LAST EXILE O.S.T.

LAST EXILE O.S.T.

オススメ度 ★★★★★

発売:2003年6月21日(2011年12月21日再販) 収録時間:59分 定価:2940円 レーベル:Geneon [Pioneer](JVCエンタテインメント再販)



GONZO設立10周年記念作品がこの「LAST EXILE」。
村田蓮爾氏によるキャラクター原案や小林誠氏によるメカデザイン、
夢広がるスカイファンタジーの世界観などが特徴的な作品。
音楽は黒石ひとみ率いるDolce Triade。


N0.曲名時間作・編曲作詞
1Cloud Age Symphony6:01沖野俊太郎
2A Morning In Norkia2:42Dolce Triade
3Workin on the Cloud2:28
4To the Race2:00
5Prayer for Love4:38黒石ひとみHitomi
6Brave Willing2:24Dolce Triade
7Cover Stories3:56
8Flyin to Fly2:17
9Requiem in the Air3:45黒石ひとみHitomi
10Hello, Kitty Girl1:32Dolce Triade
11Chivalry Spirits2:31
12Advances2:26
13Naval Affair2:11
14All is Over3:11
15skywriting5:10沖野俊太郎Damian Broomhead沖野俊太郎
16Silverna3:05Dolce Triade
17Vanishing Point1:44
18Complicated Decision2:01
19Over The Sky4:33黒石ひとみHitomi
 GONZO設立から10周年記念として製作された「LAST EXILE」。
 「青の6号」からGONZOと縁がある村田蓮爾氏によるキャラクターや、小林誠氏のメカが人気を博す。
 世界観も特徴的なスカイファンタジーを展開していて中々面白い。

 音楽を担当したのは、黒石ひとみ氏、藤原麻紀氏、山本由紀氏の3人による音楽製作ユニット・Dolce Triade。
 とはいえ、このユニットは今作のサントラ2枚しかリリースしていない。
 さらに、実質黒石ひとみ氏がメインと言っても遜色はない。

 まず、冒頭の沖野俊太郎氏によるOP「Cloud Age Symphony」が非常に強烈だ。
 他の沖野氏による挿入歌はアコースティックで爽やかな曲なのだが、主題歌のみ違う。
 エスニックな前奏やボーカルに対するエレクトリックな進行は一枚の中で良い異質さを誇示している。

 Dolce Triadeによる劇判は管弦や古楽器を中世的にうまくまとめている印象。
 次回予告でも聞いた「A Morning In Norkia」は正しく朝の爽やかさの象徴という感じだ。
 また、「Cover Stories」後半のブラスが聞いたテンションは、「シャングリ・ラ」の黒石氏からも聞けるタイプ。
 「Advances」「Silverna」などのオーケストラでの勇ましい音楽は、うまくまとまっていながらも少し突き抜けないか?

 沖野氏の曲も含め、ボーカル曲は総じて名曲。
 ED「Over The Sky」はレヴィを意識した作詞も相まって非常に情緒的な歌で、ここから今作にハマった人もいるだろう。
 何よりOPもEDもフル収録しているのは素晴らしい。

 音楽が劇判的!という声も聴いたが、いやはやそんな事は無い、きちんと一曲ずつ出来上がっている。
 これが劇判的ならば他の多くが有象無象になってしまいかねない。
 お勧めし易い優しいまとまりのある良盤。
 カバーデザインはmach55GO

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