TVアニメーション「こばと。」 O.S.T.1 春のうたかた
TVアニメーション「こばと。」 O.S.T.1 春のうたかた
オススメ度 ★★★★★
発売:2010年2月3日 収録時間:62分 定価:3045円 レーベル:flying DOG
サンデーGXでCLAMPが連載していた漫画「こばと。」。
 音楽はこれが初アニメとなるはまたけし氏。
 小奇麗で可愛らしく質の高い室内音楽を基調とし、
 少女物語用音楽として一級品の一枚に仕上がった。
| No. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 | 作詞 | 歌 | 
| 1 | 春のうたかた | 2:11 | はまたけし | ||
| 2 | マジックナンバー(TV size) | 1:30 | 北川勝利 | 坂本真綾 | |
| 3 | こんぺいとう ピチカート | 1:53 | はまたけし | ||
| 4 | ぼうしのワルツ | 2:17 | |||
| 5 | おひさまと日曜日 | 2:25 | |||
| 6 | MISSION WAN。 | 2:08 | |||
| 7 | Nobody Sings | 2:37 | |||
| 8 | 走り出すスカート | 3:05 | |||
| 9 | あした来る日 | 3:47 | 新居昭乃 | 花澤香菜 | |
| 10 | 風のカタルシス | 2:00 | |||
| 11 | ひまわりの記憶 | 2:17 | |||
| 12 | どばと。 | 1:45 | |||
| 13 | ホタルの森 | 2:31 | |||
| 14 | オクトパス・ダンス | 1:40 | |||
| 15 | amber sky | 3:19 | |||
| 16 | 空にうたう少女 | 4:03 | |||
| 17 | 迷子をさがしに | 2:12 | |||
| 18 | an ancient story | 3:06 | |||
| 19 | 遠い日の忘れ物 | 1:48 | |||
| 20 | うまらないなにか | 4:38 | |||
| 21 | 飛べない小鳥 | 1:23 | |||
| 22 | あした来る日~雪の降る街で | 3:37 | 新居昭乃 | 花澤香菜 | |
| 23 | 水の花 | 1:54 | |||
| 24 | それは秘密のこと | 1:51 | |||
| 25 | ジェリーフィッシュの告白(TV size) | 1:32 | 宮川弾 | 岩里祐穂 | 中島愛 | 
 サンデーGXでCLANPが連載していた漫画「こばと。」のアニメ化。
一人の少女を中心にして回る世界観なだけに雰囲気は柔らかめ。
 
それに対応した音楽を求められたのはこれが初アニメとなるはまたけし氏。
「勇なま」や任天堂作品などゲーム音楽で鳴らした手腕が光る。
全体的に管弦楽を基調とした室内音楽で統一されており、聴き心地と可愛らしさが押し出されている。
特にピチカートやワルツなどで小奇麗にまとめるというのが流れで、聴き手にストレスを与えない音楽が徹底されている。
その上で劇判的な収まりはギリギリ回避しているあたり、はまたけし氏の実力が見えるところ。
単純にアッパーなヒーリング音楽に徹しているという訳でもなく、世界観の不思議さや気持ちの上下もきちんと出ているのも好印象。
 
花澤香菜氏による挿入歌がオリジナル版とアレンジ版二種類収録されている。
この「あした来る日」を目当てに本作を購入した人も多いようで、サントラ2枚通してのアレンジバリエーションが季節を現しているのも面白い。
単なるキャラソンに収まらないようにはまたけし氏による他楽曲との統一処理と、媚びるような仕事をしない新居昭乃氏作詞もまた魅力。
 
全体通して隙が無く「はまたけしここにあり!」と世間に知らしめるかのような良盤。
室内音楽アルバムとしては高品質にまとまっている作品である。
こういう完成度の作品だとOPEDのテレビサイズが余計に感じられてしまうような気はしないでもない。
イラストは加藤裕美氏。デザインは吉田直之氏(NRS516)。
                            
					一人の少女を中心にして回る世界観なだけに雰囲気は柔らかめ。
それに対応した音楽を求められたのはこれが初アニメとなるはまたけし氏。
「勇なま」や任天堂作品などゲーム音楽で鳴らした手腕が光る。
全体的に管弦楽を基調とした室内音楽で統一されており、聴き心地と可愛らしさが押し出されている。
特にピチカートやワルツなどで小奇麗にまとめるというのが流れで、聴き手にストレスを与えない音楽が徹底されている。
その上で劇判的な収まりはギリギリ回避しているあたり、はまたけし氏の実力が見えるところ。
単純にアッパーなヒーリング音楽に徹しているという訳でもなく、世界観の不思議さや気持ちの上下もきちんと出ているのも好印象。
花澤香菜氏による挿入歌がオリジナル版とアレンジ版二種類収録されている。
この「あした来る日」を目当てに本作を購入した人も多いようで、サントラ2枚通してのアレンジバリエーションが季節を現しているのも面白い。
単なるキャラソンに収まらないようにはまたけし氏による他楽曲との統一処理と、媚びるような仕事をしない新居昭乃氏作詞もまた魅力。
全体通して隙が無く「はまたけしここにあり!」と世間に知らしめるかのような良盤。
室内音楽アルバムとしては高品質にまとまっている作品である。
こういう完成度の作品だとOPEDのテレビサイズが余計に感じられてしまうような気はしないでもない。
イラストは加藤裕美氏。デザインは吉田直之氏(NRS516)。


 
									