TV ANIMATION BLEACH ORIGINAL SOUNDTRACK 1

TV ANIMATION BLEACH ORIGINAL SOUNDTRACK 1

オススメ度 ★★★★☆

発売:2005年5月18日 収録時間:61分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス



少年ジャンプの大人気漫画「BLEACH」アニメ版の音楽を担当するのは、「エヴァ」の鷺巣詩郎。
そしてそのサウンドはとても少年漫画音楽とは思えないノイズや80年代バンド音楽、果てはソウルミュージック!
重量と緊張感に溢れたサウンドはBLEACHのダークな部分を全力で引き出そうとしている。
だが少年漫画的なカタルシスサウンドを期待してしまうと肩透かしを食らうかも?


N0.曲名時間作・編曲作詞
1On The Precipice Of Defeat2:57鷺巣詩郎
2アスタリスク(Short Version)2:03ORANGE RANGE
3Comical World1:41鷺巣詩郎
4Oh So Tired1:38
5Head In The Clouds1:41
6Ditty For Daddy2:26
7Creeping Shadows2:21
8Raw Breath Of Danger2:17
9Enemy Unseen2:05
10Will Of The Heart3:46
11Requiem For The Lost Ones2:16
12Nothing Can Be Explained(Vocal Version)3:27MASHMike Wyzgowski
13Burden Of The Past2:23
14Destiny Awaits2:03
15Catch-222:09
16Heat Of The Battle1:27
17Blaze Of The Soul Reaper2:36
18Battle Ignition2:15
19Never Meant To Belong5:27
20Storm Center2:40
21Number One(Vocal Version)4:56MASH
Hazel Fernandes
22Going Home2:34
23Life Is Like A Boat(TV Size Version)1:02Rie fu
24Peaceful Afternoon2:09鷺巣詩郎
25サンキュー !!(TV Size Version)1:00KURO、MICRO、U-ICHI、TAKAHIRO WATANABEKURO、MICRO、U-ICHI
HOME MADE家族
 漫画といえば少年ジャンプ。その中の人気漫画の一つ「BLEACH」のサウンドトラック第一弾。
 その音楽を担当するのは「新世紀エヴァンゲリオン」「ふしぎの海のナディア」で一世を風靡した鷺巣詩郎その人である。
 ちなみに鷺巣詩郎氏といえばロンドン収録で、今作も例に漏れない。

 今作の鷺巣詩郎氏は「近年オーケストラによる収録が多い」とのことで、あえて少数編成の音楽を製作したという。
 1曲目「On The Precipice Of Defeat」からいきなりえげつないノイズミュージックが、ダークな世界観を演出してアルバムの方向性を一瞬で理解させてくる。
 「Comical World」「Ditty For Daddy」なども軽快な80年代リズム?が自己主張をし、ただの少年漫画ではないことをありありと証明する。
 「Creeping Shadows」「Raw Breath Of Danger」もまたノイジーな傾向があり、ここまで来るとノイズ慣れしてない人はついてこれるのか?と心配も。

 「Nothing Can Be Explained(Vocal Version)」を歌うMike Wyzgowskiは、エヴァやベルセルクなどの鷺巣詩郎作品にも参加するボーカリスト。
 ウィスパー気味の声とヴォコーダーサウンドが悩ましく魅力的な出来上がりで、ブリーチのダークめの世界観をうまいこと演出できている。

 「Heat Of The Battle」「Blaze Of The Soul Reaper」と、後半でようやく動的な戦闘音楽が顔を出すが、これもメロディアスなものではなくクセのあるギターリフがグイグイ聞かせてくるクールなナンバーとなる。
 「Storm Center」などは一番分かり易い80年代サウンドなのではないか(特にドラム!)。
 この渋さは一周回って最早クールである。ここに少年漫画的なカタルシスはなく、「BLEACH」のクールな時代性を音楽的に汲み取った結果こうなるのである。

 何よりのハイライトは、「Number One (Vocal Version)」である。
 ボーカルのHazel Fernandesという、ソウル界の伝説「ジ・アフェア」の女神を起用。
 番宣でも散々使われていたフレーズだけに、聞き覚えのある方は多いだろう。
 熱いソウル(ダブルミーニング)が作中でも決めシーンでしばしば使われており、スタッフの扱いも主人公「一護」のテーマであるとのことである。

 ブックレットには歌詞と鷺巣詩郎氏のコメントあり。
 ジャケットイラストは工藤昌史、デザインはTsuyoshi Kusano
 少々クセが強いが面白いアルバム。オケを使わない最近の鷺巣氏が聴きたい方は是非。

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