GOSICK ORIGINAL SOUNDTRACK SECOND SEASON
GOSICK ORIGINAL SOUNDTRACK SECOND SEASON
オススメ度 ★★★☆☆
発売:2011年6月29日 収録時間:65分 定価:2800円 レーベル:日本コロムビア
直木賞作家、桜庭一樹原作の「GOSICK」サントラ第二弾。
全体通して煌びやかだった前作に対し、今回はどこか土着的。
桜庭一樹作詞の劇中歌や、民俗的な要素が散見される。
前作よりも楽曲に存在感が感じられた印象。
No. | 曲名 | 時間 | 作曲 | 編曲 | 作詞 | 歌 |
1 | 聖霊の涙へ捧ぐ鎮魂 | 1:48 | 中川幸太郎 | |||
2 | 言語化されし混沌 | 2:37 | ||||
3 | 悪因の枢軸 | 2:40 | ||||
4 | 憂慮に纏われし身躯 | 2:16 | ||||
5 | 英雄は死神 | 2:22 | ||||
6 | 奇術師は赤毛の狼 | 2:19 | ||||
7 | 街路に列する土産物 | 2:06 | ||||
8 | 虹が示す処へのあかり | 1:58 | ||||
9 | 石榴色の錬金術 | 3:43 | ||||
10 | 艱苦に忍ぶ“アフリカ人の歌” | 3:29 | 桜庭一樹 | 中川就登、畑敦、林晃平、碓井なずな、酒井琴羽、田中しおり | ||
11 | 回想録からの挑戦状 | 1:11 | ||||
12 | 口承されし“アフリカ人の歌” | 1:55 | 桜庭一樹 | 中川就登、畑敦、林晃平、碓井なずな、酒井琴羽、田中しおり | ||
13 | 祭典に隠されし宴 | 2:27 | ||||
14 | 終結の先に待つもの | 1:14 | ||||
15 | 涙目の書簡が伝書する事 | 0:18 | ||||
16 | 思案の先にある暗示 | 1:28 | ||||
17 | 魔神の悪計 | 2:25 | ||||
18 | 薔薇色の人生 | 1:49 | 桜庭一樹 | Noria、柳麻美 | ||
19 | 不徳に塗れし数奇 | 1:57 | ||||
20 | ファントムに咲く薔薇 | 1:38 | ||||
21 | “美しき怪物”を呑む混沌 | 2:33 | ||||
22 | 逸興なる異国の聖夜 | 1:34 | ||||
23 | 切なき思慕の優しい思い出 | 2:02 | ||||
24 | 束の間の生誕祭 | 1:22 | ||||
25 | 隔たりの連結 | 2:12 | ||||
26 | 先見されし嵐 | 2:12 | ||||
27 | 見えぬ聖母の慈愛 | 3:00 | ||||
28 | 小さな母の大いなる生 | 2:53 | ||||
29 | 永遠に繋がれし絆 | 3:28 | ||||
30 | unity(TVサイズ) | 1:30 | Asu(The New Classics) | 長谷川智樹 | 渡部紫緒 | コミネリサ |
難波日登志監督、桜庭一樹原作アニメ「GOSICK」サントラ第二弾。
劇判は中川幸太郎氏が続投。ちなみに、毎度のごとく演奏に弟の中川英二郎氏が参加している。
バロック調に全体でまとまっていた印象の前作に対して、今作はバラエティ色が濃くなった。
北欧方面の民俗的な音楽が特に増えたと感じられる。これによりアルバムでの聴き応えはグッと増した。
「街路に列する土産物」などは分かり易い北欧感があり、こういうエッセンスは大歓迎といったところ。
前作と同じく、真面目さに起因する地味さは本作にも散見されるが、所々の小技が効いている。
「薔薇色の人生」のエンターテインメント感は正しく中川氏のお家芸の一つ。桜庭一樹氏による振り切れた作詞が演出してくる楽しいショーサウンドだ。
また、二曲ある「アフリカ人の歌」も桜庭氏による作詞で、ヨーロッパの民謡をイメージした創作民謡。
これらを代表とした小技は今作の評価に値する部分。映像演出的にも美味しい曲である。
とはいえ、地味な部分は地味。音は煌びやかなのだが、前作から引きずるパンチの弱さは拭い切れていない印象。 BGMとしての精度は各段に向上しているが、このアルバムだけで楽しもうとする人にとっては物足りない楽曲である可能性もあるだろう。いわゆる「ファン向け」の領域である。 だが、アルバム構成的としても物語ラストを飾る「永遠に繋がれし絆」のような壮大な爽やかさがハマり、聞き終える時はかなり心地よい感覚になれるだろう。
ジャケットは前回や他CDとうってかわってキャラクタービジュアル。
デザインはビラコチャ。ブックレットには音響の原口昇氏と中川幸太郎氏の対談インタビューと、中川氏による各曲解説。
本編視聴などで確かめてから検討してみましょう。
劇判は中川幸太郎氏が続投。ちなみに、毎度のごとく演奏に弟の中川英二郎氏が参加している。
バロック調に全体でまとまっていた印象の前作に対して、今作はバラエティ色が濃くなった。
北欧方面の民俗的な音楽が特に増えたと感じられる。これによりアルバムでの聴き応えはグッと増した。
「街路に列する土産物」などは分かり易い北欧感があり、こういうエッセンスは大歓迎といったところ。
前作と同じく、真面目さに起因する地味さは本作にも散見されるが、所々の小技が効いている。
「薔薇色の人生」のエンターテインメント感は正しく中川氏のお家芸の一つ。桜庭一樹氏による振り切れた作詞が演出してくる楽しいショーサウンドだ。
また、二曲ある「アフリカ人の歌」も桜庭氏による作詞で、ヨーロッパの民謡をイメージした創作民謡。
これらを代表とした小技は今作の評価に値する部分。映像演出的にも美味しい曲である。
とはいえ、地味な部分は地味。音は煌びやかなのだが、前作から引きずるパンチの弱さは拭い切れていない印象。 BGMとしての精度は各段に向上しているが、このアルバムだけで楽しもうとする人にとっては物足りない楽曲である可能性もあるだろう。いわゆる「ファン向け」の領域である。 だが、アルバム構成的としても物語ラストを飾る「永遠に繋がれし絆」のような壮大な爽やかさがハマり、聞き終える時はかなり心地よい感覚になれるだろう。
ジャケットは前回や他CDとうってかわってキャラクタービジュアル。
デザインはビラコチャ。ブックレットには音響の原口昇氏と中川幸太郎氏の対談インタビューと、中川氏による各曲解説。
本編視聴などで確かめてから検討してみましょう。