎氏による編曲(主題歌編曲する岩崎氏も珍しい)だが、これは作曲の鈴木Daichi秀行氏が編曲している。
鈴木氏といえばスクライドOP「Reckless fire」の作編曲だが、そこからくるイメージに違わぬ渋くも熱いエレキで4分半の長さも相まってアルバムの締めに相応しい形になっている。
決して悪いものではないものの気になる部分もある一枚。メディアベンチャーズ、アラン・メイヤーソン氏のミキシング等の見所はあれど、ファン向けの立ち居地を逃れるには今一歩な印象である。 ブックレットには野崎圭一氏の回想録が掲載。イラストは高橋久美子氏。デザインは吉田理一郎氏(VICTER DESIGN CENTER)。