FINAL FANTASY Ⅹ Original Soundtrack
FINAL FANTASY Ⅹ Original Soundtrack
オススメ度 ★★★★★
発売:2001年8月1日(2004年5月19日再販) 収録時間:267分 定価:3873円 レーベル:デジキューブ(再販はスクウェア・エニックス)
ついに次世代ハードPS2に舞台を移したFFシリーズ。新たなるサウンドが求められた。
正規シリーズとしては初めて植松伸夫氏が全曲ではなく連名で作曲を担当する。
植松伸夫氏、中野順也氏、浜渦正志氏。どなたもスクエニの猛者ばかり。
打って変わってアジアンな世界観で、新たなFF音楽が幕を開けた。
N0. | Disc 1 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 「全部話しておきたいんだ」 | 0:09 | ||||
2 | ザナルカンドにて | 3:05 | 植松伸夫 | |||
3 | プレリュード | 3:44 | ||||
4 | ティーダのテーマ | 3:34 | ||||
5 | Otherworld | 3:15 | Alexander O. Smith | Bill Muer | ||
6 | 急げ!! | 2:40 | 中野順也 | |||
7 | これはお前の物語だ | 2:20 | ||||
8 | 不気味 | 2:48 | ||||
9 | ノーマルバトル | 3:22 | 植松伸夫 | |||
10 | 勝利のファンファーレ | 1:36 | ||||
11 | ゲームオーバー | 0:34 | ||||
12 | 夢も希望もありません | 3:07 | ||||
13 | 暗躍 | 1:27 | 中野順也 | |||
14 | 海底遺跡 | 4:16 | ||||
15 | チイはアルベド族 | 3:25 | 植松伸夫 | |||
16 | 敵襲 | 2:42 | 中野順也 | |||
17 | ブリッツに賭けた男達 | 3:53 | 植松伸夫 | |||
18 | ビサイド島 | 4:44 | 浜渦正志 | |||
19 | スピラの情景 | 2:49 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
20 | 祈りの歌 | 0:44 | ||||
21 | 幻想 | 3:47 | 中野順也 | |||
22 | 試練の間 | 3:34 | 植松伸夫 | |||
23 | 祈りの歌~ヴァルファーレ | 0:42 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
24 | 召喚 | 0:39 | 中野順也 | |||
25 | 大召喚士の娘 | 3:46 | 植松伸夫 | |||
26 | おやすみ | 0:08 |
N0. | Disc 2 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 |
1 | ユウナのテーマ | 3:31 | 植松伸夫 | |
2 | 萌道 | 3:16 | 植松伸夫 | 中野順也 |
3 | 異界送り | 1:33 | 浜渦正志 | |
4 | 嵐の前の静けさ | 3:10 | 植松伸夫 | |
5 | 祈りの歌~イフリート | 0:41 | 浜渦正志 | |
6 | ルカ | 3:41 | 中野順也 | |
7 | マイカ総老師歓迎 | 1:16 | ||
8 | 不撓の決意 | 1:13 | ||
9 | The Splendid Performance | 3:32 | 浜渦正志 | |
10 | 対峙 | 2:07 | ||
11 | Blitz Off | 3:32 | ||
12 | アーロンのテーマ | 2:44 | 植松伸夫 | |
13 | ミヘン街道 | 3:23 | ||
14 | ブラスdeチョコボ | 2:52 | ||
15 | 旅行公使 | 3:06 | 浜渦正志 | |
16 | 通行を許可します | 1:11 | 植松伸夫 | |
17 | シーモアのテーマ | 3:06 | ||
18 | 宵闇 | 4:41 | 中野順也 | |
19 | ジョゼ寺院 | 3:19 | 植松伸夫 | |
20 | 祈りの歌~イクシオン | 0:41 | 植松伸夫 | 浜渦正志 |
21 | シパーフ乗るぅ? | 4:13 | 植松伸夫 | |
22 | リュックのテーマ | 4:03 | ||
23 | グアドサラム | 3:24 | 中野順也 |
N0. | Disc 3 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 雷平原 | 3:44 | 浜渦正志 | |||
2 | ジェクトのテーマ | 2:34 | 植松伸夫 | |||
3 | マカラーニャの森 | 3:20 | 浜渦正志 | |||
4 | 霧海 | 2:19 | 中野順也 | |||
5 | 寺院楽隊 | 2:22 | ||||
6 | シーモアの野望 | 2:14 | 植松伸夫 | |||
7 | 祈りの歌~シヴァ | 0:41 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
8 | 迫りくる者たち | 2:11 | 中野順也 | |||
9 | 灼熱の砂漠 | 3:46 | 浜渦正志 | |||
10 | 危機 | 4:03 | ||||
11 | 明かされた真実 | 4:06 | 植松伸夫 | |||
12 | 発進 | 3:29 | 浜渦正志 | |||
13 | 結婚式 | 1:16 | ||||
14 | 襲撃 | 4:07 | ||||
15 | 悲劇 | 4:03 | ||||
16 | 私は飛べる | 1:27 | ||||
17 | 浄罪の路 | 2:29 | 植松伸夫 | |||
18 | 祈りの歌~バハムート | 0:42 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
19 | 審判の時 | 3:39 | 浜渦正志 | |||
20 | 父を殺めた男 | 2:42 | 植松伸夫 | |||
21 | 素敵だね | 5:34 | 植松伸夫 | 浜口史郎 | 野島一成 | RIKKI |
N0. | Disc 4 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | ユウナの決意 | 3:43 | 植松伸夫 | 中野順也 | ||
2 | ルールーのテーマ | 3:53 | 植松伸夫 | |||
3 | 勇ましく進め | 3:26 | ||||
4 | 祈りの歌~ヨウジンボウ | 0:43 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
5 | 極北の民 | 11:59 | 浜渦正志 | |||
6 | 祈りの歌~ロンゾ族 | 1:46 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
7 | 彷徨の炎 | 4:41 | 浜渦正志 | |||
8 | いつか終わる夢 | 4:25 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
9 | 祈りの歌~ユウナレスカ | 0:43 | ||||
10 | 挑戦 | 4:19 | 浜渦正志 | |||
11 | 深淵の果てに | 4:39 | ||||
12 | 暗澹 | 4:29 | 中野順也 | |||
13 | 祈りの歌~スピラ | 0:44 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
14 | 死人が笑う | 3:33 | 植松伸夫 | |||
15 | シーモアバトル | 5:47 | ||||
16 | 祈りの歌~アニマ | 0:43 | 植松伸夫 | 浜渦正志 | ||
17 | 召喚獣バトル | 5:57 | 中野順也 | |||
18 | 決戦 | 5:51 | 浜渦正志 | |||
19 | Ending Theme | 5:30 | 植松伸夫 | 浜口史郎 | ||
20 | 「思い出してください」 | 0:16 | ||||
21 | 素敵だね(オーケストラ・ヴァージョン) | 6:19 | 植松伸夫 | 浜口史郎 | 野島一成 | RIKKI |
PS2へのハード移行によってFFは新世代へと動き出す。
大幅に進化したCGムービーグラフィック、キャラクターボイス、ゲーム自体が新たなステップを踏み出した。
つまり、サウンドも新たなる一歩を踏み出さねばならなかったわけである。
これまでの作品と打って変わって、植松伸夫氏による全曲作曲ではない。
植松伸夫氏、中野順也氏、浜渦正志氏による共同作曲である。
とりわけ浜渦正志氏はこの後「ⅩⅢ」での活躍の前段階でもあり、その比重は大いにある。
というか浜渦氏の音楽はいつも通り過ぎてピアノが鳴るとすぐに分かってしまう。
この「Ⅹ」の代表曲と言って間違いないほど聞かれているのは「ザナルカンドにて」にほかならない。
「いつか終わる夢」「萌道」などでもメロディが使われており、ゲームをやっていれば絶対に耳に残る。
また、ゲーム冒頭のOPムービー、或いはこのサントラ冒頭で皆の度肝を抜くのは「Otherworld」である。
「こんなデスメタル風がFF!?」と驚く人がさぞ多かったことだろう。
ボーカルのBill Muer氏は植松氏が海外の飲み屋でひっかけたその辺のおっさんらしく、素性は全く不明な上に、収録語の消息は不明というハチャメチャなエピソードがあったりする。
OPだけでなく非常に重要なシーンでも使用されており、この曲も間違いなく「Ⅹ」を代表する曲の一つである。
基本的には作品全体の東洋的世界観により東洋的なサウンドも多く見受けられる。
エボン党を取り巻く祈りの歌やそれにまつわるサウンドも東洋的。
そしてもう一曲人気が高いのが「シーモアバトル」である。
音源の進化でFFらしさが何となく変わってきたのに対し、この曲は間違いなく植松FFサウンドであると言える。
パーカッションの鳴り方などがまさしくプログレ畑の音使いで、凄まじく心地よい。
主題歌「素敵だね」は琉球的なねっとりしたボーカルでの扇情的な歌は、少々あざといながらも世界観にとてもマッチしている。
オケバージョンの編曲は浜口史郎氏。ドラマティックな編曲も相変わらず。
ドラマボイスでの始終もあり、アルバムとしてもキッチリ完成している名盤。
キャラクター・テーマ曲がイマイチ機能してないという点もあるが、そういう演出的な部分以外は全然目を潰れる。
大幅に進化したCGムービーグラフィック、キャラクターボイス、ゲーム自体が新たなステップを踏み出した。
つまり、サウンドも新たなる一歩を踏み出さねばならなかったわけである。
これまでの作品と打って変わって、植松伸夫氏による全曲作曲ではない。
植松伸夫氏、中野順也氏、浜渦正志氏による共同作曲である。
とりわけ浜渦正志氏はこの後「ⅩⅢ」での活躍の前段階でもあり、その比重は大いにある。
というか浜渦氏の音楽はいつも通り過ぎてピアノが鳴るとすぐに分かってしまう。
この「Ⅹ」の代表曲と言って間違いないほど聞かれているのは「ザナルカンドにて」にほかならない。
「いつか終わる夢」「萌道」などでもメロディが使われており、ゲームをやっていれば絶対に耳に残る。
また、ゲーム冒頭のOPムービー、或いはこのサントラ冒頭で皆の度肝を抜くのは「Otherworld」である。
「こんなデスメタル風がFF!?」と驚く人がさぞ多かったことだろう。
ボーカルのBill Muer氏は植松氏が海外の飲み屋でひっかけたその辺のおっさんらしく、素性は全く不明な上に、収録語の消息は不明というハチャメチャなエピソードがあったりする。
OPだけでなく非常に重要なシーンでも使用されており、この曲も間違いなく「Ⅹ」を代表する曲の一つである。
基本的には作品全体の東洋的世界観により東洋的なサウンドも多く見受けられる。
エボン党を取り巻く祈りの歌やそれにまつわるサウンドも東洋的。
そしてもう一曲人気が高いのが「シーモアバトル」である。
音源の進化でFFらしさが何となく変わってきたのに対し、この曲は間違いなく植松FFサウンドであると言える。
パーカッションの鳴り方などがまさしくプログレ畑の音使いで、凄まじく心地よい。
主題歌「素敵だね」は琉球的なねっとりしたボーカルでの扇情的な歌は、少々あざといながらも世界観にとてもマッチしている。
オケバージョンの編曲は浜口史郎氏。ドラマティックな編曲も相変わらず。
ドラマボイスでの始終もあり、アルバムとしてもキッチリ完成している名盤。
キャラクター・テーマ曲がイマイチ機能してないという点もあるが、そういう演出的な部分以外は全然目を潰れる。