ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR ORIGINAL SOUNDTRACK

ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR ORIGINAL SOUNDTRACK

オススメ度 ★★★★★

発売:2006年5月31日 収録時間:123分 定価:3200円 レーベル:キングレコード



ナムコ発の戦闘機フライトシューティング、「ACE COMBAT ZERO」のサウンドトラック。
恐らく、最も人気があるであろうシリーズ。そしてサウンド。
ゲーム音楽の域を超えて映画音楽を目指している類の一枚。
「らしさ」は「5」の方があるけれど、アルバムとしてはこちらの完成度が少し高い。


N0.Disc 1 曲名時間作・編曲
1TITLE0:40中西哲一
2PROLOGUE2:57小林啓樹
3BRIEFINGⅠ2:01中西哲一
4SORTIEⅠ2:24
5GLACIAL SKIES3:17小林啓樹
6ANNEX2:32
7B7R3:05大久保博
8CONTACT3:48中西哲一
9JUGGERNAUT4:05中鶴純一
10FLICKER OF HOPE3:05小林啓樹
11DIAPASON2:58
12GELB1:40
13GLATISANT5:18中西哲一
14MERLON5:50
15UNEXPECTED2:45
16EXCALIBUR4:45
17MAYHEM3:32小林啓樹
18THE ROUND TABLE4:03中鶴純一
19THE INFERNO3:33小林啓樹
20WALDREICH MOUNTAINS1:30中西哲一
21THE STAGE OF APOCALYPSE2:40小林啓樹
22RESULT1:27中西哲一
23CAMPAIGN MENU1:48
N0.Disc 2 曲名時間作・編曲
1TESTIMONY 10:30小林啓樹
2HANGAR2:09中西哲一
3GAME OVER0:12小林啓樹
4SORTIEⅣ1:17中西哲一
5TESTIMONY 20:34小林啓樹
6BRIEFINGⅡ1:59中西哲一
7SORTIEⅡ1:47小林啓樹
8LYING IN DECEIT6:00中西哲一
9THE FINAL OVERTURE3:14小林啓樹
10HRESVELGR(INTRO)1:56大久保博
11HRESVELGR4:40
12BRIEFINGⅢ2:07中西哲一
13SORTIEⅢ1:47
14THE DEMON OF THE ROUND TABLE2:23小林啓樹
15BRIEFINGⅣ1:02中西哲一
16THE VALLEY OF KINGS4:45小林啓樹
17AVALON4:21
18MORGAN0:14
19ZERO5:10
20RETURN TO BASE0:30
21GALM 21:46中鶴純一
22EPILOGUE -NEAR THE BORDER-5:51
 小林啓樹、暴れまくり。一体どこから発想が出てきたのか、フラメンコをメインモチーフにトガった曲を連発する氏は必聴。
 従来のエスコンらしい曲は、中西哲一氏がかろうじて量産。
 確かに、ここまでやれば過去シリーズとの差異は明確である。
 最早パイロットどうこう、戦争がどうこうではなく「男と男の戦い」が完全に中心になっている本作を盛り上げるには確かにベストチョイスかもしれない。

 「PROLOGUE」「GLACIAL SKIES」がいきなりフラメンコギターやカスタネットで出迎えてきて、この時点で従来との差は伝えてきてくれる。
 中西哲一氏、大久保博氏の曲などは地味ながらも聴きやすいテイストにしているが、どこかで聞いたことあるタイトル「MAYHEM」など、小林啓樹氏がグイグイとハードロックで締めてくる。
 しかし「THE ROUND TABLE」など、小林氏以外の面々もノリにのってフラメンコである。

 何よりも特筆すべきは、これまたラストステージ曲「ZERO」。
 PVでも使われ、MADなどでもお馴染みの名曲である。
 前シリーズのコーラス使いを混ぜ込み、ギターソロが猛威を振るうこの曲は、何度聞いても飽きることはない。
 みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwikiではなんと4位に輝いたこともある人気の一曲。

 そして「RETURN TO BASE」が静かに、哀愁を漂わせて終わりを告げていく。
 アルバムとしての完成度がかなり高く、他人に勧めやすい名盤である。

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