BLACK BULLET Original Soundtrack
BLACK BULLET Original Soundtrack
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2014年9月3日 収録時間:71分 定価:3024円 レーベル:NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
神崎紫電氏原作のライトノベル「ブラック・ブレット」のアニメ化。
決して知名度は高くないながらも音楽には鷺巣詩郎氏を用意。
ここ数年でも比較的控えめな資金力での鷺巣氏の音楽が聞けるが、
こうなるとやはりパンチの足りなさを感じてしまうのである。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | Tokyo 2021 | 3:29 | 鷺巣詩郎 |
2 | Investigation | 2:42 | |
3 | Crisis Point | 4:27 | |
4 | Lament of the Cursed | 1:38 | |
5 | Project Neo Sapiens | 3:07 | |
6 | Bridge of the Heavens | 3:26 | |
7 | Tendo Civil Securities | 1:50 | |
8 | Tokyo Kickin’ Back | 3:33 | |
9 | Assassin’s Pulse | 2:03 | |
10 | Monolith-the impregnable- | 3:21 | |
11 | Model Trickster 136 | 2:02 | |
12 | Melinconia | 2:46 | |
13 | Partners in Crime | 2:25 | |
14 | Lotus and the Girl | 2:40 | |
15 | Drone | 2:38 | |
16 | Aldebaran | 3:17 | |
17 | The Abyss | 1:48 | |
18 | Rains of Sorrow | 4:32 | |
19 | Monolith -the threat- | 3:20 | |
20 | In from the Dark | 1:44 | |
21 | Her Sovereignty | 2:07 | |
22 | Making Peace | 2:58 | |
23 | Monolith-disintegration- | 3:07 | |
24 | dream alterna | 1:52 | |
25 | and then… | 3:22 |
電撃文庫、神崎紫電氏のライトノベル2作目「ブラック・ブレット」。
古参・小島正幸氏によってアニメ化され、怪獣映画を意識した絵作りはかなり好感触であった。
音楽にはエヴァンゲリオンでお馴染み、鷺巣詩郎氏がやってきた。
という事はエヴァやマギ、ベルセルクよろしく金遣いが荒い……と思いきや、比較的抑えめの音楽作り。
全体的にスケールを狭めた音楽が多く用意されている(とはいえワルシャワ・フィルの演奏である)。
世界観がかなり暗いため、全体的にテクノ系の尖った音を基盤にしている。
天野正道氏によるワルシャワ・フィルの生音にガツガツとシンセやギターが乗っかり、希望の見えなさ、光の見えなさ、出口の見えない苦痛を表現しているように感じる。
骨子となっているバロック調や教会唱法もさながら、鷺巣氏の培った「手癖」が、世界を構築する音楽をきちんと演出できたと考えていいだろう。
「Bridge of the Heavens」等はFF7のミッドガルを思い出せてしまう曲なのも興味深い。
「エヴァQと同時期の作品」であることが節々から伝わってくる。
しかし弱点も多く、マニアックな音楽スタイルで突き進もうとしているものの、どちらかというと「不安で退屈」という印象を招きかねない冗長さも備えてしまっている。
鷺巣氏の「手癖」を嫌うタイプの人ならなおの事だろう(そのような人は本作を聴かないだろうが)。
印象に残っている曲も金のかかっている部分「ではない所」が耳に残ってしまっているため、演出効果としてはかなりコスパが悪くなってしまっているようにも思える。
ワルシャワが猛威を振るう「Aldebaran」なんかはアルバムで浮いてしまってるくらいだ。
鷺巣氏らしい豪勢なアルバムながらも、かなりとっつきづらい一枚。
この豪勢さでも、或いはそれ故にファン向けのサントラになってしまった印象である。
ブックレットには鷺巣氏お馴染みの裏話あり。イラストは鵜飼沙樹氏。デザインはreo kurosu。
古参・小島正幸氏によってアニメ化され、怪獣映画を意識した絵作りはかなり好感触であった。
音楽にはエヴァンゲリオンでお馴染み、鷺巣詩郎氏がやってきた。
という事はエヴァやマギ、ベルセルクよろしく金遣いが荒い……と思いきや、比較的抑えめの音楽作り。
全体的にスケールを狭めた音楽が多く用意されている(とはいえワルシャワ・フィルの演奏である)。
世界観がかなり暗いため、全体的にテクノ系の尖った音を基盤にしている。
天野正道氏によるワルシャワ・フィルの生音にガツガツとシンセやギターが乗っかり、希望の見えなさ、光の見えなさ、出口の見えない苦痛を表現しているように感じる。
骨子となっているバロック調や教会唱法もさながら、鷺巣氏の培った「手癖」が、世界を構築する音楽をきちんと演出できたと考えていいだろう。
「Bridge of the Heavens」等はFF7のミッドガルを思い出せてしまう曲なのも興味深い。
「エヴァQと同時期の作品」であることが節々から伝わってくる。
しかし弱点も多く、マニアックな音楽スタイルで突き進もうとしているものの、どちらかというと「不安で退屈」という印象を招きかねない冗長さも備えてしまっている。
鷺巣氏の「手癖」を嫌うタイプの人ならなおの事だろう(そのような人は本作を聴かないだろうが)。
印象に残っている曲も金のかかっている部分「ではない所」が耳に残ってしまっているため、演出効果としてはかなりコスパが悪くなってしまっているようにも思える。
ワルシャワが猛威を振るう「Aldebaran」なんかはアルバムで浮いてしまってるくらいだ。
鷺巣氏らしい豪勢なアルバムながらも、かなりとっつきづらい一枚。
この豪勢さでも、或いはそれ故にファン向けのサントラになってしまった印象である。
ブックレットには鷺巣氏お馴染みの裏話あり。イラストは鵜飼沙樹氏。デザインはreo kurosu。