TVアニメ 紅 オリジナルサウンドトラック
TVアニメ 紅 オリジナルサウンドトラック
オススメ度 ★★★★★
発売:2008年6月25日 収録時間:80分 定価:3292円 レーベル:ランティス
漫画版とあんまりにも絵が違うせいで敬遠されがちなアニメ「紅」。
しかしそこは流石の松尾衡監督、作品そのもの、そして音楽の出来は申し分ない。
音楽担当は村松健氏。「スケッチブック」に続いて二作目のアニメサントラ。
村松氏らしいエモーショナルなピアノが光るレベルの高いアルバム。
No. | Disc 1 emotional side 曲名 | 時間 | 作・編曲 |
1 | 祈り続ける | 4:25 | 村松健 |
2 | 路地裏のハレルヤ | 1:52 | 村松健 |
3 | ふたつのこころ | 2:07 | 村松健 |
4 | 悲しみは胸の奥に | 1:48 | 村松健 |
5 | リアリティ | 1:04 | 村松健 |
6 | 忘れ得ぬ想い | 3:03 | 村松健 |
7 | 誰かが君を待っている~夕暮れの街で | 2:26 | 村松健 |
8 | 泣きつかれて | 3:00 | 村松健 |
9 | 無限の海を行く | 1:38 | 村松健 |
10 | はかない夢~遠い記憶 | 1:58 | 村松健 |
11 | 雨上がりを歩けば~まだ見ぬ世界 | 1:40 | 村松健 |
12 | 家に帰ろう | 2:06 | 村松健 |
13 | Dano de fado-運命の悪戯- | 1:02 | 村松健 |
14 | Dano de fado~ひとりきり | 1:16 | 村松健 |
15 | 感傷的な即興曲 | 1:36 | 村松健 |
16 | レクイエム~傷ついた身体 | 1:11 | 村松健 |
17 | 胸のあかし-再会- | 1:47 | 村松健 |
18 | 胸のあかし-約束- | 1:54 | 村松健 |
19 | Ending~切ない別れ | 2:05 | 村松健 |
20 | New days | 1:57 | 村松健 |
No. | Disc 2 swingin’ side | 時間 | 作・編曲 |
1 | 雨上がりを歩けば | 1:05 | 村松健 |
2 | 渡り鳥の目指すところ | 2:31 | 村松健 |
3 | Surf song~追い風をうけて | 2:30 | 村松健 |
4 | あしたの虹 | 1:55 | 村松健 |
5 | Livremente~思い通りに | 1:32 | 村松健 |
6 | Livremente~小さないたずら | 1:33 | 村松健 |
7 | 炎のように | 1:39 | 村松健 |
8 | 森に潜むもの | 1:01 | 村松健 |
9 | はかない夢~ムラサキの印象 | 1:53 | 村松健 |
10 | 家に帰ろう~手をつないで | 1:24 | 村松健 |
11 | Timing-幸せのタイミング- | 1:49 | 村松健 |
12 | 誰かが君を待っている | 2:49 | 村松健 |
13 | 庭の椿 | 2:41 | 村松健 |
14 | 夜風-Night breezin’- | 2:14 | 村松健 |
15 | 胸騒ぎのワルツ | 1:24 | 村松健 |
16 | 譲れないもの~勇気 | 2:10 | 村松健 |
17 | 逃れられないもの~邪気 | 2:05 | 村松健 |
18 | 水平線のむこうに | 2:32 | 村松健 |
19 | きた道、ゆく道 | 2:38 | 村松健 |
20 | きた道、ゆく道~道弾き三線~ | 2:54 | 村松健 |
片山憲太郎氏の小説が原作のアニメ「紅 kurenai」。
原作挿絵及び漫画版の山本ヤマト氏のイラストとはかなり離れたデザインが悪い意味で話題に。
そういった「アニメにはアニメでできることを!」という意気込みははなんとも松尾衡監督らしさを感じるので、個人的にはそこまで嫌いではない。
音楽担当は村松健氏。「スケッチブック」に続いて二作目のアニメサントラとなる。
作品のキャラクターや背景に適したピアノヒーリングだった「スケブ」に反して、本作は作品に即すというよりは村松氏自身の作風が強く推してている印象である。
曰く「心情を掘り下げる」ための音楽とのこと。Dsic1のタイトル「emotional side」がそれを象徴する。
村松氏のライフワークジャンルであるウクレレや三線もあるが、殆ど全てのトラックをピアノだけでやっているのも特徴的で、それにより「紅」のための音楽とは何たるや、という事と村松氏の作品性を同時に主張する。
メロディラインとしてはなんとなくジャジーでアンニュイな雰囲気を感じるものが多いが、ピアノの響きの透明感が暗さを一切感じさせず、むしろ静かな感動へ誘ってくるようだ。
2枚組、80分という大盤振る舞い収録も嬉しい。
メインテーマである「祈り続ける」でピアノに聞き入ったが最後、最後までCDを変えられないことは必至である。
松尾監督に村松健氏と、揃った人材から想像しうる最良の結果だった良盤。
CMなどで村松健氏の音楽にもともと興味がある人、聞き覚えのある人は、本作から村松氏のアニメサントラに入るのも良いのではないか。
キャッチーさも、劇伴としても、一枚アルバムとしても非常にレベルの高いものである。
ブックレットには松尾監督、プロデューサーの篠崎真哉氏、村松氏のコメントと、村松氏自身による全曲解説というなかなか良質なサービスっぷり。
ジャケットイラストは石井久美氏。デザインは大垣江美氏(room-composite)。
余談だが、本作の「家に帰ろう」が村松氏の代表曲である、富士通のCM曲「思いは海を越えて」にそっくりなので聴き比べると面白い。
原作挿絵及び漫画版の山本ヤマト氏のイラストとはかなり離れたデザインが悪い意味で話題に。
そういった「アニメにはアニメでできることを!」という意気込みははなんとも松尾衡監督らしさを感じるので、個人的にはそこまで嫌いではない。
音楽担当は村松健氏。「スケッチブック」に続いて二作目のアニメサントラとなる。
作品のキャラクターや背景に適したピアノヒーリングだった「スケブ」に反して、本作は作品に即すというよりは村松氏自身の作風が強く推してている印象である。
曰く「心情を掘り下げる」ための音楽とのこと。Dsic1のタイトル「emotional side」がそれを象徴する。
村松氏のライフワークジャンルであるウクレレや三線もあるが、殆ど全てのトラックをピアノだけでやっているのも特徴的で、それにより「紅」のための音楽とは何たるや、という事と村松氏の作品性を同時に主張する。
メロディラインとしてはなんとなくジャジーでアンニュイな雰囲気を感じるものが多いが、ピアノの響きの透明感が暗さを一切感じさせず、むしろ静かな感動へ誘ってくるようだ。
2枚組、80分という大盤振る舞い収録も嬉しい。
メインテーマである「祈り続ける」でピアノに聞き入ったが最後、最後までCDを変えられないことは必至である。
松尾監督に村松健氏と、揃った人材から想像しうる最良の結果だった良盤。
CMなどで村松健氏の音楽にもともと興味がある人、聞き覚えのある人は、本作から村松氏のアニメサントラに入るのも良いのではないか。
キャッチーさも、劇伴としても、一枚アルバムとしても非常にレベルの高いものである。
ブックレットには松尾監督、プロデューサーの篠崎真哉氏、村松氏のコメントと、村松氏自身による全曲解説というなかなか良質なサービスっぷり。
ジャケットイラストは石井久美氏。デザインは大垣江美氏(room-composite)。
余談だが、本作の「家に帰ろう」が村松氏の代表曲である、富士通のCM曲「思いは海を越えて」にそっくりなので聴き比べると面白い。