TVアニメ『人類は衰退しました』オリジナルサウンドトラック

TVアニメ『人類は衰退しました』オリジナルサウンドトラック

オススメ度 ★★★☆☆

発売:2012年9月26日 収録時間:69分 定価:3000円 レーベル:ランティス



田中ロミオ氏によるライトノベル原作のアニメ「人類は衰退しました」。
ほのぼのファンタジーとブラックジョークを垂れ流す終末SF。
音楽は大谷幸氏。ヒーリング系の引き出しが出てくる。
しかし、若干のパワー不足。


N0.曲名時間作曲編曲作詞
1リアルワールド(TV ver.)1:33佐々木淳nano.RIPEきみコnano.RIPE
2ゆるやかな衰退0:18大谷幸
3メルヘン0:51
4クスノキの里2:29
5団欒1:47
6お茶会1:37
7あぜ道1:48
8優しい空間2:07
9のほほん1:45
10里の広場1:22
11乙女達の園1:42
12欲望1:09
13不思議な空間2:14
14のん気1:17
15楽しいことが大好き2:14
16最悪の想定のナナメ上1:19
17だうーん1:21
18調停官のお仕事1:37
19大作戦1:46
202:01
21迷宮1:50
22査察1:37
23仄暗い闇1:40
24遭遇1:48
25崖っぷち1:40
26激闘1:45
27決戦1:42
28暴かれる真実1:45
29カオス1:15
30ムーブメント2:07
31悲劇1:00
32ウエスタン1:07
33威風堂々1:24
34メトロポリス2:13
35心が還る場所2:22
36残照2:26
37記録1:21
38しあわせの味1:54
39Ave Maria -Flying Chickens-2:47Franz Schubert大谷幸Walter Scott白井真弓
40ユメのなかノわたしのユメ(TV ver.)1:33伊藤真澄畑亜貴伊藤真澄
 「ガガガ文庫・田中ロミオのラノベ原作「人類は衰退しました」のサウンドトラック。
 恐らく)アニメ化のための挿絵変更、それに伴う新装版などが地味に反感を買い、メディア展開時に変な損をしていた記憶が強い。
 終末世界で可愛い妖精の繰り出すブラックジョークを楽しむすこし・ふしぎ(SF)アニメである。
 
 ファンタジー日常音楽ということで抜擢されたのは大谷幸氏。「灰羽連盟」のイメージを想起させる。
 実事実、CD前半にある曲は田代耕一郎氏によるマンドリンやブズーキで穏やかな北欧風音楽が展開する。
 その完成度は流石、と言いたいのだが、曲がかなり短く、2分を超えるのも殆どない。
 北欧風音楽も後半にはなりを潜め、バラエティ系のサウンドにシフトしていってしまう。
 バラエティタイプのサントラとしても汎用的なコメディ劇判が多く、「劇判的だ」という感想がどうしても出てしまう。
 
 勿論、大谷氏の仕事は確かで、危機感を煽るタイプの音楽はもう堂に入っている。
 世界観と大谷氏の掛け合わせはいいもののはずなのだが。
 
 良くも悪くも「サウンドトラック」の面が強まってしまっているアルバム。
 「灰羽連盟」を想起したまま購入するのはよしたほうがいいかも。
 ブックレットも見開いて終わり、OPEDテレビサイズの歌詞のみと非常に簡素なのも印象が微妙。
 ジャケットデザインは原田美穂(OverDriveDesign)。

 

 

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