WOLF’S RAIN O.S.T
WOLF’S RAIN O.S.T
オススメ度 ★★★★★
発売:2003年3月21日 収録時間:65分 定価:3045円 レーベル:ビクターエンタテインメント
サンライズ第3スタジオからの独立で生まれたアニメ制作会社BONES。
それに菅野よう子氏が合わさるとつまり「カウボーイビバップ」布陣である。
今回は都会に生きる狼たちを描くべく「都会にある野生」を取り上げている。
ボサノヴァからオーケストラまで満遍なくいい曲で攻めてくる。
No. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | stray | 5:23 | 菅野よう子 | TIM JENSEN | Steve Conte |
2 | ラクエン | 3:03 | |||
3 | CORACAO SELVAGEM | 3:28 | Joyce | ||
4 | renga | 1:32 | |||
5 | pilgrim Snow | 2:23 | |||
6 | leaving on Red Hill | 2:59 | |||
7 | シロ | 2:04 | |||
8 | dogs and angels | 3:02 | Joyce | ||
9 | strangers | 5:04 | Raj Ramayya | ||
10 | sleeping wolves | 2:07 | |||
11 | tip toe waltz | 1:31 | |||
12 | my little flower | 2:43 | |||
13 | could you bite the hand? | 3:40 | TIM JENSEN | Steve Conte | |
14 | valse de la lune | 3:03 | Ilaria Graziano | ||
15 | hot dog wolf | 2:23 | |||
16 | silver river | 3:24 | |||
17 | sold your soul | 2:25 | |||
18 | visions of a flame | 1:34 | |||
19 | run,wolf warrior run | 5:55 | Chris Mosdel | Joyce | |
20 | gravity | 3:23 | troy | 坂本真綾 | |
21 | paradiso | 3:51 |
「カウボーイビバップ」を作ったサンライズの面々が独立して生まれたBONESにて、岡村天斎監督率いる信本敬子脚本、川元利浩氏キャラデザとこれまた「ビバップ」な顔ぶれ。
そんな「WOLF’S RAIN」だが総集編を4話も挟んでしまい放送枠中に完結しないという事態にもなった。
今作で都会で人に姿を変えて生きる狼達を描くために菅野氏の出すワードは「都会の野生」。
そんな「野生」の表現に使ったのはブラジリアンミュージック・ボサノヴァである。
なんとボサノヴァ・スキャットの女王であるJoyce氏を起用し、ブラジルまで遠征!
また、情熱的なイタリアンギター、ストリングスサウンドも収録したためイタリアにも遠征!
更にオーケストラはワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラなため、ポーランドにも遠征!
お馴染みのボーカル・Steve Conte氏のためにアメリカにも遠征!
実は本作、日本・ブラジル・イタリア・アメリカ・ポーランドの5カ国を跨ぎ収録されている贅沢極まりないサントラなのである。
ボーカル曲に限ったならば菅野よう子サントラ史上最もエモーショナルで名曲ばかりと言っていい。
特にJoyce氏の優しい声とアコギが爽やかな「run,wolf warrior run」や、サックスの切ないメロディラインと囁くようなボーカルが泣ける「strangers」。これぞアコギソロのロック!と言わんばかりの早弾き「could you bite the hand?」。
フルサイズで収録してくれているOPやEDなどはもう言うまでもなく見てもらえば理解していただける名曲だ。
勿論インストだって素晴らしい。泣かせる菅野ピアノソロや、透明感のあるワルシャワの管弦も凡百のサントラと比べたらば実に聴きごたえがある。
しかしそれでも、この圧倒的なボーカル曲たちの前にはその素晴らしさも霞んで聞こえてしまうのである。
川元利浩氏によるジャケットも必見。CD屋で目が合うと買わざるを得なくなる。
ボサノヴァ、オーケストラ、ロック、全てが極寒の中にある情熱に向かった傑作の一枚。
これを聞かずに菅野よう子ボーカル曲は語れない。
そんな「WOLF’S RAIN」だが総集編を4話も挟んでしまい放送枠中に完結しないという事態にもなった。
今作で都会で人に姿を変えて生きる狼達を描くために菅野氏の出すワードは「都会の野生」。
そんな「野生」の表現に使ったのはブラジリアンミュージック・ボサノヴァである。
なんとボサノヴァ・スキャットの女王であるJoyce氏を起用し、ブラジルまで遠征!
また、情熱的なイタリアンギター、ストリングスサウンドも収録したためイタリアにも遠征!
更にオーケストラはワルシャワ・フィルハーモニック・オーケストラなため、ポーランドにも遠征!
お馴染みのボーカル・Steve Conte氏のためにアメリカにも遠征!
実は本作、日本・ブラジル・イタリア・アメリカ・ポーランドの5カ国を跨ぎ収録されている贅沢極まりないサントラなのである。
ボーカル曲に限ったならば菅野よう子サントラ史上最もエモーショナルで名曲ばかりと言っていい。
特にJoyce氏の優しい声とアコギが爽やかな「run,wolf warrior run」や、サックスの切ないメロディラインと囁くようなボーカルが泣ける「strangers」。これぞアコギソロのロック!と言わんばかりの早弾き「could you bite the hand?」。
フルサイズで収録してくれているOPやEDなどはもう言うまでもなく見てもらえば理解していただける名曲だ。
勿論インストだって素晴らしい。泣かせる菅野ピアノソロや、透明感のあるワルシャワの管弦も凡百のサントラと比べたらば実に聴きごたえがある。
しかしそれでも、この圧倒的なボーカル曲たちの前にはその素晴らしさも霞んで聞こえてしまうのである。
川元利浩氏によるジャケットも必見。CD屋で目が合うと買わざるを得なくなる。
ボサノヴァ、オーケストラ、ロック、全てが極寒の中にある情熱に向かった傑作の一枚。
これを聞かずに菅野よう子ボーカル曲は語れない。