クーロンズ・ゲート サウンドトラック
クーロンズ・ゲート サウンドトラック
オススメ度 ★★★★★
発売:2014年6月18日 収録時間:46分 定価:2500円 レーベル:ソニー・ミュージックダイレクト
PSの大波に出るのが遅れ過ぎて歴史に名を大きく残し損ねたカルト的作品「クーロンズ・ゲート」。
舞台背景、美術、脚本、あらゆる作風が中華パンクにトガっており、
トガった作風で知られる蓜島邦明氏が世に認知された作品でもある。
そのサントラが2014年に復刻。プレミアだっただけに嬉しい限りである。
N0. | 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | KOWLOON burn | 10:15 | 蓜島邦明 |
2 | クーロンズ・ゲート | 1:38 | |
3 | 香港最高風水会議 | 2:36 | |
4 | 歓楽の街 | 2:50 | |
5 | リ・トライ | 1:58 | |
6 | 妄人路 | 4:56 | |
7 | 海鮮中心 | 2:06 | |
8 | アイテムバトル | 2:20 | |
9 | Happy Hour | 4:01 | |
10 | 水郷の街 | 5:12 | |
11 | 山高帽男 | 2:51 | |
12 | 陰陽師のテーマ | 2:18 | |
13 | 九龍フロント | 3:00 | |
14 | 香港的大廈(龍城路) | 2:34 | |
15 | 占い部屋 | 0:35 | |
16 | 清朝 | 4:09 | |
17 | エンディング・テーマ | 2:34 |
1997年にSMEが発売した伝説のカルトゲーム「クーロンズ・ゲート」。
九龍城や香港をこれでもかとパンクに弄繰り回しカオスの極みと化した世界観が凄まじい魅力を放っていたが、PSローンチタイトルだったはずが延期に延期が重なり、存在を忘れられた頃に発売し、イマイチな結果となった。
しかしその魅力は今もなお多くの人を捉えており、入手困難となった当時のサウンドトラックが、17年ぶりに復刻される事となったのである。
なお、本作は「当時のサントラに追加を加えてリマスターした復刻盤」なので、同時に発売されている3枚組の「完全収録盤」ではないので注意されたし。
音楽は蓜島邦明氏。この「クーロンズ・ゲート」が氏の出世作であり、代名詞である。
このカオスの極みのような世界観についていくどころか牽引するような、最早アンビエントでもなんでもない、中華音楽を基盤にしたエスノプログレが最高の一品。幻想的、という言葉すら生ぬるい。
中華を基盤にしてるとはいえ完全に無国籍であり、バリ島や沖縄の香りすら漂うのでまさにカオスだ。
PS音楽にして「生音をとにかく使いたかった」との事で、サンプリングとしての流用こそ際立つが、それがまた不気味な印象を増やしていて格好いい。この汚らしさが「クーロン」である。
ここから蓜島邦明氏のサウンドコラージュ伝説が始まる訳だが、既に完成されてると言っていいだろう。
「音楽作品としての主張を果たし、作品を牽引し、しかしBGMである」という最高のバランスの一品だ。
ちなみに、追加曲等はメドレー形式での収録。未収録もあるが、復刻盤なのでご愛嬌である。
本HPに来るような方々なら既知の作品かもしれないが、スルーはできない。
折角の復刻である。本作すらプレミアがかかり始める前に絶対に手に入れておきたい。
何せゲーム音楽を薦めるスレなどでは必ず名前が挙がる作品だ。音源として手に入れられるならこれ以上の喜びはない。
ブックレットには「クーロン」監督の木村央志氏のコメントあり。ジャケットデザインは羽場正起氏。
九龍城や香港をこれでもかとパンクに弄繰り回しカオスの極みと化した世界観が凄まじい魅力を放っていたが、PSローンチタイトルだったはずが延期に延期が重なり、存在を忘れられた頃に発売し、イマイチな結果となった。
しかしその魅力は今もなお多くの人を捉えており、入手困難となった当時のサウンドトラックが、17年ぶりに復刻される事となったのである。
なお、本作は「当時のサントラに追加を加えてリマスターした復刻盤」なので、同時に発売されている3枚組の「完全収録盤」ではないので注意されたし。
音楽は蓜島邦明氏。この「クーロンズ・ゲート」が氏の出世作であり、代名詞である。
このカオスの極みのような世界観についていくどころか牽引するような、最早アンビエントでもなんでもない、中華音楽を基盤にしたエスノプログレが最高の一品。幻想的、という言葉すら生ぬるい。
中華を基盤にしてるとはいえ完全に無国籍であり、バリ島や沖縄の香りすら漂うのでまさにカオスだ。
PS音楽にして「生音をとにかく使いたかった」との事で、サンプリングとしての流用こそ際立つが、それがまた不気味な印象を増やしていて格好いい。この汚らしさが「クーロン」である。
ここから蓜島邦明氏のサウンドコラージュ伝説が始まる訳だが、既に完成されてると言っていいだろう。
「音楽作品としての主張を果たし、作品を牽引し、しかしBGMである」という最高のバランスの一品だ。
ちなみに、追加曲等はメドレー形式での収録。未収録もあるが、復刻盤なのでご愛嬌である。
本HPに来るような方々なら既知の作品かもしれないが、スルーはできない。
折角の復刻である。本作すらプレミアがかかり始める前に絶対に手に入れておきたい。
何せゲーム音楽を薦めるスレなどでは必ず名前が挙がる作品だ。音源として手に入れられるならこれ以上の喜びはない。
ブックレットには「クーロン」監督の木村央志氏のコメントあり。ジャケットデザインは羽場正起氏。