MAGI SOUNDTRACK~Up to the volume on Balbad~

MAGI SOUNDTRACK~Up to the volume on Balbad~

オススメ度 ★★★★★

発売:2013年3月27日 収録時間:68分 定価:3150円 レーベル:アニプレックス



週刊少年サンデーの人気漫画「マギ」のサントラ第一弾。
音楽に鷺巣詩郎氏を迎えての壮大なスケールの音楽。
いつもならロンドンのオーケストラを使う氏だが、
テレビシリーズということでワルシャワフィルが使われている。


N0.曲名時間作・編曲
1Enfin apparu!!3:26鷺巣詩郎
2Danse bizarre 012:33
3Danse bizarre 021:04
4La voix sombre 013:09
5Magie et sorcellerie3:15
6Faut-il sauver?3:32
7Sifflet sauvage2:10
8Pas de douleur3:48
9La voix sombre 022:32
10MYM ‘Devin’0:52
11Notre puissance3:42
12Danse bizarre 031:31
13Valse ‘Hot’3:50
14MYM ‘Urgence’0:46
15MYM ‘Paix d’esprit’1:25
16Sentiment actuel 012:01
17Sentiment actuel 022:25
18Le Grand Cri3:19
19Cordialement4:31
20MYM ‘Bonheur’0:54
21Cordialement3:17
22Danse bizarre 041:50
23Sentiment actuel 032:01
24MYM ‘Insurrection’0:45
25MYM ‘Exaggeration’1:52
26Un vrai orage3:32
27Notre empire3:33
 「すもももももも」の大高忍氏原作、少年サンデー連載の「マギ」。
 「アラビアンナイト」をモチーフにした魔法飛び交う冒険ファンタジーマンガだ。
 アニメ化したのは「かみちゅ!」の舛成監督。
 女性ファンの多い作品を監督するのは割と意外であった。

 音楽は「エヴァンゲリオン」「ブリーチ」の鷺巣詩郎氏。
 本編17話、「バルバッド編」までの劇判を収録している。
 最近の氏を起用した瞬間に大編成オーケストラが漏れなくついてくるのだが、本作でもワルシャワ・フィルを用いた104人編成のオーケストラが披露される。
 魔法モチーフということもあるので、金管が効いてスケールもかなりデカい。
 と言っても全編オーケストラという訳ではなく、「森羅万象」の表現ということで、ロックなどのバンド編成、テクノ風、打ち込み・生での民俗音楽など多岐にわたるベクトル。
 作品が作品なだけに「アラビアン」という流れは意識されてはいるが、特にオケに関しては「エヴァQにアラビアンモチーフが混ざった」位の感覚でいい。
 引き出しの見せつけとまでは至ってないが、やはりサウンドが豪快なのもあって、CMで使われていた「Magie et sorcellerie」「Notre empire」などの勢いで押される曲が多い。
 ギターリフにも特にバリエーションはないが、厚みと重みが強い。
 これらも編曲に協力するCHOKKAKU氏や天野正道氏の力も大きいだろう。

 その豪快なフルオケも60分の間にジャンルが分散されているので、数・時間がそれほど多くない。
 なのでオーケストラ目当てに聴き始めると少し拍子抜けしてしまうかも。
 いつもよりロックや打ち込みを駆使する鷺巣氏、と思えばこんなものだろう。
 ブックレットには鷺巣氏お馴染みの裏話と、最後のトラック「Notre empire」のミニ楽譜が掲載。

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