鉄のラインバレル O.S.T.

鉄のラインバレル O.S.T.

オススメ度 ★★★★★

発売:2008年12月24日 収録時間:45分 定価:2940円 レーベル:flying DOG



少年チャンピオンの漫画原作のロボットアニメ「鉄のラインバレル」。
板野一郎氏、谷口悟朗氏、そしてGONZOとネームバリューだけでも腹一杯なアニメであった。
音楽担当はコーニッシュ氏。事実上のアニメ出世作と言っても過言ではないだろう。
やる気満々のオーケストレーションとオンド・マルトノの融合はお見事。


No.曲名時間作曲編曲作詞
1鬼帝の剣[TV ver.]1:48片倉三起也宝野アリカALI PROJECT
2the appearance1:41コーニッシュ
3avant titre1:31
4unexpected2:37
5you imagine1:46
6vardant2:07
7awakening of the boy2:07
8calling with Unity2:00
9little happiness1:32
10morning haze1:12
11pessimistic view1:49
12gentle feelings2:05
13transient1:38
14strange breeze1:34
15bitter sweet enemies1:40
16JUDA2:03
17returning point2:32
18our machina2:08
19the force1:59
20air fight2:07
21logic of evil1:59
22linebarrel2:07
23雨が降る[TV ver.]1:43かの香織斎藤ネコ坂本真綾
24white snow1:23コーニッシュ
 GONZO製作で、少年チャンピオンの漫画原作のロボットアニメ「鉄のラインバレル」。
 板野一郎氏、谷口悟朗氏、平井久司氏と、ロボ関係の有名人をこれでもかと揃えていた。
 しかしGONZO特有(?)のオリジナル展開に賛否。原作が未完だったので仕方ないのだが……。

 
 音楽は「ひとひら」で流星の如く現れ、その名を轟かせた新星・コーニッシュ氏。  「ひとひら」の音楽の反響で注目していたVictorのプロデューサーからの誘いとのこと。
 今作の音楽はかなり資金を振舞っており、フルオケ、バンドネオンにオンド・マルトノまで起用している。
 珍しいものだと、演奏にのこぎり(ミュージックソー)を使っているものも。オンド・マルトノと微妙に被っている気はしないでもない。
 オーケストレーションはロボアニメらしく実に豪快で、一曲が短いながらも製作スタッフ内でも話題になるほどの出来だ。

 
 個人的に注目をしたのは原田節氏のオンド・マルトノの使いどころ。
 「the appearance」「avant titre」など4、5曲での使用が聞き取れた。特に今挙げた2曲が格好いい。
 オンド・マルトノの独特な浮遊感がオケの中で見事に不穏さをアピールしている。
 また、ラストの「white snow」は恐らくオンド・マルトノの多重録音だが、これは最早「原田節の曲」と言っていい。「ただのロボアニメ音楽に終わらない」という全力の演出を感じさせるトラックだ。

 
 オケで印象的なのは管楽器の強さで、ストリングスメインでも木管がアクセントになっていたりして耳に残る。
 金管も強烈に鳴ることが多いので、いっそジャジーなワイルドさが確かに「ラインバレル」のこじらせ方には似合う。
 ちなみに全体通してメインテーマメロとして使われているのは「linebarrel」のメロディ。
 短縮版は次回予告にも使われ、この曲も大気圏ミサイル阻止シーンなどでもイントロ込みで使用されていた。
 この曲は後に「スーパーロボット大戦UX」でBGM採用されているので、耳タコな人もいるかもしれない。

 
 一曲の短さ、全体時間の短さ、TVサイズなどは気になりはするが、それを込みにしても実に良盤。
 ロボアニメの音楽だけあって、よくも悪くもキャッチ―過ぎたりメリハリのありすぎな部分があるが「コーニッシュってどんな作曲家?」となればこの作品を差し出せる。
 作品そのもののネームバリューもあり、実質コーニッシュ氏の出世作と言っていいと思う。
 イラストは平井久司氏、デザインは上杉季明氏(Mach55GO!)

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