BLUE DROP~天使達の戯曲~ オリジナルサウンドトラック
BLUE DROP~天使達の戯曲~ オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★☆
発売:2008年5月21日(DVD発売日) 収録時間:66分 定価:DVD特典により無し レーベル:キングレコード
吉富昭仁原作のSFアニメ。短編集の前日談というなんともややこしい気合の入った作品。
楽曲制作はTHE金鶴。「有頂天」の佐々木貴、「筋肉少女帯」の三柴理、そして演劇音楽制作を機会に参加したClaraの三人によるかなりマニアックなユニット。
佐々木貴氏、Clara氏による繊細な打ち込み音楽と、それによって浮き上がる三柴理氏の美麗なピアノが独自の世界観を生み出す。
66分ときちんとした時間が入っているが、惜しむらくはこのCD、DVD特典である。DVD値段もそこまで安くなってはいない。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | Spacecraft | 1:43 | 三柴理 |
2 | Hydrangea | 1:00 | Clara |
3 | Enigma | 1:00 | 三柴理、Clara |
4 | Majesty | 1:54 | Clara |
5 | Alienation | 2:00 | 三柴理 |
6 | Offside | 1:34 | 三柴理、佐々木貴 |
7 | Clairvoyance | 1:24 | 三柴理 |
8 | Nostalgia | 2:42 | 三柴理、Clara |
9 | Tabor | 1:27 | 佐々木貴 |
10 | Chase | 1:15 | 三柴理 |
11 | Annie | 1:52 | 三柴理、Clara |
12 | Pale | 1:50 | |
13 | Moment | 1:29 | Clara |
14 | Agitation | 1:16 | |
15 | Vernal | 1:43 | 佐々木貴 |
16 | Reminiscence | 1:20 | Clara |
17 | Azure | 1:15 | |
18 | Quaint | 0:57 | 三柴理 |
19 | PsychicⅠ | 1:34 | |
20 | PsychicⅡ | 1:02 | |
21 | Heartless | 1:16 | 三柴理、Clara |
22 | Duty | 1:10 | |
23 | Sally | 1:33 | Clara |
24 | Rondo | 1:55 | 三柴理、Clara |
25 | Desolate | 2:03 | Clara |
26 | Sospirando | 1:31 | |
27 | Rise | 0:43 | |
28 | Tactician | 1:22 | 三柴理 |
29 | Crisis | 1:20 | 三柴理、佐々木貴 |
30 | Anecdote | 1:28 | Clara |
31 | BlueⅡ | 1:33 | |
32 | Drop | 2:06 | |
33 | SallyⅡ | 2:19 | 三柴理 |
34 | Romarin | 2:30 | 三柴理、Clara |
35 | Crimson | 1:11 | Clara |
36 | Duet | 2:16 | 佐々木貴 |
37 | DesolateⅡ | 5:07 | Clara |
38 | Dolce | 3:09 | |
39 | Rosmarinus | 2:52 | 三柴理、Clara |
知名度の低さにも関わらず、恐ろしい気合が随所に見られるこのアニメ。
音楽のチョイスも妙にマニアックな香りがする。
有頂天、筋肉少女帯と言えば、恐らく吉富氏やスタッフ達の時代を席巻したバンド達であろう。
そこから二人が参加しているのがTHE金鶴である。
基本的には三柴氏のピアノが猛威をふるい、そのバックに打ち込み音楽が鳴り込むスタイル。
打ち込みメインも勿論アリ。落ち着いたピアノが情景を描写し、その補助や、動的な音楽は打ち込みによる表現が多用されている。
いきなり出迎えてくるのは透明感あふれる世界観を強く表現してくる「Spacecraft」。
三柴氏のピアノが別世界へと耳を連れて行ってくれる。
三柴氏のピアノと言えばロック界で最もクラシカルで美しいとされる逸品である。
それをアニメの中で聞けるのは今作と「THE蟹」で参加している「戦闘妖精雪風」のみとなっている。
鑑みると、氏のピアノはSFの体現なのだろうか、という気もしてくる。或いは宇宙観。
Clara氏による打ち込みもまた特徴的だ。
特にその効果が発揮されているのは動的な音楽や不安音楽の時である。
「PsychicⅡ」や「Rise」、そして5分を超える決め曲「DesolateⅡ」は電子音源であることの弱点を全く感じさせないパワフルさを持っている。
打ち込み音楽に抵抗さえなければ、三柴氏のピアノで充分にオススメできる異色のサウンドトラック。
しかしいかんせん、今作はDVD6巻の特典封入なのである。
値段もそう安くはなく、色々と惜しい作品。
音楽のチョイスも妙にマニアックな香りがする。
有頂天、筋肉少女帯と言えば、恐らく吉富氏やスタッフ達の時代を席巻したバンド達であろう。
そこから二人が参加しているのがTHE金鶴である。
基本的には三柴氏のピアノが猛威をふるい、そのバックに打ち込み音楽が鳴り込むスタイル。
打ち込みメインも勿論アリ。落ち着いたピアノが情景を描写し、その補助や、動的な音楽は打ち込みによる表現が多用されている。
いきなり出迎えてくるのは透明感あふれる世界観を強く表現してくる「Spacecraft」。
三柴氏のピアノが別世界へと耳を連れて行ってくれる。
三柴氏のピアノと言えばロック界で最もクラシカルで美しいとされる逸品である。
それをアニメの中で聞けるのは今作と「THE蟹」で参加している「戦闘妖精雪風」のみとなっている。
鑑みると、氏のピアノはSFの体現なのだろうか、という気もしてくる。或いは宇宙観。
Clara氏による打ち込みもまた特徴的だ。
特にその効果が発揮されているのは動的な音楽や不安音楽の時である。
「PsychicⅡ」や「Rise」、そして5分を超える決め曲「DesolateⅡ」は電子音源であることの弱点を全く感じさせないパワフルさを持っている。
打ち込み音楽に抵抗さえなければ、三柴氏のピアノで充分にオススメできる異色のサウンドトラック。
しかしいかんせん、今作はDVD6巻の特典封入なのである。
値段もそう安くはなく、色々と惜しい作品。