Piano Collections FINAL FANTASY Ⅹ

Piano Collections FINAL FANTASY Ⅹ

オススメ度 ★★★★★

発売:2002年2月20日(2004年7月22日再販) 収録時間:67分 定価:2039円 レーベル:デジキューブ(再販はスクウェア・エニックス)



インターナショナル版発売とほぼ同時に発売された、毎度お馴染みピアノコレクション。
全編曲を浜渦正志氏が担当する。演奏は、RIKKI嬢のライブで共演していた黒田亜樹氏。
浜渦氏の編曲が光る光る。正直植松氏というよりも浜渦氏のアルバムだ。
アレンジ自体は大胆。元がピアノな曲は割と普通だが。


N0.曲名時間作曲編曲
1ザナルカンドにて3:19植松伸夫浜渦正志
2ティーダのテーマ4:08
3ビサイド島3:02浜渦正志
4祈りの歌6:18植松伸夫
5旅行公司3:01浜渦正志
6リュックのテーマ2:50植松伸夫
7グアドサラム3:09仲野順也
8雷平原3:21浜渦正志
9襲撃3:29
10浄罪の路3:14植松伸夫
11素敵だね4:18
12ユウナの決意3:03植松伸夫
13極北の民4:04浜渦正志
14決戦3:55
15Ending Theme5:34植松伸夫
 「Ⅹ」のインターナショナル版と同時に発売という戦略で発売された今作。
 ファンによる要望を加味して選ばれた15曲を全て浜渦正志氏がアレンジをする。
 演奏するのはRIKKI嬢のライブでの演奏を植松氏が気に入った、ということで黒田亜樹氏が起用された。

 全体的に大胆なアレンジが施されており、いっそ浜渦氏のアルバムと言っても過言ではない。
 「ザナルカンドにて」のような元々がピアノである曲などは比較的控えめだが。
 その分黒田氏の演奏の綺麗さがより強調されている印象。

 「雷平原」のような元々が浜渦氏で、遊びのある曲は余計に臭いが濃くなっている。
 これはもはやチョコボの不思議なダンジョンあたりで流れていても何の違和感もない。
 完全に別物になっているのは「ビサイド島」。アレンジ自体は良いと思うので気にはならないと思うが……

 一番面白かったのは「決戦」のアレンジ。浜渦氏も黒田氏もお見事という感じだ。
 「Ⅶ」のピアノコレクションの「闘う者達」ともまた違う戦闘曲アレンジである。
 これも元々が浜渦氏だけに、色々と容赦ない。それが良い。

 文句なしの一枚。好みレベルの問題しか起きないだろう。
 アレンジしすぎ!という声もあるかもしれないが、「Ⅵ」のアレンジアルバムよりはおとなしいだろう。
 誰にでも勧められる良盤。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です